【おはスタ花江夏樹さん卒業記念大特集】”昴リサイタル”開演!? 新MC・スバにぃこと木村昴さん独占インタビュー! 山ちゃん、はなちゃんから託された「おはスタ」のバトンに掛ける想い


子ども向けバラエティ番組『おはスタ』のメインMCである“はなちゃん”こと花江夏樹さんが、10月2日に番組を卒業……! はなちゃん、今までありがとう!
 
そして、新MCは『ドラえもん』のジャイアン役などで活躍されている木村昴さんに決定したぞ!!
 

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コロコロオンラインでは、新MC就任を記念して木村昴さんにインタビューを敢行!
 
「おはスタ」MCに抜擢された際の感想や、大切なバトンを受け取った木村さんが描く新たな番組像などを聞いてきたぞ! とっておきの新情報もあるので、必ず最後まで読んでほしい!!
 

プロフィール概要
 

木村 昴
『ドラえもん』ジャイアン(剛田武)、『Bラッパーズ ストリート』ヨーヘイなどを演じる、ドイツ生まれのヒップホップ育ちな声優。じつは10歳のときに”おはスタキッズ(※)”として「おはスタ」に出演していた。2020年4月から”スバにぃ”として月曜レギュラーを務める。
※:「おはスタ」第1部に出演する小学生レギュラー

 

約20年の時を経て
憧れの「おはスタ」MCに抜擢!

――木村さんは「おはスタ」には”おはスタキッズ”の頃から出演され、コーナーレギュラーを担当。そして今回、満を持してMC就任となりましたが、率直に今の心境はいかがですか?
木村昴さん(以下、木村):めちゃくちゃ嬉しいという気持ちが一番ですね! 驚きもしましたけど、嬉しいって気持ちがやっぱり大きかったです。
 
――「おはスタ」とは深い縁がある木村さんですが、これまでを振り返りつつ、番組への想いを聞かせてください。
木村:僕が10歳の頃(2000年)に、6時45分から放送される「おはスタ645」という「おはスタ」が始まる前の番組に2年間出させて頂きました。「この後は山ちゃんよろしく~」って言って、「おはスタ」が始まるみたいな。現場で初代MCの山寺宏一さんにお会いするんですが、子役の頃の僕は、純粋に「あっ! おはスタの山ちゃんだ!」と思っていましたね(笑)。
 で、そのあと僕が声優になるんですけど、変わらずずっと「おはスタ」やコロコロコミックが大好きで。余談ですが、後に「おはスタ」に出演されていた”怪人ゾナー(森久保祥太郎さん)”や”おはスタ番長(松風雅也さん)”たちが、じつは声優さんなんだと気付いたときは驚きましたね。アフレコ現場でお会いしたときに「あれ? ゾナーですよね?」みたいな(笑)。
 
――子どもの頃は、純粋にキャラクターとして認識していますもんね。
木村:マジで、怪人や番長だと思ってたんで。ゾナーはなぞなぞで生きてる人なんだって。あとで森久保さんに実際にお会いしたときに「えっ! 声優さんなんですかゾナーって!」っていう、色んな発見があって、それもまた楽しかった記憶があります。
 思い返してみても、10歳の頃の最初の出演から今日まで、「おはスタ」とのご縁は途切れてないですね。そして昔から番組に対する憧れも非常に強く、僕がひとつ目標にしていた存在でもあるんですよ、「おはスタ」って。
 
――目標にしていた理由はどのようなものでしょう?
木村:僕が声優として、何を一番嬉しく感じるか。それを考えてみると、やはりアニメを見ている子どもたちに喜んでもらえることなのかなって。それは「ドラえもん」に関わっているなかでも感じてきたことなんですけど、大人の方たちに楽しんで頂くのはもちろんですが、それよりも大前提として子どもたちに喜んでもらうこと。それは大変なことで、その分素晴らしいことなんだと実感していたんです。
 そして子どもたちに見てもらえる番組で、なおかつMCとしてみんなを引っ張っていく存在にずっと憧れていました。実際に今回のお話を頂いたときに感じた喜びや驚きは、自分が目標・夢にしていたことが実現した、という気持ちでいっぱいでしたよ。
 

――MCへの憧れはいつ頃に持たれましたか?
木村:山寺さんが卒業されたときですね。
 
――その時から狙っていたと……!
木村:狙ってたっていうと、変な言い方になっちゃう(笑)。でも、そうですね。山寺さんが卒業なさるときに「(次は)俺かな!?」って思ったんですよ。なんの根拠もないんですがね。しかし山寺さんの卒業式にぼくが呼ばれなかったので、「あ、(MCは)ないかもな」と実感したんです。僕もアーチでお見送りしたかった! 家でひとりでアーチやってましたからね!
 
