【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第4回 リセマラで星を得る話

一期一会がポリシーだけど……

当日記の第2回で、いっしょに『あつまれ どうぶつの森』をプレイする同僚のたっちーと、要素がカブりまくってしまったと書いた。
 

『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第2回 ナゼ、かぶるのか

 
ランダムな要素に身をゆだねて、のんびりスローライフを楽しむゲームにありながら、ナゼかもっとも身近なプレイヤーと……!!

アバターの顔!!

島の地形ッ!!!

特産品のフルーーーーツッ!!!


 
までカブっている恐ろしさ。このままいくと、マイホームの位置、やってくる住民たち、さらに家の中のレイアウトに至るまで……すべて同じになるという呪いが発動するかもしれない!!
 
プレイヤーごとのランダム性を楽しむゲームにあって、それではあまりにもあんまりな仕打ちではなかろうか。
 
「うーーーむ……! これはちょっと、アレがアレだなぁ……」
 
この、何とも言えない状況をかっこいい言葉に表そうと思いつつ、ひとつもボキャブラリーが出てこなかったので「アレアレアレ」と言いよどむ。
 
本来、俺がゲームと向き合うスタイルは、最初に提示された設定をすべて受け入れ、されるがまま、流されるがままにその世界観を楽しむ……というもの。なので、イチからやり直すという選択肢は基本的に持ち合わせていない。
 
しかし……。
 
まだ、間に合う。
 
ゲームはほとんど進行していない。
 
戻るなら……いまだ! いましかない!!
 
俺は、Nintendo Switchの画面に向かって吠えた。
 
「俺は最初に戻るぞぉぉおおおお!!! 無人島上陸前に巻き戻しだぁぁあああ!!!」
 
というわけでセーブデータを削除し、イチから始めることにした。
 

禁断の秘儀

とはいえ、ただ単にカブりから解放されるためにリスタートを決めたわけではない。
 
いま、このドタバタプレイ日記と並行して、『あつまれ どうぶつの森』でできることをわかりやすくレクチャーするガイドブログも作っていて、ちょっとわかりにくいセーブデータの消去についても実証実験をしようと思っていたのだ。つまり言うなれば、
 
「もっと違う島の形がいいよー!!」
 
とか、
 
「フルーツは桃にしたいーーー!!!」
 
なんていう、損得勘定をむき出しにしたワガママによって実行したものではないのだ。しかたなく、ホントにしかたなくね^^;
 
いい感じに正当化できたので、さっそくリスタートをしてみよう。
 
やり方は……至って簡単なのだが、たぬきち的にはあまりやってほしくなさそうってことは書いておきたい。
 
『あつまれ どうぶつの森』のタイトル画面で“-ボタン”を押すことで入れる“各種設定”に入ると、暗い画面にたぬきちが出てきて↓こんなことを言うから。
 


 
……ここでホトケ心が顔を覗かせ、「たぬきちに……申し訳ないなぁ……」と思ったら、あきらめて最初のデータで始めることをオススメします(苦笑)。
 
それでも、「どうしても!!」って人は、以下でたぬきちが言う通りの作業をすると、『あつまれ どうぶつの森』のセーブデータを削除でき、イチから再スタートすることができる。
 

 
……よし、消去完了。では……リスタートだ!!
 

星の池を引き当てろ!

というわけで再スタートできたので、再び名前を決めるところからやり直した。といっても、多くを変えるつもりはないので、以下の要素については最初のデータと同じにする。
 
・名前:かどまん
・地域:北半球
・島の名前:ルナステラ島
 
これなら……リスタートした罪悪感もほとんどないと言うものだw
 
「さあ、とっとと初期設定を終えて、今度こそマジメに生きていくぞ。俺はやり直すんだ……。今度こそマジメに、島で働くって、かあちゃんに……!」
 
なんてことをブツブツとつぶやいていると、同僚のたっちーがこんなことを言ったではないか。
 
「お! リスタートしたのけ。だったら、島の形にこだわるといいらしいで。なんか……ハートとか星型の池とか出てくるらしいぞ」
 
その言葉……聞き捨てならぬッ!!!
 
「うおおおおお!!! マジでぇぇぇえええ!!? だったら……星の池が出るまでリセマラじゃぁぁああああ!!!www」
 
どこが一期一会のこだわりや。ポリシーゼロのフラフラ男やんけ。
 
とはいえ、やると決めたからにはトコトンやらせていただきますよッ!! リセマラをな!!!
 
かっこつけて言ってるけど……まったくイカしてない(苦笑)。
 
ちなみにリセマラとは“リセットマラソン”のことで、いい条件を引けるまで何度もイチからのスタートをくり返す禁断の秘儀のこと。まあ黒魔術みたいなものだ。
 
ここから……俺の永遠の旅が始まった。天竺を目指す三蔵法師一行か、宇宙のかなたイスカンダルに突き進む宇宙戦艦ヤマトか……とにかく、まっっっっったく星型の池なんて出ねぇんだよチクショウ!!!w
 
くり返したリセットは……余裕で50回を超えた(震え声)。
 
「1回目……出ないな^^; ま、そんな簡単に行くもんじゃないよね^^;」
 

 
「5回目……っと、ハートの池だ!! これもレアなんだろうなー!! もうこいつにしちゃいたいけど……まだ粘る!www」
 

 
「10回目……出ない。ぼ、ぼちぼち引きたいなぁ、星の池」
 

 
「に、20回目……も、ない。ホントにあんのか星の池とかよぉ。都市伝説じゃねーのか……」
 
だんだんやさぐれてきた。
 
さらに……。
 
「さささ、30回目……。お、俺、いったい何をやってるんだっけ……?」
 
「よ、よんじゅっかいめ……? あれ……? もしかして、400回でしたっけか……??」
 
「ご、ご十戒目……? こ、これ、なんてゲームでだったかしら……((((;゚Д゚)))」
 
こんな感じで、もう少しで人じゃないモノになるところでした。
 
でも!!
 
そんな苦労の甲斐あって……やっと星型の池を引くことができたぞぉぉぉおおお!!!
 

↓ホラ!!


 
おおおおお!!! ★の池、かっちょいぃぃいいいい!!!
 
ナゼ俺がここまで星の池にこだわったかというと……↓このシーンが見たかったから。
 

 
月と、星……。そう、我が島の名前“ルナステラ島”にあるルナ(月)とステラ(星)の風景を堪能したかったからなのです^^
 
さあ、これで満足したぞ。フルーツも……ナシだったので、たっちーとのカブりは回避できたしな!!
 
いよいよマジメに、島開拓日記のスタートですw
 
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中

 

大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー

▲第1回
いよいよ開始! 無人島生活

▲第2回
ナゼ、かぶるのか

▲第3回
島の名前問題、勃発!