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ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.92 ~合法的悪夢~

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By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
 
いよいよ新セット『カルドハイム』のカードプレビューが開始されました!といっても現在はプレ・プレビュー期間というか、本格的なプレビュー期間は1月7日(木)からになるようですが。詳細はこちら(リンク先はマジック:ザ・ギャザリング日本公式ウェブサイト)。

今回発表されたカードの中の1枚である《Pyre of Heros》は、往年の強カードである《出産の殻》を彷彿とさせる能力を持ったカードです。《出産の殻》は個人的にも大好きなカードなので、リメイクはとても嬉しいですね。同じクリーチャー・タイプのクリーチャーしか探せないように調整されていますが、母数の多い「人間」や「ウィザード」などでデッキを組んでみたいところです。本連載の第0回のご挨拶でも述べましたが、僕は《出産の殻》大好き人間なので《Pyre of Heros》は本当に嬉しいし早口になってしまう。デッキを組むのが今から楽しみです!
 
そんな『カルドハイム』の発売日は2021年2月5日(金)!MTGアリーナでは1月28日(木)にローンチされる予定となっているので、年末年始は『カルドハイム』に期待を膨らませながら過ごす日々となりそうですね!
 
さて、大きなアップデートをご紹介したところで、今週もスタンダードの最新デッキを見ていきましょう!

『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ

今月の初旬に開催された『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップでは、予選を勝ち抜いていったプレイヤーや、世界各国のプロプレイヤーが集まって激戦を繰り広げていました。
 

そんな中で見事に優勝を収めたのは、スコットランドのプレイヤーである”氷鮫”ことブラッド・バークレイ選手/Brad Barclay。その使用デッキは「ディミーア・コントロール」でした。本連載では取り扱ったことのないデッキなので、ご紹介させていただきたいと思います!
 

ディミーア・コントロール(使用者:ブラッド・バークレイ選手)
枚数 カード名(メインボード)
7 《島》
6 《沼》
4 《欺瞞の神殿》
2 《ゼイゴスのトライオーム》
4 《清水の小道》
4 《這い回るやせ地》
4 《寓話の小道》
4 《真面目な身代わり》
3 《半真実の神託者、アトリス》
2 《血の長の渇き》
2 《塵へのしがみつき》
4 《無情な行動》
4 《ジュワー島の撹乱》
4 《精神迷わせの秘本》
4 《海の神のお告げ》
2 《本質の散乱》
2 《否認》
1 《取り除き》
4 《中和》
3 《エルズペスの悪夢》
4 《絶滅の契機》
2 《悪夢の詩神、アショク》
4 《精霊龍、ウギン》
枚数 カード名(サイドボード)
1 《空を放浪するもの、ヨーリオン》
1 《本質の散乱》
1 《否認》
3 《神秘の論争》
1 《エルズペスの悪夢》
3 《影の評決》
4 《サメ台風》
1 《エレボスの介入》

 
ディミーア(青黒)といえば現行スタンダードではウィニー戦略を主軸とする「ローグ」系のデッキの印象が強いですが、本来(?)は青の打ち消し呪文黒の除去&手札破壊呪文で対戦相手の行動を阻害してゲームを長引かせ、強力なフィニッシャーで勝利を目指すコントロール戦略が得意な色の組み合わせです。
 

▲《中和》
▲《無情な行動》

対戦相手のやりたいことを阻害するために、このデッキでは大量の妨害カードと、それらを引き込むためのドローカードが採用されています。ほとんどのカードが対戦相手のカードを1枚以上無力化するか、自身が1枚以上のカードを得るカードで構成されているため、純粋なアドバンテージ勝負になったとき、このデッキに勝るデッキは存在しないでしょう。
 

▲《悪夢の詩神、アショク》
▲《精霊龍、ウギン》

フィニッシャー枠に据えられているのは《アショク》と《ウギン》。これらのカードは自身のライフや盤面を守るのにも役立つ上に、数ターンの間に速やかにゲームを終わらせてしまうポテンシャルを有しています。《アショク》はこれまであまり日の目を見ることのないカードでしたが、環境がミッドレンジに寄っている環境では、継続的にボードアドバンテージを得ることができるこのカードが弱い道理はありません。
 
現行環境では依然としてグルールとローグが強いですが、このディミーア・コントロールは、あくまでも盤面で勝負をするグルールに対してはそれなりに戦えるでしょう。対戦相手のプレインズウォーカーに対処する手段が限られるので、プレイングで意識したいところですね。
 
コントロールデッキはプレイングが難しいですが、使いこなすことができれば相手に何もさせずに勝利をすることもできます。打ち消し呪文と除去呪文の連打で、対戦相手を恐怖の底に叩き落としましょう。
 

  ライター:ドブフクロウ     青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。

 

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