――その悔しい思い出から一転、MCに大抜擢という流れになるんですね。
木村:実は心の準備だけはしていたんですよ。ただ、山寺さんが19年間MCを担当されていたので、後任に花江さんが決まったときに「もう19年、20年後か……。3代目ならきっと……」という感じでした。僕が45歳くらいならまだ行けるなと。ところが、まさかのタイミングだったので、予想していた以上にお話が早く来たことに少し戸惑いました。でも、20年待つつもりだったので、その分嬉しかったです。
 
――「おはスタ」MCを担当されることで、活動時間が大きく変わると思います。新生活への準備はなにかされていますか?
木村:9月に入ってから色々準備をしていますが、何よりも健康第一ですから。食生活や睡眠時間をしっかり見直す。あとは湯船につかる、歯を磨く、爪は切るとか、そういうひとつひとつをちゃんとしようと心がけているんですよ。そして健康な生活を送るにあたって何が一番大事かというと、やっぱりメンタルですよね。心の健康っていうのかな。極力ストレスを遠ざける生活をするようにしています。
 ただ、ストレスフリーな生活をしようと思ったら、ちょっと太りました(笑)。食事制限とか糖質制限とかはストレスになるので、とにかく心の健康を最優先にした結果です……。
 
――両立は難しいですよね、なかなか。
木村:そうなんですよ。この塩梅が難しいんですよね。なのでちょっとずつ行こうかなと、思っているところです。メンタルのストレスフリーを叶えてきたら、徐々に食事制限とか些細なストレスはかけていこうかなって思っています。
 
――心の平穏を求めてしていることは?
木村:あの~……マジで引かないでほしいんですけど、家でずーっとお坊さんがお寺で修行する動画ばっかり見ています、最近。
 
――そ、それはメンタル大丈夫ですかね、逆に。
木村:大丈夫です! 座禅の修行や有名な寺で最も厳しいとされる「千日回峰行」とか、八日間飲まず食わず不眠不倒で九日間祈り続ける業とか、そういう動画を見て精神統一をしているんです。おかげで心の準備は整っていますよ!
 やっぱりこのお話を頂いたときは緊張もしましたけれども、その緊張が見てる皆さんに伝わっちゃうのは避けたいですから。心置きなく見てもらえるように、いつもの木村らしくいれたらいいなと思いつつ心の準備を整えています。
 とか言っといて、当日になってガチガチになる可能性もありますけどね(笑)。でも、ガチガチもガチガチで、楽しんでもらえたらなと思います。見てくださる皆さんに楽しんでもらえるべく、全力を尽くす所存です! 木村のガチガチチェック、皆さんよろしくお願いします!!
 

“タメ口”を猛特訓中!?

――今、MCをやっていく上でイチバン楽しみなことは?
木村:今は「おはスタ」の月曜日を担当させて頂いていて、おはガールのトアさん、ヨウカさんと凄く仲良くさせて頂いています。これから、そのほかの曜日の皆さんともお会いできるので、ぜひ仲良くなりたいというのが目標であり、楽しみにしていることです。
 あとは「おはスタ」でトレンドを作っていきたい。学校の朝の話題は「おはスタ」で持ちきりにしたいので、そういう意味で強烈なインパクトを子どもたちに残せるよう頑張っていきたいですね。今以上に多くの子どもたちに見てもらえるのが楽しみのひとつです。
 
――逆に不安なことはありますか?
木村:僕、タメ口が苦手なんですよ。苦手というか、性分なんですよね。普段からちっちゃい子にも「どうなんですか?」みたいな感じで、敬語を使う癖があって……。女の子とか呼び捨てにできないタイプなんです。
 
――本来は凄く良いことなんですけどね。
木村:MCを担当するに当たって、その殻を破って、スタジオで敬語を一切使わないスタイルで行こうかなと!
 
――極端過ぎません?(笑)
木村:プロデューサーさんやディレクターさんにも関係なく「おうっ! おはよ、おはよ!」「やってる? みんな元気してんの?」って。最終的にフワちゃんみたいに「どーもみんな! すばみだよぉ!」とか(笑)。皆さんには、すべて苦手を克服するためのミッションだと思って頂きたく。
 
――素晴らしい覚悟だと思います。じゃあ、コロコロオンラインでは放送中についつい出ちゃった敬語をカウントする記事を用意しましょう……!
木村:あっ! いいじゃないですか! 早速この間、”おはトモ”とオンラインでゲームしたときに「おーはー!」じゃなくて「おはよーございまーす!」って言っちゃいましたもん。「お名前お伺いしてもよろしいでしょうか~?」「何年生でいらっしゃるんですか?」「さぁ、続いての方、お願いします」とか(笑)。皆さんに「スバにぃ、タメ口で全然いいんだからね!」って言われています。これは大きな課題だなと思っているので、とにかくタメ口を自然に言えるようにがんばります!
 

 

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