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ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.81 ~2週目の朝になりました。《ウーロ》さんが無残な姿で発見されました~

ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.81 ~2週目の朝になりました。《ウーロ》さんが無残な姿で発見されました~


By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
 
出ましたね、禁止カードが(倒置法)。9月28日(月)より、スタンダードで《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が禁止になりました。
 


先週の記事でも述べましたが、公式からの不穏なアナウンスや、『ゼンディカーの夜明け』環境初期の時点でメタゲームが4色オムナスに支配されていたことから、この措置については大方予想が付いていたという方も多かったかと思います。
 

▲《創造の座、オムナス》

とはいえ、これで《創造の座、オムナス》を使用したデッキが影を潜めることになるかと言われると疑問です。依然として《水蓮のコブラ》のような強力なマナ加速兼色マナの安定手段があり、それ以外にも《耕作》や《僻境への脱出》といったランプ戦略を支持する強力な呪文もあるため、すでに「ティムールアドベンチャー」のような軸のデッキに《創造の座、オムナス》を加えた「4色アドベンチャー」のデッキリストも台頭し始めています。
 
とはいえ、まだまだ『ゼンディカーの夜明け』環境は幕を開けたばかり。そもそもローテーション直後の環境で、前環境で強かった戦略がトップメタを継投していることは珍しいことではありません(完全新機軸のデッキと比べてリストの練度が高い傾向にあるため)。まだ見ぬ新デッキが環境を激変させる可能性も大いにあるので、今後もスタンダードの動向に注目していきたいですね。
 
それでは今週もさっそく注目のデッキリストを見ていきましょう!
 

Red Bull Untapped Japan Qualifier

東京ゲームショウのeスポーツ大会「TGS2020 eSportsX」(※リンク先は外部サイト)の催しの一つとして実施された「RedBull Untapped Japan Qualifier」。大会の模様も、「TGS2020 eSportsX」内の生放送で中継されていました。
 

▲《自然の怒りのタイタン、ウーロ》

本大会ではトップ8には「4色オムナス」が4名進出、「スゥルタイランプ」が2名進出と、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を使用したデッキが多く結果を残していました。まさに先週までのスタンダード環境を象徴するかのような結果で、直後に行われた禁止改定の内容にも納得せざるを得ないといった印象です。
 
そんな中で見事に決勝の舞台に上り詰めたうちの1人は、《ウーロ》不採用のデッキを使用していました。それが柏 智博選手の使用していた「4色アドベンチャー」です。
 

4色アドベンチャー(使用者:柏 智博選手)
枚数 カード名(メインボード)
6 《島》
4 《枝重なる小道》
4 《岩山被りの小道》
4 《寓話の小道》
2 《ケトリアのトライオーム》
2 《森》
2 《山》
2 《ラウグリンのトライオーム》
1 《平地》
4 《創造の座、オムナス》
4 《エッジウォールの亭主》
4 《豆の木の巨人》
4 《願いのフェイ》
4 《砕骨の巨人》
2 《恋煩いの野獣》
2 《厚かましい借り手》
2 《巨人落とし》
4 《幸運のクローバー》
3 《僻境への脱出》
枚数 カード名(サイドボード)
3 《神秘の論争》
1 《カズールの憤怒》
1 《魂標ランタン》
1 《嵐の怒り》
1 《本質の散乱》
1 《否認》
1 《過去と未来》
1 《自然への回帰》
1 《原初の力》
1 《精霊龍、ウギン》
1 《エルズペス、死に打ち勝つ》
1 《レッドキャップの乱闘》
1 《僻境への脱出》

 
こちらはvol.78でもご紹介した「ティムールアドベンチャー」に《創造の座、オムナス》を採用したようなデッキです。vol.78で述べたとおり、『ゼンディカーの夜明け』リリース後の環境でもデッキの主要パーツの大半がローテーション落ちを免れていたため、新環境でも見事に勝利を収めていました。
 
アドバンテージ源である《幸運のクローバー》や《エッジウォールの亭主》に、大量の「出来事」クリーチャーを組み合わせるという基本構成は変わりません。元々「出来事」クリーチャー自体が1枚のカードで2枚分の働きをするので、アドバンテージの獲得には優れるデッキでしたが、環境がランプ系デッキやミッドレンジ系デッキに染まってくると、よりアドバンテージ差を活かした戦略がハマるようになります。今大会での立ち位置としてはデッキ自体のパワーも高い上に、環境にもフィットしていたといったところでしょうか。
 

▲《幸運のクローバー》
▲《エッジウォールの亭主》

しかしながら、「出来事」絡みのカードを一定数採用することで強みが最大限発揮されるという性質から、構築思想自体はピーキーで、デッキのほとんどのカードが『エルドレインの王権』のカードに依存しています。ゆえにメインボードの拡張性はやや乏しいのですが、『ゼンディカーの夜明け』の新カードである《創造の座、オムナス》はこのデッキにも採用しやすいパワーカードでした。
 
「上陸」を誘発させてくれる《豆の木の巨人》や《僻境への脱出》との相性も良好な上に、ライフ回復の能力でロングゲームを狙いやすくなり、マナを出す能力で1ターンの行動回数を増やし、バーン能力でコンバットを介さず対戦相手のライフを狙っていけるという能力の全てが非常に強力です。
 

▲《創造の座、オムナス》
▲《エルズペス、死に打ち勝つ》

また、《オムナス》採用のために白をタッチしているため、サイドボードに白い呪文を採用できます。このデッキのサイドボードは一般的なデッキのサイドボードと異なり、《願いのフェイ》のサーチ対象でもあるため、色を増やすことの恩恵は大きいと言えるでしょう。そうした事実を象徴するかのように、《エルズペス、死に打ち勝つ》がサイドボードに1枚挿しされているのも特徴的です。
 
何より《ウーロ》を採用していないので、禁止による影響も小さくて済み、今後はこの「4色アドベンチャー」がメタゲームの中心になってくることが予想されます。さて、みなさんはこのデッキを倒す側に回りますか? それとも使う側に回りますか?
 

 

ライター:ドブフクロウ
   
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。

 

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