【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第58回 ヨナグニサンの思い出


 

デカい蛾に魅せられる男

 
『あつまれ どうぶつの森』は、どこまでも平和で牧歌的な作品なので、ゲーム中に、
 
「ドキッ!!!」
 
または、
 
「うわああああ((((;゚Д゚)))」
 
なんて、ビビったり震えたりすることはほとんどない。そういう意味でも、じつに稀有なゲーム性を有した作品だと言える。
 
でも、そういう要素が完全にゼロかと言えば……もちろんそんなこともないわけで。ときにアクションゲームやホラーゲームを遊んでいるとき以上に、
 
「ぎゃあああああ!!!」
 
もしくは、
 
「きょええええええ!!!((((;゚Д゚)))」
 
という、失禁レベルの事象に遭遇することがあるから油断してはいけないよ……。
 

あつ森でビビる瞬間

 
俺が1ヵ月超の期間、『あつ森』を遊び尽くしてきて、とくに「うお!!」とビビらされたのが以下のふたつの場面である。
 
まずは↓コチラ。
 

 
スクショからもショックの大きさが伝わってくるが(苦笑)、これ、何かと言うと、水辺の上空で風船を撃墜してしまい、哀れプレゼントが水の中に沈んでいってしまったときのリアクションだ。懲りずに週イチくらいのペースで同じことをやっちまうんだけど(ヘタクソか)、毎度毎度画面のリアクションに合わせて、
 
「!!!! ガーーーーーーンッ!!!」
 
と言ってしまう。コレ、ホントに心臓に悪い。
 
もうひとつ、たいへんショックを受けるのが“キャンプサイト”だ。これ、キャンプサイトにどうぶつがやってきたと聞いたときの、
 
やった!! キャンプサイトに来てくれた! どんなコかな!? かわいいかな?? いいコかな!?
 
というワクワク感は『あつ森』世界でも屈指のものがあるんだけど、いざテントに入って、
 
 
 
こういった連中が待っていたときの感情の落差が凄まじすぎる。マジで、
 
((((;゚Д゚)))
 
↑この顔のまま、7秒くらい死ぬ。“ギャップ萌え”ならぬ“ギャップ死”だ。
 

ヨナグニサン、怖いっす

 
でも、じつはもうひとつ、『あつ森』を遊んでいて、
 
「ひぃ!!! こわッ!!!」
 
と震えあがってしまった瞬間があるんです。ヒヤリとした度合いでは、前述のプレゼント水没やギャップ死よりもデカかったかもしれない。
 
それは……4月の夜のこと。
 
とくにやることがなくてもフラフラと島内をウロつき回りたくなるのが『あつ森』というゲームなので、俺はその日も急ぎの目的もないまま、
 
「ランラララン♪ 夜のお散歩楽しいなー^^」
 
ってんで、48歳のおっさんとは思えない気持ち悪い声を出しながら徘徊していたのである。
 
そんな、あるとき。
 
近くの暗がりから……妙な気配を感じた。
 
いや……“確かな視線”と言っていいかもしれない。
 
な、何かに……見られている……? いやでも、今日は幽霊のゆうたろうはいなかったし、フーコも見かけていない……。どうぶつも……近くにはいなかったと思うけど((((;゚Д゚)))
 
い、いったいなんだ? でもこの圧迫感は……巨大な双眸で、誰かに「ぎょろッ」と見られているときのソレとしか考えられないんだけど!!!
 
すっかり怯えて、カタカタカタ……と歯を鳴らしながら周囲を見回すと……そこには……!!!
 

 
ぎゃあああああ!!!www ででで、デタぁぁぁああああ!!!! 目玉のオバケやぁぁああああ!!!!www
 
って、マジでビビったよチクショウ!!!www なんだこのデッッッけぇ蛾は!!!www ゲイラカイトかよ!!!(懐かしい)
 
そうこれ……4月から『あつ森』に出現するようになった“夜の女王”ことヨナグニサンw 日本最大の蛾の仲間だ。午後7時を過ぎ、夜のとばりが降りてくるのを合図にヨナグニサンも降臨し、木の幹に静かに止まって時に人を驚かすのである。
 
捕まえると、↓こんな感じ。
 

 
ひぇぇぇええええ……!! リアルすぎて、キモかっこいいいい……!!w
 

クスサンの思い出

 
ここから『あつ森』とはまったく関係のない話になるので、興味のない人は読み飛ばしてくだされ。
 
ヨナグニサンは“ヤママユガ科”に分類される蛾なのだが、俺が中学生のとき、通っていた中学校に同じヤママユガ科の“クスサン”という巨大蛾が大発生したことがあった。フリー素材で写真を探してみたのだが、↓こういう蛾ね!!!
 
