ベイ熱中改造塾!! 第10回「驚異の超Z回転吸収ベイ、唯一の弱点を改造で克服!!」

超改造で日々のベイライフをよりアツく! ベイ界の第一人者による熱血解説記事でGoシュート!
第10回「驚異の超Z回転吸収ベイ、唯一の弱点を改造で克服!!」

こんにちは! マスターブレーダーのホリカワです。9月から年末にかけて、ベイブレードは強力な新ベイたちがかつてないペースで登場しますよ!! 皆さん、しっかりついてきてください!!

今回はその新ベイラッシュの中でも一番ブレーダーが待ち望んでいたであろう持久型、<ガイストファブニル>の改造を紹介します!!

■そもそも<ガイストファブニル>とは!?
<ガイストファブニル>は左回転で相手の回転を吸収する持久型<ドレインファブニル>の進化形です。<ドレインファブニル>はたとえ手回しで撃っても、相手とぶつかることでそのイキオイを吸収。自らの回転を加速させ、最後には相手を低速バーストさせてしまうという驚異のベイです。大会ではもちろん手回しは禁止ですが、弱く撃つほど強くなるので、今でも絶大な人気を誇っています。
そんな<ドレインファブニル>を超Z化させたのが<ガイストファブニル>なのです!!

▲神レイヤーベイのドレインファブニル

 

▲進化して超Zベイの仲間入りを果たしたガイストファブニル

回転を吸収するレイヤーの重要部分「ラバー」を可動式の刃にして、回転吸収力を上昇。さらにスプリングを内蔵したドライバー<アブソーブ>によって、スタジアムの段差で動きを変える危機回避軌道も可能になっています。左回転持久型の決定版といえるベイになった自負しています。

■<ガイストファブニル>改造のコツは弱点にあり!!
ノーマル状態のパーツ構成は<ガイストファブニル.8’.Ab>となっていて、上記のとおり非常に強力です。しかし、まったく弱点がないわけではありません。レイヤーが大型化したことによって、本体が傾いた時にレイヤーがスタジアム面に擦りやすくなってしまったのです。
よって、より傾きづらくレイヤーを擦りにくい構成を目指すのが<ガイストファブニル>改造のコツになります。
さっそく改造して紹介していきましょう!!

【ガイストファブニル.10P.Et】
重く、なおかつ内重心のディスク<テン>で本体を傾きづらくしつつ、それでも本体が傾く後半戦のために大型で円形のフレーム<プルーフ>を装備。<プルーフ>がレイヤーより先にスタジアムに擦れるので、最後の1〜2回転の粘りをプラスできます。
さらにドライバー<エターナル>は、ガードによって傾きを抑える効果と、その低さでラバー刃を相手に当てやすくする効果を持っています。
これにより吸収率最高クラスの超持久ベイ改造が完成します!!

▲左からレイヤー=ガイストファブニル、ディスク=10(テン)、フレーム=プルーフ、ドライバー=エターナル

【ガイストファブニル.8’.H】
レイヤー、ディスクはノーマルのままで、ドライバーを<ホールド>に変更してもおもしろいベイになります。
<ホールド>は攻撃的な動きをしつつも、軸先の大型円盤によって倒れづらさも持つドライバー。これで最初はガンガン攻撃をしかけつつ、最後の粘りもみせる変則的な<ガイストファブニル>が生まれます。攻撃が好きなブレーダーにはぜひ試してみてほしい改造です。

▲左からレイヤー=ガイストファブニル、ディスク=エイトダッシュ、ドライバー=ホールド

■ベイに「完璧」なし!!
どれだけ強力なベイでも、やはり「完璧」なものは存在しません。新型のベイを手に入れたら、まずは改造をせずに何度もバトル!! 長所でなく、短所もしっかり見極めてから改造にとりかかりましょう。
最後に少しでも「完璧」に近づけるのは、やはりブレーダーの工夫なのです!!

ではまた次回まで、3、2、1、ゴーシュート!!

堀川亮(ほりかわ あきら)
マスターブレーダー。2008年、タカラトミー入社。ベイブレードバーストの開発からマーケティングまで、全般を担当。

 

次回は9/24(月)更新!!