【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第73話 成長の証を手に入れるために(2)


 

最初の壁

 
 人生とはつまるところ、成長と挫折のくり返しである。
 
 オヤジのゲンコツの痛さを知って泣いたとき……。
 
 近所のガキ大将にコテンパンにされて悔し涙に暮れたとき……。
 
 そして受験や失恋、会社での評価と損失(急に暗いけどw)。
 
 壁にブチ当たるたびに、どうやってそれを乗り越えるのか考え、工夫し、改めて挑むときに人としての成長が始まる……。
 
 『原神』における冒険ランク突破ミッションも、それに通じるのかもしれない。
 
 ただただ惰性でプレイし、時間と引き換えで強さが手に入るだけでは……あまりにも味気ないし、システムとして薄っぺらい。それならば、「ここぞ!!」というタイミングで強烈な関門を用意し、それを越えられたものにだけ新たな地平を見せてやろう。
 
 きっとそんな思想のもとで、この遺跡は作られたのだろう。
 

 
 いざ行かん、明日の一歩のために。
 
 ここで“成長の証”を手に入れて、つぎの段階に進むんだ!!
 

多重構造の罠

 
 というわけで、ひさびさにカッコつけたオープニングを書いてみたが、思わず中二病が発症してしまうくらい、この冒険ランク突破ミッションは思い入れが深い。ここでどれだけ……多くの屍をさらして、足止めを喰らったことか!!!!(苦笑)
 
 前回の続きとなるが、
 

関連記事
【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第72話 成長の証しを手に入れるために(1)

 
 冒険ランク25突破用の遺跡に、俺は、
 

 
 水元素のバーバラ、風元素の主人公、火元素の香菱、そして氷元素のガイアで挑むことにした。もちろん、メインアタッカーの刻晴をメンバーに入れたかったんだけど、左下に表示されている“推奨元素”の欄が、
 
 「ここはのダンジョンだよ!!! それ以外は危ないから入っちゃダメ!!! 入れるけど、失敗するよ!!!
 
 と激しく主張していた(ように見えた)ため、このようなメンツに……。正直、火力に関しては刻晴に頼りっきりだったので、不安しかない船出である。
 
 やったことがある人は知っていると思うが、この冒険ランク突破ミッションはボス1体を倒せば終わり……なんていうシンプルなものではなく、いくつかの階層でタイプの違うモンスターをすべて倒さねばならない。よって、遺跡に入るときに“推奨元素”ってのが表示されるわけだが、ぶっちゃけ、これにはあまり惑わされないほうがいいかな……といまになって思う。
 
 とりあえず、やってみよう。
 
 まずは、メインの闘技場に通じる広い道を突破する。
 

 
 ここでは、ボウガンを構えた2体のヒルチャールが襲ってくるので、慌てず騒がず、冷静に対処する。
 
 そして、これも何度かやってコツをつかんだんだけど、ここでは無理に敵のHPを削ろうと思わず、風主人公のスキルか、吹き飛ばし判定のある強攻撃を叩き込んで、敵を塔から落としてしまうのが手っ取り早いと思ったねw そうすれば味方がダメージを喰らうこともほとんどないし、時間もかからないしで、非常にコスパがいいのである。こういう場面はほかのミッションでも多々見られるので、高台とか水辺(ヒルチャールは泳げないので、深みにハマると溺れ消える)で立ち回るときは吹き飛ばしを多用するといいかもしれないw
 
 そして、遺跡の内部では数回に分けての戦闘が行われる。
 
 もちろん……最初のほうはチョロい。
 

 
 バーバラも余裕でぴょんぴょん飛び跳ねられるくらいにな(ピンチで回復してるんじゃねえか)。
 
 でも、後半に行くほどに……出てくる連中がヤバくなってくるんだよ!!!
 

 
 盾を持ってるデカヒルチャールだけでも厄介なのに、同時に遺跡狩人(だっけ?)も襲ってきて、戦場が速攻でカオスになるという……!! そうなったら……もう、これをやるしかねえよお!!><
 

 
 きらららら~~~ん……ww
 
 もう、何度バーバラの元素爆発で体力回復したことか……w この遺跡だけで、たぶん100回くらい使ったと思うよ……w
 
 でも、その甲斐あって、2匹のデカブツはなんとか撃破……! その瞬間、
 

 
 ぎぃぃぃぃ……!
 
 「出口が開いた!!! クリアーだクリアー!!!www
 
 と小躍りしたんだけど……出口じゃなくて進行方向の入り口が開いただけで、いまのデカブツ、中ボスですらなかったわ(愕然)。
 
 そして、
 

 
 こんな、SASUKEみたいなアクロバティックなステージを越え、
 

 
 またまた、違う闘技場に……。向こうでプカプカ浮かんでいるのは……!
 
 「うげぇ……。大嫌いな、アビスの魔術師じゃーん……」
 
 この戦いの結末は……?
 
 次回に続く!
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/

※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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