……って、じつは最初、写真も入れていたんだけど、記事を編集している同僚のたっちーから、
 
てめえ!!!(# ゚Д゚) なんつー写真を送り付けてくんねん!!!! ででで、デカい蛾、キモォォォオオオオ!!!!>< ぜってーに掲載しないからな!!!(# ゚Д゚)
 
と烈火のごとく怒られ、写真は削除することになりました((((;゚Д゚)))
 
その中学では夜になると、社会人野球チームがナイターで練習や試合をしていたんだけど、強烈な光に吸い寄せられたのかどこからともなくクスサンが飛来。その数はアレヨアレヨと言ってる間にネズミ算的に膨れ上がり、気が付いたときにはグラウンドのまわりに張り巡らされていたネットはすべて巨大蛾(10センチくらい)で覆われてしまったのだ((((;゚Д゚))) 当然、近寄るのも怖かったので数えられなかったけど、余裕で数万匹はいたんじゃないかな……。
 
……こんな妙な解説がたくさん載った“世界一おもしろい『あつ森』昆虫・魚図鑑”を下記のブログで展開しているので、興味のある方はぜひww
 
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中

大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー

▲第1回
いよいよ開始! 無人島生活

▲第2回
ナゼ、かぶるのか

▲第3回
島の名前問題、勃発!

▲第4回
リセマラで星を得る話

▲第5回
初めてのお出かけ

▲第6回
冨〇義勇もどきと冒険に

▲第7回
闇夜の恐怖

▲第8回
もう輪廻転生の呪いだろ……

▲第9回
青空水族館、爆誕!

▲第10回
闘将(たたかえ)! 辮髪戦士!!

▲第11回
タランチュラ島の激闘(1)

▲第12回
タランチュラ島の激闘(2)

▲第13回
おい! 鈴木!!

▲第14回
匠の部屋(1)

第15回
匠の部屋(2)

第16回
またカモか!

第17回
この春を忘れぬために(1)

第18回
この春を忘れぬために(2)

第19回
店に並ぶ人

第20回
空を見上げる人

第21回
空を見上げる人、その後

第22回
カブで資産運用を!

第23回
カブは腐るか食い時か

▲第24回
タランチュラ、一攫千金

▲第25回
風来の釣り人

▲第26回
初めての釣り大会

▲第27回
スゴいのが、いる(1)

▲第28回
スゴいのが、いる(2)

▲第29回
幻聴が、聞こえる

▲第30回
スゴいヤツのその後

▲第31回
“あいつ”がやってくる

▲第32回
あつ森キャピタルゲイン

▲第33回
金の風船、飛んだ

▲第34回
スパークが来る!?

▲第35回
アナタは……誰?

▲第36回
巨獣濃度を下げろ!

▲第37回
かわいい子゛はいねがぁ~(切実)

▲第38回
どうぶつ探し

▲第39回
ロドリー、駄目パイロット説

▲第40回
角満の部屋を大公開

▲第41回
ともだち探し、ドツボにハマる

▲第42回
ともだち探し、ついに決着!

▲第43回
住民全員、集合だッ!!

▲第44回
出会いと別れ

▲第45回
ベアード、島に馴染み出す

▲第46回
4月、最後の激闘(前編)

▲第47回
4月、最後の激闘(中編)

▲第48回
4月、最後の激闘(完結編)

▲第49回
流れ星を見たら「〇〇〇!!」

▲第50回
祝!あつ森日記、連載50回!

▲第51回
橋をケチれ!

▲第52回
50日目の誓い

▲第53回
流浪のノルマン(1)

▲第54回
流浪のノルマン(2)

▲第55回
とたけけを招聘せよ!

▲第56回
島の評判を上げろ!

▲第57回
とたけけライブと最大の失敗