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【弁護士に聞いてみた】うんこ・ちんちんを道路に描いたらわいせつ物陳列罪!? 道路のチョーク遊びはOK? それともNG?

【弁護士に聞いてみた】うんこ・ちんちんを道路に描いたらわいせつ物陳列罪!? 道路のチョーク遊びはOK? それともNG?


 
住宅街でよく見る、道路のチョーク遊び! でも、よくよく考えたら、道路に落書きってしていいの!? インターネットで検索しても、これという答えは見つからない……。だったら、コロコロおバカネタ捜索隊が調べるっきゃない!! 日比谷ステーション法律事務所の弁護士・宮澤勇作さんに話を聞いてきたぞ!!
 


宮澤勇作(みやざわ・ゆうさく)
2008年、慶應義塾大学法科大学院卒業。09年、弁護士登録とともに日比谷ステーション法律事務所に所属。

 


 
――宮澤さん、子どもがチョークで道路に落書きをするのは法律違反なんでしょうか。それともOKなんですか? ズバリお答えください!
 
gazou原則的にはNG、つまり法律違反です。具体的に違反となりそうな法律は4つ挙げられます。一つは刑法261条の器物損壊罪。他人の物を壊したり、使えなくした場合に当てはるもので3年以下の懲役刑または30万円以下の罰金刑が科されます。

 
――い、いきなりヘビーな……。
 
gazou次が軽犯罪法です。同1条33号に他人の工作物をみだりに汚した者を処罰するとあり、30日未満の拘留と1000円から1万円未満の科料が科されます。
 
3つ目は道路交通法43条3項の違反です。要は道路に邪魔なものを置いてはならないというもので、スプレー缶などを使ったペイントもこれに当てはまるとされています。子どもの落書きなら該当しないでしょうが、トリックアートレベルのものは事故の危険もあるので、アウトになりそうですね。これは3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金です。

 
――宮澤さん、小学生ドン引きしちゃうんでこの辺で……。
 
gazouいえ、あと一つありますので! 道路交通法43条4項! 交通の頻繁な道路でボール遊び、ローラースケートやこれらに類することをしてはならないというものです。「頻繁」の基準としては裁判例があり、1時間あたり原付と自転車が30台、歩行者が20名程度であれば該当しないとされています。これより交通量が多い道路では「頻繁」に当たるかもしれません。
 
落書き自体はこの条文には当たりませんが、チョーク遊びの代名詞とも言える「けんけんパー」は「類すること」に当てはまると考えられ、5万円以下の罰金が科されます。

 
――つまり、道路にチョークで落書きするのは……。
 
gazouNGです(きっぱり)。

 
――ちょっと待ってください!! でも、そこまで言い切れるようなことなら、どうしてチョーク遊びが広まったんでしょうか!?!?
 
gazou最初に「原則的にはNG」と申し上げましたが、例外があるということですね。道路は大きく、「公道」と「私道」……つまり、国や県・市などが管理する公共物としての道路と、個人の私有地内の道路の2つに分かれます。住宅街の路地裏には、私道がたくさんあるんですね。私道の場合、所有者が承諾していれば器物損壊や軽犯罪法違反の罪にはあたりません。ただし、道路交通法の方は、交通の安全を目的にしているので、所有者が承諾していても、OKにはなりません。
 
あとは、あくまで私の見解ですが、もし、公道や所有者の承諾を得ていない私道でチョーク遊びをした場合でも、交通量が少なくて事故の危険がないなど、常識の範囲内で遊んで差し支えないような場所なら、いちいち警察も目くじらを立てないという事情もあると思います。チョークの落書きくらいなら簡単にきれいにできますしね。他に取り締まらないといけないことはたくさんありますので、事実上見逃されてきたということだと思います。これは程度の問題なので、例えば、渋谷のスクランブル交差点でチョーク遊びをするようなレベルになればアウトになってしまうのは当然です。

 
――でも、それなら、わざわざ法律で禁止しなくてもよくないですか?
 
gazouそんなことはありません。先ほど程度の問題と言いましたよね? チョークの落書きくらいでは済まず、ペンキなんか使われたり、道路そのものを壊されたりといったひどい場合には、器物損壊罪できちんと処罰してもらわないと、みんなの財産が保護されないことになってしまいます。それに、道路交通法についても、交通の安全が脅かされるような危険な行為が野放しになってしまうと、安心して道路が使えなくなってしまうので、やはり法律で禁止されるべきなんです。

 
――なるほどなぁ。今回の話をまとめると、交通の危険のない私道の持ち主に許可を得た上でなら、チョーク遊びは問題ないと! なんなら、コロコロ読者の大好きなうんこ・ちんちんを描いてもいいわけですね!!!
 
gazou待ってください。今、うんこ・ちんちんと仰いましたか!?

 
――え、はい、すみません……。言いました、うんこ・ちんちん……。
 
gazouうんこはともかく、ちんちんには注意が必要です。ちんちんの落書きはわいせつ物陳列罪にあたる可能性があります。刑法175条1項には、2年以下の懲役か、250万円以下の罰金とされています。

 
――マジか……。
 
gazouまあ、コロコロコミックに登場するような、デフォルメされたちんちんなら通常は問題ないでしょう! リアルなちんちんは絶対にダメです。私道の持ち主が「いいよ、ちんちん描いてもいいよ」と言ってもダメです。

 
――こんなに「ちんちん」を連呼する弁護士さんの記事、初めて見たわ! でも、チョーク遊びは公道ではNG、私道でなら持ち主の許可を得た上でならOK、ついでにうんこ・ちんちんはかわいく描こうねということがわかりました!!!! 
 
gazou私道でも、事故にあったり、交通の邪魔になったりしないよう、くれぐれも気をつけてくださいね。あと、普段は「ちんちん」とか連呼していません。まじめに弁護士やってますので!

 
――ですよね〜!! 今日は本当にありがとうございました!!
 
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