【TGS2020】『モンスターハンターライズ』実機プレイを初公開! ガルクで砥石! 武器は14種! 双剣に当て身技!? 


 
 史上初のオンライン開催となっている東京ゲームショウ2020。各ゲームメーカーは公式放送を通じて最新情報を発信しているが……その中でもとくに注目度が高いのはカプコンだろう。
 
 9月26日21時50分からは、発表されたばかりの超期待作『モンスターハンターライズ』のプログラムが行われたのだが……なんと本邦初公開となる“実機プレイ”が早くも行われたのだ!
 

 
 番組にはすっかりおなじみ、『モンスターハンター』シリーズの辻本良三プロデューサーと、『モンスターハンターライズ』の一瀬泰範ディレクターが登場。前日までに語られた『モンスターハンターライズ』のコンセプトや、特徴的な新要素である“翔蟲(かけりむし)”やメインモンスターの“マガイマガド”、新たなオトモである“ガルク”などについておさらいした。
 



 
 そしてここから、初公開となる『モンスターハンターライズ』の実機プレイとなった。それに先立ち、辻本プロデューサーは、
 
 「新たなフィールドである“大社跡(たいしゃあと)”を舞台に、翔蟲の使い方などをお見せできればなと。オトモはガルクとアイルーを1匹ずつ連れていきますが、とくにガルクを中心に解説します。そして、大型モンスターはヨツミワドウの動きを公開。武器は、双剣のアクションを見てもらいたいと思います」
 
 と解説。この発言の中ですでに、大社跡、翔蟲、ガルク、ヨツミワドウ、双剣……と、詳しく掘り下げたい要素が満載だが、まずは実機プレイを見ていこう。
 

 
 キャンプに降り立ったハンターの前に広がっていたのは、竹林やススキ、切り立った岩で構成された、いかにも“和”な雰囲気のフィールド。ここが大社跡のようだ。
 


 
 ハンターはまず、テントの中に。
 

 
 テントではアイテムボックスをチェックしたり、オトモボードがあったり、食事を忘れてきたらご飯を食べたりと、これまでのシリーズ同様の作業ができるようだ。
 
 そしてここで、一瀬ディレクターから気になる発言が!
 
 「武器は、14種です。過去作に出てきたものはひと通り登場しますので、安心してください」
 
 ナンバリングの最新作である『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の武器種が14種なので、カテゴリー的には同じものが実装される……と考えてよさそうだ。
 
 そして、画面を見てすぐに気になった要素のひとつが、プレイヤーキャラの下にある小さなふたつのゲージ。
 

 
 じつはこれが翔蟲を表していて、通常、ハンターは2匹の翔蟲を装備しているということらしい。そして、一度使うと若干のクールダウン時間ができて、それを表すのがこのゲージのようだ。
 
 しかしプレイを見たところ、この2匹を巧みに使うことで、本当にどこまでも移動できてしまうのでは……と感じた。真横、斜め上、真上、そしてエイム(狙った方向)でもぴょんぴょんと移動できる。
 


 
 キャンプの近くに犬を模したような大きな岩があったが、その頂上にも簡単に登ることができてしまったのを見て驚いた。
 

 
 そしてガルクとアイルーのオトモだが、なんと待て、お手、ねこじゃらし、ハイタッチなど、簡単なメニューを使ってコミュニケーションを取ることができるとのこと。実際にねこじゃらしを使ってアイルーをじゃらす場面が流れたが、
 

 
 飼い猫と遊んでいるようなシーンでホッコリさせられたのは言うまでもない。
 
 またガルクの場合は、“アクションスライダー”という専用のゲージで簡単な命令ができるとのこと(騎乗するときは、ガルクの近くでAボタン長押しでもオッケーだった)。
 

 
 そして、一瀬ディレクターがこの間、「ガルクに乗っているときでも、ある程度のアイテムを使うことができます」と語っていたが、実機プレイではガルク上で砥石を使ったり、また回復系のアイテムを飲む場面も。回復系はわかりやすいが、まさか武器を研ぐことまでできるとは思わなかった!
 

 
 フィールド上で目立ったのが、ところどころに環境生物がいたことだ。
 

 
 環境生物には、体力やスタミナなどのステータスをアップするものはもちろん、翔蟲を一定時間1匹増やしたり、“大翔蟲”という効果の大きな翔蟲がいたり、またアイテムのように持ち歩いて使えるものなども存在するよう。そして、こういった環境生物は“サブエリア”と呼ばれる大型モンスターが入ってこないエリアに多く住むようなので、
 
 「環境生物がいるエリアをどう巡るかによって、狩猟の戦略が変わってくると思います」(一瀬)
 
 とのことで、よりフィールドに根差した動きが求められるようだ。
 

ヨツミワドウと遭遇!

 そしてまもなく、ハンターは新たな大型モンスターであるヨツミワドウと遭遇した。
 

 
 辻本プロデューサーによると、『モンスターハンターライズ』にはペイントボールがなく、大型モンスターの居場所はつねにマップに表示されているらしい。これについては一瀬ディレクターがすかさず、なんらかのアイテムを使うことで「クエスト開始時にモンスターの居場所がわかる仕様になっている」とフォロー。なんにしても、伝統的なアイテムであったペイントボールは存在しないようである。
 


 
 ヨツミワドウは、見た目も動きもザボアザギルを髣髴とさせるモンスターだった。食いしん坊で、食べ物といっしょに砂利を飲み込むことで身体の大きさが変化。それにより攻撃力や動きが変わってくるので、ハンターはそれをいかに見極めるかが狩猟のポイントになりそう。
 

 
 そして、今回のデモプレイで使われた双剣だが、翔蟲が出す糸をモンスターに絡めて縦横無尽に飛び回り、手数の多い攻撃を叩き込んでいたのが印象的だった。一瀬ディレクターによると、モンスターの攻撃に合わせて出す、カウンターのような当身技が双剣には追加されているらしい。となれば、他の武器種にも多くの新モーションが追加されているだろうから……特定の武器を使っている人は、今後の発表を注視しよう。
 

 
 このあと、辻本プロデューサーのサービス精神で、過去作でも活躍(?)していた大型モンスターのアオアシラや、
 

 
 タヌキのような姿をした新モンスター“ブンブジナ”を見ることができた。
 

 
 また本作は、「これまでのシリーズでもっとも、プレイヤーキャラがしゃべります」(辻本)とのことだったが、ボイスの量はプレイヤーが任意で調整できるとのこと。古参のプレイヤーはいままで通りの雰囲気で遊びたい……という人も多いだろうということで、
 
 「そのへんは、プレイヤーの好みで調整できるようにしてあります」(一瀬)
 
 と一瀬ディレクターは説明した。
 
 こんな感じで、まだまだ底が見えない『モンスターハンターライズ』。今後も情報がアップデートされ次第、コロコロオンラインでも記事にしていきます!
 

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