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「第86回新人コミック大賞(児童部門)」受賞者インタビュー 審査員&秋本じゃけぇ編集長からのメッセージも!

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第86回審査員のレジェンド作家から受賞者へメッセージ!

樫本学ヴ先生から、受賞者へのメッセージ


<あんどろめださん>
前回の応募作も面白くて、「今回も応募してきてるかな?」と実は期待し楽しみにしておりました。今回期待通り文句なしの受賞です! おめでとうございます。
 
あんどろめださんは作品作りに児童漫画を強く意識されている気がして、コロコロ作家として伸びていってもらいたい方です。物語に引き込む力があるので、その期待感を裏切らないアクションや演出を表現できればさらに成長できると思います! 審査表で書きましたが、まずは一歩引いた画面の作り方を。アップや同じ大きさのキャラが多すぎて画面に圧迫感があります。背景込みでキャラクターがどこにいるのか、どんな配置でいるのか引いた絵で読者に伝えるコマを入れることを課題にしましょう。
 
<ひなしょさん>
前回の応募作でもその若さに驚かされましたが、今回格段に漫画のスキルもアップしてて文句なしの受賞になりました。ひなしょさんの何がいいって、とにかく描いてる楽しさが画面からビンビン伝わってくるところです! これから実生活でいろんな経験をして、それを漫画の深みとして盛り込んでいけたらさらに面白い作品が描けると思います。
 
今はまだ登場人物のキャラクターにバリエーションがあまりありません。自分が思っている以上にキャラに差をつけられるよういろんな人を観察して表現できるように勉強しましょう。成長を楽しみにしています!
 
<矢広さん>
最初作品を見たとき「うわっ、ネームだらけ!! 読むの辛そうだな」と思ったのですが(ごめんなさい、老眼ひどいので)、でも読み始めたら不思議な魅力の矢広ワールドにすぐに引き込まれていました。審査表にも書きましたが、個人的には、この話は30何ページで大ゴマ使ったり、アクションを加えた、よりハッタリ感のあるギャグ演出で読んでみたいですね。
 
今回、セリフでクスッと笑わせるギャグが多かったので、絵で見て笑える大きなギャグが大ゴマで入ってきたらさらに矢広さんの独特の着眼点をいかせるのかなと思いました。次回作を是非見てみたい方です!
 
<樫本先生が語る漫画家という仕事の魅力>
みなさんの応募作を読んでいて、自分の受賞作よりもはるかに上手いなと思ったことが何度もあります。それに通じると思いますが、漫画家は歳を取っているから(先輩だから)上手いとか、面白いなんて関係ない。若くても自分の力で勝負できるのが魅力だと思います。反対に言うといくつになっても挑戦し続けることができる仕事でもあります。
 

沢田ユキオ先生から、受賞者へのメッセージ


<「あんどろめだ」さんへ>
前回も最終選考に残り、今回はなんと入選!! おめでとうございます!! 乾杯!!
 
ここだけの話ですが、僕は前作『ガラクタのピコ』を前回の受賞者の方々と同じくらい推してました。それは「あんどろめだ」さんの独特で若干、かたい絵柄が好きなタッチだからです。
 
この感じ、最近ホントすくなくなった気がします。今回の受賞作『アース・ゲッター』はバトルシーンを含め、全編に迫力があって、とても面白い作品でした。最初の「つかみ」が上手!! 読みたい気持ちにさせてくれます。
 
内容的には登場キャラ(「びぃ」と「ピコ」)の気持ちがよく伝わってきた『ガラクタのピコ』の方が好みです。2作とも多少のデッサンの狂いなど吹き飛ばすくらい、迫力のある場面構成が秀逸だと思います。
 
あと「かき文字」。前作の「A=パンチ!!」のコマにあるかき文字はマネしたい!! いずれにせよ、僕は「あんどろめだ」さんのクセになる独特のタッチが好きだということです。
 
今後のご活躍を楽しみにしています!!
 
<「ひなしょ」さんへ>
前回も最終選考に残り、「コロコロ漫画大学校」でも受賞されているとのこと。先ずは、その「やる気」と「元気」に乾杯!!  受賞作の『紙神草子』では、『ペーパーマリオ オリガミキング』より先にオリガミネタを使われたのが悔しいですが、とてもいい作品でした。紙からは様々なアイデアやパターンが広がるのでとても面白い素材だと思います。
 
ひなしょさんの「油紙ネタ」はとても分かりやすくて、面白いので「マリオくん」でもぜひパクりたいと思っています。すみません。
 
個人的には「ガンマ」の時の「窓ふきロボ」のメカニズムが大好きです。高圧水すげー!! こういうわかりやすいネタはとてもいいと思います。
 
前作指摘した絵柄も、受賞作ではかなりひなしょさんの個性が出来ていると思われます。あなたのいい所は「スピード感」と「カッコよさ」、そしてギャグセンス!!
 
この調子でどんどん描いて「ひなしょの漫画」をドーーン!!と確立させて下さい。読み切り、そして連載、楽しみに待ってますよ!!
 
頑張れーーーっ!!
 
<「矢広」さんへ>
今回、一番笑わせてくれた矢広さんに乾杯!!
 
「こんなにふざけて面白い作品を描いた人はどんな人なんだろーー!?」……と一番会いたかったのは矢広さんです。
 
受賞作「私の能力はギャグ補正」、漫画でありがちな表現を「ギャグ補正」という能力にしてしまうという…タイトルそのまんまのメタ設定。「もうアホみてーに無敵の能力で…」というネームで笑い、その後の展開でもずっと笑えました。色んな意見があるでしょうが、個人的には大好きなジャンル!!(「マリオくん」でもよくやってますよ。メタネタ)
 
何も言う事はありませんが、「児童もの」というカテゴリーでは、少々読み辛い個所もあるかも…。でも、そんな事は気にせずどんどん漫画を描いてください!!
 
あなたの作品、もっと読みたい!!
 
<沢田先生が語る漫画家という仕事の魅力>
漫画家という仕事の魅力は……自分はお笑いが好きで、元々人を笑わすことも好きなので、それを漫画で表現できるのが嬉しい!! そして、それを読んでくれた読者の方々の心にも残ってくれると、もっと嬉しいです!!
 


 
次のページでは、のむら先生・むぎわら先生・秋本じゃけぇ編集長から受賞者へのメッセージを紹介するぜ!!
 

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