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「“ポケモンに育てられた子ども“と聞いて、私のことだと思いました」 上白石萌歌さんスペシャルインタビュー

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本日12月25日から全国の劇場で上映される「劇場版ポケットモンスター ココ」の公開を記念した、コロコロオンラインのインタビュー企画! ゲスト声優の上白石萌歌さん、中村勘九郎さん、山寺宏一さん、中川翔子さん、音楽プロデュースの岡崎体育さん、そして矢嶋哲生監督の独占取材記事を掲載するから、どれも読んでくれよな!!
 

演じるのは“ポケモンに育てられた少年”

――上白石さんはポケモン映画初出演となりますね、おめでとうございます! オファーが来た時は、どのような心境でしたか?
 
私は小さい頃からポケモンが好きで、「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ」(2006年公開)は、私が小学1年生の頃に初めて観た映画でした。ポケモンのゲームも遊んでいて、ずっと親しんできた存在なので、今回、ポケモンに育てられた人間の役だと言われた時に「あっ、それ私だ!」と思ったくらいです。
 
私も、ポケモンに育てられたと言っても過言ではないくらい、小さい頃からポケモンの存在がそばにありましたし、自分の一部のような感じがあったので、すごくうれしかったです。自分が初めて観た映画と同じ感動を、今回は届ける側の人間として携われることが素直にうれしかったです。
 
――すごい、そんなに身近な存在だったのですね!
 
はい。私は3年間メキシコの住んでいたことがあるのですが、向こうのクラスメイトが「ポケモン」「サトシ」「ピカチュウ」と話しているのを聞いて、ポケモンを通じてコミュニケーションが取れたこともすごくうれしかったのを覚えています。もはや共通言語の一つですよね。
 
――上白石さんが好きなポケモンは何ですか!?
 
私はダークライが好きです。ダークライって、すごく強いんですよ。私がニンテンドーDSで「ポケットモンスター パール」をプレイしていた時、一番欲しかったポケモンです。だって、即戦力じゃないですか! ポテンシャルがすごいんですよ。すぐ戦いに参加できて勝てるステータスの持ち主なので、ゲットできたときはすごくうれしかったです。
 
――かわいいデザインのポケモンより、かっこいい派なんですね!
 
そうなんです、かわいい・愛おしいポケモンよりも、強くてかっこいいポケモンが欲しかったです。勝ちたい、一番になりたいという気持ちが強かったんだと思います。
 
――そういう意味では、上白石さんが演じるココを育てた“父ちゃんザルード(声・中村勘九郎さん)”は、正に強くて頼れる存在ですね。
 
はい、背中でいろいろなことを教えてくれる存在というか。ココはまだ弱い部分もあって、父ちゃんに助けられてばかりですけど、いつかは父ちゃんを超えるんだっていうココの強い野心も感じられます。
 
――ココはポケモンに育てられた少年という役柄ですが、演じる上で意識したポイントを教えてください!
 
まず、自分とは性別の違う役柄ということで、「果たして、自分の声が男の子に聞こえるのだろうか?」という不安が最初はありました。でも、よくよく考えてみれば、10歳の少年って性別がどちらとも言えない声をしていますし、中性的とも言っていい年代だと思うんです。ジャングルで育ったココらしい獣っぽい声を出す時と、少し中性的な声の2つを無理のないように演じ分けさせていただきました。
 
――父ちゃんザルードの勘九郎さんも上白石さんも、本当にすばらしい演技でした! ご自身が演じたなかで、お気に入りのシーンはどこですか!?
 
一番最初の登場シーンが好きです。父ちゃんとジャングルのツタを飛び渡っていくシーンなんですけど、人間にはできない芸当ですよね。一生懸命力を入れてツタからツタへと飛んでいく声を出すのが楽しかったですし、人間ではできないことを役柄を通じて追体験できたような気持ちになれたことが印象深いです。
 
あとは、私はホシガリスが好きなので、ホシガリスが登場しているシーンはどれもお気に入りです! あんなにかわいい顔をしているのに、結構憎たらしいふるまいをしたり、わがままだったりするところのギャップが面白くて。すぐに怒ったり、ちょっとひねくれたところも可愛いんです! 矢嶋監督にとっても、推しポケなんじゃないかなぁ(笑)。
 

大人の方にもぜひ観てほしい映画

――「ココ」は、当初、夏の公開予定でした。夏休みといえばポケモン映画ですから。一度は延期になってしまったものの、改めて公開日が決まった時のお気持ちを教えてください。
 

そうですよね、私のなかでもポケモン映画は夏のイメージが大きいです。でも、冬のポケモン映画もきっといいだろうなと、私は思っていて。今回、クリスマスの12月25日というすてきな日付に公開日が決まって。公開されることが本当に幸せだな、と思います。
 
――完成した映画を観た時、今回の作品に対してどのような印象を持ちましたか?
 
ポケモンの映画って、子どもが観るものだと思っている人がすごく多いと思うんです。でも、「ココ」はすごく大人向けでもある作品だなと思っていて。「子どもを育てるってどういうことなんだろう」「自分が親になったら、どんな風に子どもと接すればいいんだろう」「子どもが巣立っていく時の感情」など、大人の方に響くメッセージもたくさんあるなと思いました。
 
一方で、私は自分の子ども時代のことを思い出しもして。ポスターでも父ちゃんザルードの大きい背中が映っていますけれど、台本を読みながら、リビングでくつろぐ父の背中を思い出しました。大人の方にも、ぜひ観ていただきたい作品です。
 

上白石さんとコロコロの思い出

――ちなみに、上白石さんって、コロコロコミックを読んだことはありますか?
 

あります! 小学校時代、学校にこそこそ持ってきてる子がいて(笑)、借りて読ませてもらったり。『ドラえもん』(藤子・F・不二雄先生)や『でんぢゃらすじーさん』(曽山一寿先生)を読んだりしていました。コロコロって、すごく夢が詰まっていますよね。食事のバイキングみたいな。次の号が待ち切れないっていう気持ちがわかります。
 
――えぇ〜〜〜! 上白石さんがコロコロを! めちゃくちゃ意外です、ありがとうございます!! 現役読者の小学生に向けて、メッセージをいただけたりしますか!?
 
難しいことは考えずによく遊んで、よく食べて、よく寝ることですかね! 時には、ケガをしない程度に冒険するのもいいと思います。きっと。今しかできないこともたくさんあるので、自由に小学生時代を謳歌することで、すてきな大人になれるんじゃないかなって!
 
――ありがとうございます! 最後に、上白石さんのなかで、劇場で映画を観ることの良さを教えてください。
 
今は、「少し待てば、配信でも観れるか」と感じる人も決して少なくないと思うんです。でも、映画館で観るって、つまりは自分と作品しかない空間で観るということじゃないですか。上映直前の照明が落ちていく感じって、これから物語が始まるぞという感じがして、すごくすてきですよね。きっと、家で見るのとは全然違う体験だと思うんです。「ココ」は音も絵も、とてもすばらしいものなので、劇場の空間で余すところなく体感していただければうれしいです。

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