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「宇宙人は100%いる」地球外生命体やUFOについて天文学者に質問したら驚愕の回答連発!!

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「宇宙人って、本当にいるの?」――小学生の好奇心の数割を占める質問を、専門家に聞いてみた! 話し手は、東京都市大学の准教授で『天文学者に素朴な疑問をぶつけたら宇宙科学の最先端までわかったはなし』(大和書房)という著書も出している、津村耕司さん! 津村さんの所属する「日本天文教育普及研究会」のメンバーには、これまでにも「【これで言い返せる】『何時何分何十秒、地球が何回まわった時ですかぁ〜?』の公式が爆誕!!!!」「ブラックホールでうんこをしたらどうなるの?」の記事に取材協力してもらっているんだ! あわせて読んでくれよな!!
 

▲お話をしてくれる津村先生だ!


 

――早速、本題を聞きたいと思います! 津村さんは、宇宙人は存在すると思いますか!?!?

はい、宇宙人は100%います。

――ひゃ、100%ですか!? そんな言い切ってしまって大丈夫なんですか!?

大丈夫です。なぜなら、地球人も宇宙で生まれた宇宙人だからです。

――津村さん……、それって小学生並の屁理屈ですよね……。

あっはっは、すみません。つまり、「地球外生命体はいるか?」ということですよね。一番正しい答えは「わかりません、見つかっていません」が一番正しい答えでしょう。しかし、個人的にはきっと存在するだろうと考えています。地球人が存在するならば、この広い宇宙にほかの生命がいてもいいじゃないですか。この宇宙に私たちだけなんて、この広い宇宙がもったいないですよ。 

――おお……、「地球人も宇宙で生まれた宇宙人」と言っていることはほぼ同じなのに、説得力が違う……! そうか、私たち地球人が存在するなら、他の宇宙人だって存在していておかしくないですよね!

地球が誕生してから約46億年が経つとされていますが、地球より早く誕生した星はいくつもありますし、地球に似た環境の星がどんどん見つかっているので、きっと存在するだろうと考えています。

地球は太陽の周りを回っている惑星ですが、最近の天文観測により、夜空に見える星々の周りにもたくさんの惑星が回っていることがわかりました。そしてその中には、地球に似た環境の惑星も見つかってきています。なので、そのような惑星には、ひょっとしたら生命がいるのではないかという期待高まってきています。

――おおーーーーー、テンションが上がってきましたよ!! じゃあ、じゃあ、宇宙人がいるとしたら、一体、どんな姿形をしていると思いますか?

なかなか難しい質問です。地球の生物でも、陸上と水中の生物では姿形が全く異なりますから。ましてや他の惑星は地球とは大きく異なる環境でしょうから、地球の生命とは全く仕組みが異なる生命もいるかもしれません。そもそも、私たちはまだ「生命とは何か」ということさえもまだよくわからないんですよ。そんな中、一応ですが「生命の定義」というのも考えられていて、宇宙生命を考える際の参考になるかもしれません。

――「生命の定義」!? 教えてください!!

それは「膜によって外と区切られていること」「代謝をしていること」「自己複製すること」の3つです。「膜によって外と区切られていること」は、人間なら皮膚の存在ですね。「代謝をしていること」は外からエネルギーを取り込んでいること。植物なら光合成、人間なら食事や呼吸です。「自己複製すること」は子孫を繁殖することです。

――はぁ〜、なるほど。

そう考えると、例えばガス状の生物というのは考えにくいでしょう。膜がないと、ガスが周囲に広がり、生命としての実体が薄まっていってしまいますから。生命として存在するには、膜によって囲まれて、生命としての実体がその膜によって閉じ込められていないといけません。

――他社作品の暗黒な大陸の生物が思い浮かびましたよ、津村先生! ちなみに、先生は、UFOは宇宙人の乗り物だと思いますか?

