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『あつまれ どうぶつの森』のマイデザインがもっと楽しくなる! “ドット絵の神様”にドット絵のコツとテクニックを聞いた!! 〜初級・中級・上級者へのアドバイス〜

『あつまれ どうぶつの森』のマイデザインがもっと楽しくなる! “ドット絵の神様”にドット絵のコツとテクニックを聞いた!! 〜初級・中級・上級者へのアドバイス〜


▲ドット絵の神様こと小野さん。手がdot(ドット)の「d」の形になっている!!
 
『あつまれ どうぶつの森』のマイデザイン機能によって、盛り上がりを見せる“ドット絵”の世界! そこで、コロコロオンラインでは、ゲーム業界で“ドット絵の神様”と呼ばれる“Mr.ドットマン”こと小野浩(おの・ひろし)さんに同ゲームのマイデザイン機能をより楽しむためのドット絵制作のポイントをインタビューしたぞ!!
 
ドット絵がまったく描けない人を“初級者”、ドット絵を描けるものの、思い描いたようにいかない人を“中級者”、「思ったように描けている」という人を“上級者”と仮定し、マイデザインを楽しむ全ての人へアドバイスを贈る!!!!
 
なんと、“ドット絵の神様”こと小野さんが、コロコロオンライン読者のために、マイデザインで使える“うんこ”のドット絵を描いてくれたぞ! 詳細は、別途公開する小野さんのインタビュー記事を見てくれ!! 乞うご期待!!!!
 

初級者編 〜小さいサイズ・シンプルな形から始めよう〜

「自分もあの人のように、ステキなマイデザインをつくりたい!!」——『あつまれ どうぶつの森』を遊んだことがある人なら、多くの人が抱く感情だろう! ライターもまた、その一人!! ああ、だれかにドット絵のコツを教えてほしい!!!!
 
そこで我々がアポイントを取ったのが“ドット絵の神様”、“ドット絵の魔術師”など、数々の異名を持つ小野浩さんだ!!
 

<小野さんプロフィール>

1979年、ゲームメーカーのナムコに入社。『ゼビウス』『ギャラガ』『ニューラリーX』『マッピー』『ディグダグ』など、数多くの家庭用ゲームやアーケードゲームのドット絵を手掛けた! 2006年にはバンダイナムコゲームスに転籍し、13年に独立。現在は“Mr.ドットマン”として、同名のドットアート&プロダクトブランドも展開しているぞ!!!!


 
——本日はよろしくお願いします! 早速、ドット絵がまったく描けない人を“初級者”と仮定した、ドット絵づくりのポイントを教えてください!!
 

 
まず、一番大事なのは、描きたいものの形を決めることです。私の場合は、まず、方眼紙に下書きをしてみます。『あつまれ どうぶつの森』をプレイしている方なら、直接マイデザイン機能でドットを撃ち込んでもいいでしょう。デジタルなので、修正しやすいのがメリットですね! まずは、どんどん描きましょう。

 
※一つひとつのドットを”一点入魂”する小野さんは、ドットを「打つ」ではなく「撃つ」と表現するんだ!
 
——自分なんかは、理想と現実とのあまりに大きな差に「もう、やーめた!」とすぐサジを投げてしまうのですが、何かお手本のようなものはありませんか!?
 

でしたら、この辺りのドット絵をマネしてつくってみるのがいいんじゃないかなぁ。

 

▲これが何のドット絵かわかるかな!?
 
——これは風船ですね!!
 
そうです。①は最小限のドット数で風船を表現したものです。②、③はドット数を増やして表現しています。この見本のドット数は16マス×16マス。『あつまれ どうぶつの森』のマイデザインは、最大で32マス×32マスありますが、いきなりキャンバス全体を使おうとせずに、手頃なサイズから初めてみるのもいいと思います。

 
——そこから大きいサイズに発展させていくわけですね。下の段の風船には、白いドットが打ってありますが、説明していただいてもよろしいでしょうか!?
 
これはハイライトです。球状の風船の、盛り上がって光が当たっている場所と言えばわかりやすいでしょうか。ハイライトを入れることで立体感を出しているんです。逆に、影になっている部分には、1トーン暗い色を入れることもあります。最初のうちは、あまり色数を使わないでシンプルに完成させるのも重要です。

 

▲光と影の表現が一番わかりやすいダイヤ。参考にしてみよう!
 
——確かに、たった、1〜3ドットでも白を入れるだけで印象が全然違います!
 
大前提として、ドット絵で高精細な絵は描けないんですよ。なので、脳みそをどう上手にだますかがポイントになるんです。ハイライトは、その最たる例の一つです。風船のような球状のドット絵を描けるようになったら、ぶどうだって描けますよ。なぜなら、ぶどうは球状のフォルムの集合体じゃないですか。

 
——はぁ〜〜〜〜〜〜(感嘆)、なるほど!!!!
 
まずは、●、▲、■を上手に撃てるように練習するのも、上達への近道です。どんなパーツも、突き詰めれば●、▲、■になりますから。簡単な形のものからつくるようにして、ドット絵に対する苦手意識をなくしていきましょう!
 
それと、ドット絵は必ずしも輪郭の黒い線が必要ではないんです。中級者になると、アウトラインが効果的に使えることもありますが、基本的には色で表現することを目指しましょう。もちろん、最初に黒で輪郭線を撃って、色を塗り替えるのはアリです。そのほうが、つくりやすいかもしれませんね。

 
——うわー、めちゃめちゃ実践的です! ありがとうございます!! ちなみに、初級のゴールを設定するとしたら、どんなドット絵になりますか?
 
そうですねぇ、中級との境目という意味で言えば、このくらいでしょうか。

 

 
——なんか、一気に難しくなったような……。
 
そんなことありませんよ。たとえば、このネコ。フォルムを分解すると●と▲と■で構成されているでしょう? つまりは、組み合わせなんです。強いて難しいところを言うならば、耳の表現でしょうか。でも、先ほど言ったことを思い出してください。

 
——「ドット絵で高精細な絵は描けない」。
 
そうです。だから、この耳の▲の表現は、遠目に見たり、細目で見たときにそれらしく見えればOKとしました。そういう判断力も大切です。ちなみに、このネコのドット絵を参考にして、三毛猫に塗り替えたり、目を大きくしたり、改造してみるのもいいと思いますよ。
 
最初から自分で何でもかんでもやろうとしなくていいんです。まずは、人のマネをしてみたり、人のものをベースにいじってみるのは、一番の近道なんじゃないかな。ちなみに、このネコのドット絵には、ネコを表現する記号を一つ省略しているのですが、何だかわかりますか?

 
——……うーん。……あ、ヒゲだ! ヒゲがありませんよ!!
 
そうです! このマスの数で欲張ってヒゲまで入れようとすると、全体のバランスが一気にくずれてしまうんです。そういう意味では、ヒゲを入れられるようになったら中級者かな。

 
——おぉ〜! でも、この星や飛行機やネコくらいのものが描けるようになると、人に見せたくなるでしょうね!!
 
私なんかは、だれかに褒めてもらえると、図に乗ってまた次のドット絵を撃ち始めます(笑)。やっぱりね、褒められると気持ちがいいですから。そこで、また「次のドット絵を〜」と弾みがつくと思いますよ。

 

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