【スプラトゥーン】SIGUMA師匠の爆速上達イカ道場!! 第8回「自陣塗り」

第8回 ナワバリマッチ実践テクニック編「自陣塗り」

イカ道場師匠のSIGUMAだ!

前回まではオススメのブキやギアについて解説したが、自分の使うブキとギアはある程度決まってきただろうか?

今回は実践編にもどりナワバリマッチで、さらに強くなるための重要テクニックを伝授していこう。

■自陣塗りの大切さ

▲自陣塗り

今回解説するナワバリマッチでの重要テクニックは「自陣塗り」だ。
自陣とは自チームのリスポーン地点のまわりから自チーム側の敵があまり侵入してこないエリアのことで、ここを塗ることを自陣塗りと呼ぶ。

▲黄色枠が自陣イメージ

ステージ中央部に関してはゲーム終盤まで相手チームとの塗りあいになるため、最後までどちらが中央を制するかわからないが、自陣については基本的に相手が侵入してくることが少ない場所のため、一度塗った場所がそのまま最終結果に反映されることが多く、自陣はなるべくきれいに塗っておいたほうが最終的に勝利する確率が高くなる。

自陣に3%の塗り残しがあったときのバトル結果が40%と42%で負けてしまった場合、自陣をキレイに塗っておけば勝利できていた!という悔しい結果になってしまうのだ。

自陣を塗るという行動は、基本的な動きであるため自分でもできていると考えがちだが、まだまだ自陣塗りの重要性をわかって戦っているプレイヤーは少ない。ナワバリの猛者は自陣塗りの意識が高く、自陣の塗り状況を確認しながら自分で塗りをしっかり行っているぞ。

今回は自陣塗りについて詳しく解説していこう

■誰が塗る?

基本的には塗り性能の高いブキを持ったプレイヤーが自陣を多く塗る方がいい。

ただしチームのブキ構成次第では普段は攻撃重視のブキであっても、自陣塗りを多めに行ったほうが良い場合もある。特に通常のナワバリマッチでは知らない人とプレイすることになるので、人任せにせず自分が自陣を塗るという意識を高めに持つようにしよう!

■自陣の塗り方

自陣を塗る場合だが適当に塗るよりも、なるべくキレイに塗ることが非常に重要だ!

適当に塗ってしまうと塗り残しを気にした味方が、同じ場所をもう1度塗ることがあり時間の無駄になってしまうことがある。

時間が少しかかってもキレイに塗ることで、二度塗りの手間が省けて最終的な塗り面積も高くなりチームの勝利につながるぞ。ちなみに自陣をキレイに塗った場合と適当に塗った場合とでは数%も差がでることがある。ギリギリの戦いになったときほど、自陣塗りの差が重要になってくるのだ!

▲雑な塗り例
▲綺麗な塗り例

■バトルスタートからの自陣塗り

実際にバトルスタート後、どのように自陣塗りをしていくのが良いだろうか。ブキやステージによっても動き方は変わるが今回はステージをチョウザメ造船、ブキをある程度塗り性能の高いN-ZAP85を使う例で自陣塗りを考えてみよう。

▲チョウザメ造船MAP 

1.自陣エリアを画像のようにブロックごとに分けてみる。
2.スタート後、まずA、B、Dをしっかり塗ってスペシャルを貯めてから前線へ。
3.やられた場合リスポーン後にEを塗ってから前線へ。
4.次のリスポーン時にC、Fが残っていれば塗る。

このような考え方が自陣塗りの一つの例だ。
チームに塗りブキが少ないのであればスタート後にABDEを一気に塗ってしまうこともあるし、塗りブキが多ければチームで手分けして塗るということもある。チームメイトのブキや動き方を見て、どの程度自陣塗りをするべきか判断していこう。

■バトル中盤以降

自陣塗りはバトルの残り1:30までには、ある程度終わらせておくことが大事だ!

バトルの中盤以降は戦いが激しくなってくるため、一人が自陣を塗っていると人数不利になり相手にバトルのペースを握られてしまうのだ。残り時間とマップを確認しながら、自陣塗りができていない部分を見逃さないようにしよう!

もし中盤以降に自陣の塗り残しがある場合、わざわざ戻ると時間の無駄になってしまう。その場合は、相手にやられて自陣のリスポーン地点に戻った時に、前線に上がりつつ塗り残しを無くしていこう。

自陣塗りを済ましたら、残りの時間はチーム全体で相手のインクを自分のインクで塗りかえす&相手を倒すことに全力を注いで勝利をつかみとろう!!!

■最後に
今回は自陣塗りという少し地味な行動にスポットを当てたが、重要性をわかってもらえただろうか。相手を派手に倒すプレイもかっこいいが、地味でも確実にチームの勝率を高める縁の下の力持ちなプレイが、できることも上級者になるための必須条件だ!

自陣塗りを意識しながらさらなるナワバリの猛者を目指してみよう!!

SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。

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次回は9/11(火)更新!!