ビックリマン伝説シール誕生秘話「シャーマンカーンのモデルはサンタクロース!?」

いや~、グリーンハウスさんのインタビューすごかったっすね!(第4回 第5回)今回はビックリマンの父・反後さんに再びお話を聞かせてもらったぞ! 『悪魔VS天使編』第2弾以降の制作秘話にビックリ!!

ビックリマン第7回「第2弾秘話! シャーマンカーンのモデルはサンタクロース!?」


――“第1弾でダメだったらビックリマンシリーズは終了”という崖っぷちから始まった『悪魔VS天使編』が大ヒット! そのときのお気持ちは?

反後「基本的なコンセプトは「悪魔VS天使編」以前に発売した『まじゃりんこシール』と同じだったのですが、そこに3すくみを導入したことや、ヘッドの宝探し的な感覚がうまくハマったんだなと、とても手応えを感じていましたね」

――当時はテレビゲーム全盛で、ヒットさせるのは大変だったと思いますが?

反後「そうですが、やっぱり子供というのは宝探しとかアナログ的な遊びが潜在的に好きなんだと思いましたね。子供に対してアプローチができるシールの力に驚きました。1985年の8月に第1弾を発売して、夏休みが空けて口コミで一気にブームが広がって、そこですぐに第2弾の発売が決まりましたね。翌年の春の発売に向けて、制作が始まりました」

――第2弾についていろいろお聞きしたいことがありますが、はじめはやっぱりヘッド! 『シャーマンカーン』についてお願いします!

↑第2弾ヘッド『シャーマンカーン』

反後「まず、第1弾ヘッドの『スーパーゼウス』を超える存在を作らないと、と思ったんだけど苦労しましたね。オールマイティな神様を超える者なんて、いるはずがない」

↑第1弾ヘッド「スーパーゼウス」

――スケールダウンさせるわけにはいかないですもんね…。

反後「そこで、『スーパーゼウス』を“武”の神様、そして第2弾のヘッドを“文”の神にしようと思いついたんです。時代的にも、親御さんが子供の教育に力を入れ出したころだったので受け入れられると思ったんです」

――時代の流れをしっかりと取り入れているんですね。

反後「キャラクターの芯になっていますね、そこへアイディアを盛り込んでいく。文の神ですから、自分自身が戦うのではなく天使たちに力を与える存在にしようと。カリスマ性のある、教祖のようなキャラクター…となると名前に“シャーマン”と入ってきました」

――呪術者とか祈祷師って意味ですね。

反後「それだけだと硬いので、義理人情もあるキャラクターにしようと胸に“心”と“情”というワードをマーク化して入れています」

――見た目にもこだわったと思いますが?

反後「子供になじみがある、サンタクロースなどを参考にしています」

――裏面の悪魔界のウワサに、すごいことがかかれていますが…『スーパーゼウス』と仲が悪かったんですか??

↑「ゼウスとの仲が最近うまくいってないとか」とある

反後「これは、仲が悪いということではないです。うまくいく/いかないって、対等な関係で起こることが多いと思うんです。こういうウワサを入れることで、ゼウスとカーンが対等なんだなってことを伝えるのが狙いです。ビックリマンのターゲットである小学3年生くらいになると、友だちとの関係について考えるようになると思うんです。自分と同じように、いろいろな関係がビックリマンの中にもあると子供たちに想像してもらえればと思って入れました」

――たった1行に、そこまで思いが込められているとは…!!

反後「そうやって想像してもらってストーリーに巻き込んでいくことが、次の弾への興味にもつながるんですね」

――勉強になります!

(第8回「さらなる第2弾の制作秘話大公開!!」につづく!)

反後 四郎(たんご しろう)プロフィール
1949年、熊本出身。早稲田大学法学部卒業後、株式会社ロッテに入社。85年にメインスタッフとして参加した「悪魔VS天使シリーズ」をヒットさせる。当時はコロコロの誌面に「反後博士」として登場した。

ビックリマン伝説11チョコ7月17日発売!!


「ビックリマンブーム」時代の復刻シールがついてくる「伝説シリーズ」の最新弾が7月17日から発売になるぞ! 今回の「ビックリマン伝説11」は、悪魔VS天使シリーズの第13弾のシールが復刻版でついてくるのだ! 懐かしのシールで、キミもビックリしよう!

<各86円>
※東京圏・関東信越(静岡含む)先行販売。
(C)LOTTE/ビックリマンプロジェクト

次回は9/5(水)更新!!