TOP 特集&連載 【大塚角満のゲームを語る】第35回 待ってましたの『FFCC』!
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【大塚角満のゲームを語る】第35回 待ってましたの『FFCC』!

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17年ぶりのゲーム

 
 このコラムは一応、毎週水曜日の夕方に更新する予定になっているのだが、コレを書いている現在は木曜日の午前9時である。
 
 決して、来週用の記事を綴っているわけではない。
 
 ……本来、15時間前にアップされているはずの記事を書いているのだよッ!!!
 
 ……って、締切をブッチしているくせに何をドヤってんだって感じだが、まあ聞いておくれよ。締切を守ることで(一部で)有名な俺が、“あえて”1日遅らせて記事を更新する理由を。
 
 それは……ズバリッ!!! ↓このゲームのことを書きたかったからだ!!!
 

 
 待ってました~~~!!! スクウェア・エニックスから8月27日に、プレイステーション4、Nintendo Switch、スマートフォンアプリとして、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』が発売されたクポ~~~!!!
 
 『FFCC リマスター』はその名の通り、2003年にゲームキューブ用ソフトとして発売されたアクションRPG『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』を、現代の技術を以て蘇らせたリマスター版である。
 

 
 でも“リマスター”というと、
 
 「現行機に合わせて、グラフィックがキレイになっただけなんでしょ?」
 
 なんて穿った見方をする人がいるかもしれないが、『FFCC リマスター』に限ってはそんなことはまったくない。オリジナル版の要素を活かしつつ、高難度ダンジョンや装備品の追加、機種をまたいだオンラインマルチプレイ(クロスプレイが可能!)が実現されるなど、まさに現代風の味付けが「これでもか!!」とほどこされた意欲作となっているのである。
 
 『FFCC リマスター』は発表以降、新情報が公開されるたびにTwitterのトレンドワードで上位入りを連発するなど、注目度の高さを伺わせていた。それがいよいよ発売されるとあっては……俺も飛びつかないわけにはいかないだろ!!
 

クロスプレイのすごさ

 
 『FFCC リマスター』は前述の通り、プレイステーション4、Nintendo Switch、iPhone、Androidという4機種で同時リリースされ、しかもどれを買った人でもオンラインでマルチプレイが可能という“クロスプレイ”を実現している。なので、マルチプラットフォームタイトルでありがちな、
 
