【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第330回 密を避ける美術館

乗りかかった船

 前回、住民のアポロから送られてきた美術品がまんまとニセモノで、博物館で大恥をかかされた……と書いた。

 その記事の最後で俺は、

 「そんなことがあった数日後、今度はかぶきちからプレゼント付きのメッセージカードが届いたのだが……! 長くなりそうなので、機会があったら続きを書く^^;」

 と、その後日談があったことをほのめかしている。

 こういう、後の対応に振った終わりかたって、読者のみんなが忘れたころになってから、

 「そういえば以前、美術品のニセモノ話を書いたが……ようやく機が熟したので、後日談を書かせていただきます!!

 なんて、突然切り出すとカッコイイんだよね~~~!!w もったいつけかたがいかにも余裕あるイケメン風で、俺もやってみてぇなぁ!!www と思うわけヨ。

 でも……。

 別に書くネタがないわけじゃないんだけど(むしろありすぎて困っている)、俺はどうも、

 「乗りかかった船のことは……機が熟さなくてもいいからとっとと書いてしまいたい

 と思うほうで、どうやってももったいつけるということができないのである。俺がイケメンな所作を身に付けるには、10年早いわけか(還暦じゃねえか)。

 というわけで、美術品の話……というか、怪しの業者であるつねきちと、美術館について書きたいと思います。

美術館のいま

 しかし、これまでの日記で俺はつねきちのことを“ツネキチ”とカタカナで表記してきたような気がする。なんか、“ももこ”もそうなんだけど、平仮名よりもカタカナ表記にしたほうが読みやすい名前って絶対にあって、俺的にはつねきちもそのひとりだったので“自然と”カタカナで書いてきてしまったわ。ゴメンな、つねきち。

 そんなつねきちの怪しい行商船は、月に2、3回の頻度で島にやってくる。

 皆さんご存知だと思うが、中は↓こんな感じだ。

 怪しい……というより、圧倒的に胡散臭い^^;; とてもじゃないけど、こんな密輸業者みたいなヤツからモノを買うことはできねえなあ。

 なので俺は長いこと、つねきちの船を見かけても中に入っていない。

 残暑の残っていた9月も……。

 秋の気配が漂い始めた10月も……。

 ナゼか元日にも来ていたんだけど(苦笑)、そのときも高台から船を眺めるにとどめた。

 撮り溜めているスクショを精査したところ、俺がつねきちの密輸船に最後に入ったのは2020年8月19日(!)で、以来一度も、船の中に潜入したことがないのである!!

 つねきちと会話をしたのも、直近が8月の花火大会のときだと思うわw

 こんな感じなので、当然のことながら美術品の収集は止まったままだ。いや“止まった”以前に、始まってもいないんだよな^^;

 なのでせっかく、博物館の中に↓このような立派な美術品展示コーナーがあるというのに、

 その中たるや……(((( ;゚Д゚)))

 ぽつーーーん……ww

 がらーーーん……ww

 まるで現代の世相を反映したかのような、三密を避ける見事なカラッポっぷり……。

 唯一、展示されているのは、

 ……まるで集合場所を間違えて来てしまったかのような“しんぴてきなちょうこく”。寄贈したのは、

 2020年8月21日……。自分で買った記憶はいっさいないので、おそらくこれはどうぶつからもらったものなのだろう。

 さてここでようやく、冒頭で書いた“かぶきちからプレゼント付きのメッセージカード”の話になる。

 先日、郵便ポストを開けたところ、以下のようなカードがかぶきちから届いていたのだ。

 ……これ、完全にアポロの手紙のコピペじゃねえか!!www

 まあ、タイプが同じどうぶつなので仕方がないんだけどw 文面を変えずに29人の人に送ってください……っていう、懐かしの不幸の手紙かと思ったわw

 で、添付されていたプレゼントが、スクショを撮り忘れていたんだけど、怪しさ全開の“あらぶるめいがのひだり”。もう見た瞬間、確信したよね。

 「くっそwww かぶきちまでニセモノを送り付けてきやがったwww」

 コワイタイプのどうぶつ2名が、ルナステラ島にニセモノ美術品を流通させようとしているのか……!?

 これはいかん。とっととフータにニセモノの烙印を押してもらって、たっちー先生にメールで送ってしまおう。

 そこでさっそく、フータに鑑定してもらった。

 その結果は……w

 ……って、本物だったんかい!!!www

 予期せぬ本物美術品の登場に、動揺を隠しきれない俺w でもこれにより、

 展示がちょっとだけ、にぎやかになりましたとさw

 続く!

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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