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『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第123回 さよならのアデレード(1)

『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第123回 さよならのアデレード(1)

またまた引っ越しフラグが……

『あつ森』を始めてから、早4ヵ月
 
引っ越しイベントやキャンプサイトを経由して住民の新陳代謝を図り、多くのどうぶつとの邂逅を提供してくれるこのゲームでは、定期的に“出会いと別れ”に関する出来事が起こる。
 
これまでにもこの日記では、巨獣系のベアードノルマン、古参のアーサーといった名物住人の引っ越しの様子をリポートしてきたが……またもや新たな“旅立ち候補”が出てしまったので、ここにご報告したいと思う。
 

我が島の総務課長

我がルナステラ島の海岸に、カモメが打ち上げられていた7月10日のこと--。
 

日光がさんさんと降り注ぐ海水浴日和で、俺はここのところご無沙汰していたシュノーケリングを楽しもうと、朝からマリンスーツに身を包み
 
「ランラララン♪」
 
とゴキゲンに鼻歌を歌いながら島を散歩していたのである。
 
さあさあ、今日はエンジョイしちゃうぞ。最近忙しくて『あつ森』に割く時間が減りつつあるけど、こういう日に徹底的に遊び込んで挽回しなきゃな!!
 
そんなことを考えながら海岸に近づいたとき--。
 
遠くでフキダシを出しているどうぶつがいることに気が付いた。あの……顔の横からウチワが飛び出しているようなシルエットは……コアラのアデレードだ!
 
いまやルナステラ島では希少種となった、性格、口調、たたずまいとも“ふつう”にまとまった、もっとも害のない住人。この島での生活は長く、アーサーがいなくなったいま、ヒノコに次ぐ“ベテラン島民”となっている。
 
そんな、キャリア的にはナンバー2のポジションにいるアデレードだが、それを鼻に掛けるでも増長するでもなく、彼女はつねにナチュラルな立ち回りで島の雰囲気を和らげていた。
 

決して目立つキャラじゃないけど、バランサーとして必要な人材--。会社でいう総務課のベテラン社員みたいなもので、その人が休んだとたん文房具の場所も業者への連絡先もわからなくなり、だらしない部署が大混乱に陥る……。アデレードとは、そういう立ち位置にいる住民なのである。
 
そんなアデレードが、フキダシを出して歩いている。それを見て、俺はつぎのように考えた。
 
あ。またフキダシ出してるよww でもどうせ、わたしの“とっても”っていう口癖、直したほうがいいですか?とか聞いてくるんだろww わかってんねんww
 
俺の調べによると、フキダシの8割は口癖直しの相談、残りの2割は「ほかの住民が使っているあなたのニックネーム、私も使いたい!」というお願いである。
 
つまり、これで10割。
 
他のことを言われる確率は、ほぼゼロに等しいのだ。
 
そこで、なんの心配もなくアデレードに話し掛ける。
 
「おーい、どうしたんだー?」
 
すると……。
 
アデレードは深刻な表情をキープしたまま、まさかの相談を口にしたではないか……!
 

え……!
 
う、ウソだろ……!? あああ、あのアデレードが!! ルナステラ島でもっともマジメで、もっとも島のことを考えていた(ように思う)アデレードが……この島を離れたいって!!?!
 
まさに、寝耳に水青天の霹靂な、虚を突かれる発言!! これにはたまげた! あービックリした。
 
いやしかし、さすがにこいつはちょっと困るぞ。
 
前述の例えで言えば、会社を裏で仕切っていた総務課のベテランお局社員が、
 
明日で会社を辞めたいんですが
 
って言ってきたようなものだ。
 
いやいやいや! それは困る! 消耗品の発注とか避難訓練とか空調の管理清掃とかとか、すべての裏方仕事をされていたのはアナタではないですかッ!!!
 
しかし、たいへん困惑したが、話を聞かないわけにはいかない。続きを促すと、アデレードはこんなことを言ったではないか。
 

まあねえ……! いやわかる!! わかるよ!!
 
長く同じ会社にいると余計に、ほかの企業の様子とか自分への評価とか価値とかとか、とにかくいろいろなことが気になって、外に出たくなるんだよなあ!!
 
……このへん、やたらと具体的な記述が続いているが、べつに俺自身のことを書いているわけじゃなくてな(ホントかよ)。いや何にしても、総務課長であり学級委員的な存在でもあるアデレードに、いま出て行ってもらうわけにはいかないんですッ!!
 
というわけで……。
 
俺はしばし考えた末に、アデレードの引っ越しの提案を「ダメ!」と言って一蹴した。そのときの俺の頑なな態度に気持ちが動いたのか、アデレードも、
 
わかりました♪ これからもよろしくお願いします♪
 
と納得し、すぐに、
 

自宅に仲良しのヴァネッサを招いての女子トークに花を咲かせていたのである。
 
はーよかった♪
 
俺はホッと胸を撫でおろし、“アデレード引っ越し騒動”は収束した……はずだったのだが。
 
この話には、続きがある
 
それは、次回の更新で!

 
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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