UFO=宇宙人の乗り物説については、懐疑的です。理由はいくつかありますが、UFOが仮に宇宙空間を移動して恒星間を移動できるような乗り物であれば、その宇宙人は地球の文明よりも数段発達した科学技術を持っているはずです。そんな宇宙人が、地球人なんかにうっかり見つかってしまうようなヘマをするとは思えません。

――そうなのかぁ〜、それはちょっと残念だなぁ!

仮に10光年、100光年、1000光年遠くにいる宇宙人がいるとして、あんな小さな乗り物に乗って地球までやってくる必然性がないんですよね。光の速さで何百年と掛かるような距離をわざわざ移動してくるより、電波などで通信したほうが手っ取り早いですから。なので、実際に宇宙人がやってくるよりも先に、その宇宙人から電波などでメッセージがまずは届くはずです。

しかし、宇宙人からのメッセージを探すプロジェクトはいくつかあるのですが、宇宙人からのメッセージと思われる信号はまだ受信できていません。より簡単な電波などによるメッセージさえもまだ受けとれていないのに、実際に宇宙人が地球にまですでに来ているとは考えにくいです。

――なるほどなぁ、それは納得です。

仮に他の惑星に文明が生まれているとしたら、地球より文明が進んでいる可能性が高いです。例えば、私たちの住んでいるこの天の川銀河は生まれてから約100億年経っています。地球は生まれてから約46億年ですから、どちらかというと地球は後発組なんですよ。天の川銀河のほかの星に、わずか1億年でも早く生命が誕生していたら、文明も同程度先に進んでいるはずでしょう。

それだけ発達した文明であるならば、文化的にも成熟しているだろうと期待します。例えば地球人も、かつては発展が最優先で、そのせいで地球環境が破壊されてしまって、それは今でも変わっていないのかもしれないですが、とはいえ、自然環境を守ろうという活動も遅ればせながらも進んできて、公害なんかは昔に比べれば減ってきたわけです。

昔ながらの自然環境が残る土地は国立公園などにして環境保全をしていたりもします。このように考えると、宇宙に存在するもっと進んだ文明ならば、この宇宙に存在する原始的な文明(=地球文明のこと)を、侵略しようとするよりも、保護して(こっそり)観察しようと考えるのではないでしょうか。

そもそも、何光年もはなれた惑星まで来ることができる技術力があるのなら、わざわざ生命がうじゃうじゃいる地球から資源を採掘したりするより、その周りにいっぱいある生命のいない天体からいくらでも必要な資源を採掘できるはずですから、地球を侵略する必要さえもないのではないでしょうか。

――じゃあ、もし地球人がほかの宇宙人とコンタクトを取る日が来るとしたら、やっぱり向こう側からとなりそうですか?

そのほうが可能性は高いでしょう。私たちが向こうを見つけるより先に、あちら側が地球を先に見つけているだろうと。地球からも、他の星に向けて電波でメッセージを出していますが、地球が電波を発見して使い始めたのは、たったの100年前ですから。そう考えると、地球から発せられた電波は、100光年以内という範囲内のまだまだご近所の星にしか届いていないんです。

しかし、そんな近くに地球のような文明があるとは考えにくいですから。返事が来るとしても、まだまだ遠い未来の話でしょうね。逆に、地球が電波を発するずっと昔から、「ここに生命がいる惑星がある」と宇宙人が気づいてくれている可能性はあります。

向こうの宇宙人が地球を観測すると「この惑星には海があって、酸素も大量にあるので、植物が光合成しているぞ。つまり生命がいるぞ」などということが分かるはずです。そういう宇宙人からのメッセージが届いたりしたら、すごくワクワクしますよね。

――うわぁ、めちゃくちゃおもしろいです。もっと、宇宙人とコンタクトを取り始めるくらいの時代に生まれたかったなぁ。津村先生、本日はありがとうございました!!

 


 

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『天文学者に素朴な疑問をぶつけたら宇宙科学の最先端までわかったはなし』
『宇宙はなぜ「暗い」のか』

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