 「俺、スイッチ版しか買えないから、オマエもスイッチにしろよ」
 
 「えー! ボク、ネット友だちはPS4のほうが多いから、PS4版にしようと思っていたんだけどぉ……」
 
 なんていう、悲しきすれ違いの心配をする必要がない。
 
 「俺、スイッチ版」
 
 「ボク、PS4版。……でも!」
 
 「いっしょに冒険できるよワーーーイ!!^^」
 
 このような東西平和同盟的な配慮がなされているので、自分の環境に合ったプラットフォームで遊び始めてなんら問題ないのである。
 
 コレはスゴイ。
 
 ゲームそのものもおもしろいんだけど、“いつでもどこでも誰とでも”って感じの遊び方ができるのが、じつに現代的でいいと思ったね。
 
 というわけでどれで始めてもよかったんだけど、たまたま手に持っていたのがNintendo Switchだったので、ニンテンドーeショップで、
 
 『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター Lite』
 
 をダウンロードした。
 
 ……そうこれ、“体験版”である。
 
 もちろん、のちのち製品版を購入する予定なのだが、何やら、
 
 「『FFCC リマスター』の体験版が、非常に太っ腹らしい!」
 
 という話を聞いて、「じゃあまずは体験版からやってみるかな!」と思った次第だ。
 
 では、ゲームを始めてみよう。
 

 
 見たところ……体験版ぽい雰囲気はまったくない。キャラメイクも、懐かしの感動オープニングも、すべて製品版そのままである(まだ製品版やってないけどさw)。
 


 
 じつはこの体験版、ほぼほぼ製品版に近い作りになっている。どれだけ遊べるかというと……ちと、公式サイトから具体的な情報を貼り付けよう。
 
(1)ゲームのオープニングから1年目(3ダンジョン)まで無料で遊べます。(シングルプレイ)
(2)同3ダンジョンを最大4人でのオンラインマルチプレイで遊べます。
さらに異なるハードでも一緒に遊ぶことのできるクロスプレイも可能です。
(3)製品を購入したユーザーと『LITE』版ユーザーが一緒に遊ぶことも可能です。
(4)オンラインマルチプレイで、製品を購入したユーザーがホストとなれば、『LITE』版ユーザーも最大13ダンジョンまで一緒に遊ぶことができます。
※『LITE』版では高難度ダンジョンはプレイできません。
※ホストとなるプレイヤーがシングルプレイでクリアしていないダンジョンには行けません。
(5)『LITE』版のセーブデータを製品版に引き継ぐことができます。
 
 そしてスマホ版は、この『Lite』に相当する内容を無料でプレイ可能とのこと。これ……無料部分だけでかな~りゲームのいいところまでしゃぶり尽くせてしまうのでは!?w
 

 
 とはいえこの措置も、制作陣の自信の表れなのだろう。
 
 「体験版で『FFCC』の楽しさに触れたら、製品版に進みたくなるに違いない!」
 
 という確かな手応えが、豪華な体験版につながったんだろうなと思う。
 

冒険を進めると……!

 
 ではでは、待ちに待った冒険に出ることにしよう。
 
 キャラクターは、なんでもこなす“クラヴァット”、近接系の“リルティ”、魔法使い向きの“ユーク”、スピードスターの“セルキー”の4種族から選んで作るのだが、俺はこういうとき、ファーストキャラは必ず、
 
 「脳筋命!!!」
 
 なので、小柄ながらパワーあふれるリルティを選択した。
 

 
 そして、シンプルでわかりやすいチュートリアルで基本操作を学んだのちに冒険へ。
 

 
 アクションRPGなので、ボタンを押した操作がすぐに画面に反映され、攻撃や魔法になったりするのでじつに小気味いい。
 

 
 そして『FFCC』で忘れちゃならないのが、キャラバンの中心につねにある“クリスタルケージ”の存在だ。じつはこの世界は瘴気(毒みたいなものか)に満ちていて、何もしないでいると毒に中って斃れてしまう。でも唯一、クリスタルの影響が及ぶところは瘴気を受け付けないので、戦士たちはコレを中心に置いて戦うことになるのである。
 

 
 ちなみに、シングルプレイのときはお付きのモーグリがクリスタルケージを運んでくれるが、4人マルチのときは誰かひとりが必ず“ケージ番”をしなければならない。ここで誰が運ぶのか、誰がアタッカーになるのか……というせめぎ合いが生まれて、他のマルチプレイタイトルにはない楽しさが生まれる……ということを、序盤のダンジョンを歩きながら思い出したわw そういえば17年前、ファミ通編集部に置いてあった“FFCC島”で、当時の仲間といっしょに冒険したなあw あのころは自宅に『FFCC』のマルチ環境を構築するのが難しくて(ゲームキューブと通信ケーブル、参加者それぞれがゲームボーイアドバンスを持ってくる必要があった)、コレで遊ぶとなったら編集部限定だったんだよなぁ……。
 
 それがいまや、家庭にいながら簡単に、しかもクロスプレイで誰とでも遊べるってんだから時代は進んだものだ。いまの技術で復刻させるのに、もっとも向いていたタイトルだったんじゃないかと掛け値なしに思うよ。
 
 とりあえず、俺はまもなく体験版で遊べる序盤の3ダンジョンを終える。
 

 
 これが終わったら速攻で製品版にし、マルチプレイに打って出るのだ!!
 
 『FFCC リマスター』についてはしばらく本気で遊ぶと思うので、どこかで記事を書いていければなと思っている。
 
 さあ、冒険に出掛けるかな!!!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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