武井宏之先生が熱く語る!! ハイパーダッシュマシン誕生秘話⑤ 【キャノンデッドボール編】

コロコロアニキで『ハイパーダッシュ! 四駆郎』を激筆中の武井宏之先生が、自身のマシンデザインと『HD四駆郎』についてこっそり話してくれるこのシリーズ!! ということで、第5回目はキャノンデッドボールの誕生の秘密ズームイン!!! 今回も驚愕のエピソードMEGA盛りで行くぜー!!!

ミニ四駆のデザインは長さがポイント!!

気弱で軟弱ないじめられっ子が、ひとたび顔にメイクを施したとたんに過激なパンクロッカーに豹変!! そんなキャラクター、パンクローの愛車がダッシュ4号キャノンボールだ!!!

華麗なテクニックでギターを奏でるパンクローは、マシンの早組みも得意!! パンクなミニ四レーサーとなってキレッキレの過激な走りを展開する!!!

そんなパンクローの新たなマシンが、キャノンデッドボール!!!
武井先生!! このマシンのデザインでは、どんなところ苦心したんですか?
「ハイパーダッシュマシンは、シャーシがMAシャーシで統一されていて太い。幅が広いんです。それで、どうやったら縦長のカッコいいイメージを与えられるかっていうのに苦労しましたね。初代のキャノンボールは真ん中が少しくびれた形なので、それをそのままデザインするとボディがさらに幅広くなっちゃうんです。かといって前後を伸ばせないし。すっごく考えて苦労したんですよ!!」

「そもそもミニ四駆って、実際のクルマと比べるとホイールベースが短いんですね。タイヤの前後が近い!! だからマシンを長く見せるってなかなか難しいんです。バンパーの先までボディを伸ばせばマシンは長く見えるけど、デカくなっちゃうのもレギュレーションでだめなんです、シャーシからはみ出しちゃうと危ないので。そんなことを考え始めると、時間がいくらあっても足りない。デザイナーじゃないのに、いつのまにか本気になりすぎちゃって困ります。だって漫画家だもの!!!」
なるほど!! でもその結果、こんなカッコいいマシンが出来上がって、ホント良かったですね!!

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