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【大塚角満のゲームを語る】第22回 ノスタルジーだけじゃない『聖剣伝説3』!!

【大塚角満のゲームを語る】第22回 ノスタルジーだけじゃない『聖剣伝説3』!!


 

やり込んでます!

緊急事態宣言が継続していた1ヵ月ほどの期間、もっとも時間を割いて遊んだゲームって、なんですか?
 
……ふむふむ。『あつまれ どうぶつの森』ね! わかるわかる! 俺も毎日欠かさずプレイ日記を書いているくらいなので、費やしている時間はハンパないと思うわ。マイホームや島そのもののレイアウトに凝り始めると、ホントに一生続けそうになっちゃうし。
 

 
……ほうほう、あなたは『ファイナルファンタジーVII リメイク』ですか! うんうん! わかるよ!! 俺も先日、エンディングを迎えて、長編映画を観終わったあとのような、独特の感慨に浸っていたところだから。あのゲームは……スゴいね。ゲームの枠を超えた、“映像の何か”だね(意味不明)。よって俺も『FFVII リメイク』には、相当な時間を投資したと思いますわ。
 

 
しかし。
 
よくよくプレイ時間を見ると、“ここ1ヵ月間”という限定戦であれば、上記2タイトルよりも集中して遊んだゲームがある。
 
それは……スクウェア・エニックスから4月24日に発売されたプレイステーション4用ソフト『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』であります!!
 

 
いやあ、まさかこれほどハマるとは、正直夢にも思っていなかったわ。
 

王道のアクションRPG

誤解を恐れずに言うと、じつは『聖剣伝説3』は“つなぎ”で遊ぼうと思って買ったゲームだった。
 
フルリメイクされているとは言え、もとは1995年9月に発売されたスーパーファミコン用のソフトだし、間違いなく俺も1回は遊んでいるし。
 
そういう意味では“温故知新”じゃないけど、懐かしのゲームを遊んで当時のことを回想し、古くからの同僚たちと親交を深めようかなぁ……なんてことを考えていた。言ってしまえば、流行り(なのかどうか知らんが)のリモート飲み会のネタにでもなればいいかな……ってくらいのスタンスだったと思う。
 
なので遊び始めた当初も、向き合い方は超絶テキトーだった。
 

 
アクションRPGなので、「ボタンをガチャガチャ押してりゃなんとかなるだろwww」ってくらいの感覚で、戦術も戦略も考えずに脳筋プレイに終始する。
 

 
ふむふむ……。
 
この、攻撃している感じが手に伝わってくるような、リアルな感覚がじつに気持ちいい。アクションが軽く、技も出しやすい、純粋無垢なアクションRPGってところか。
 
この段階ですでに、かなり心を奪われているけど(苦笑)。
 
そして間もなく仲間が増え、戦闘に幅ができてきた。
 

 
仲間の行動は、簡単なものながら“指令”を与えることができる。たとえば、“回復薬が残り3個になるまで、アイテムは使ってもヨシ!”なんてね。これによりさらに、戦闘が楽しくなってしまった。
 
……この段階で、“つなぎで買ったゲーム”という感覚は消えている。つまり、“のめり込んだ”ってわけだ。
 

古いけど、新しい

『聖剣伝説3』はフルリメイクではあるが、ゲーム全体から漂ってくる“レトロ感”は隠しようもない。
 
たとえば、新しい町に着いて武器屋に行くと、パーティーメンバー全員分の“ちょっとだけ強い武器”がひと揃い売っていたり^^; かつてのRPGでよくあった、
 
「新たな町で最初にやることは、武器と防具の刷新」
 
が、『聖剣伝説3』では連綿と行われているのである。
 
また宝箱の隠し場所も、
 
「この道、行き止まりだけど、絶対に最奥に宝箱があるわwww」
 
と思った場所には100%置かれているし。
 

 
こう書くと、
 
「レールに乗っかるだけで、自由な要素がないじゃん」
 
と思われてしまいそうだが、じつは決してそんなことはない。確かに全体的な雰囲気は画一的な感じがするが、こと“キャラメイク”に関しては昨今のゲームにまったく引けを取らないほど、『聖剣伝説3』は充実しているのである。
 

 
枝分かれする転職のルート。
 

 
ポイントの割り振りにより揺らぎが生まれる、キャラクターの能力。
 
ここでアレコレと考えているだけで日が暮れてしまいそうなほど、キャラ育成は凝っている。俺はもともと揺らぎのあるキャラ育成が大好きなので、この要素に触れただけでも、
 
「やっぱ、買って正解だったなwww」
 
と思ってしまったよ。
 
難しいことを考えず、王道のアクションRPGを遊んでみたい……と思ったら、ぜひとも『聖剣伝説3』を選択肢に入れてほしい。
 
“古いけど、新しい”
 
そんなゲームの姿を見られると思うので。
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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