【原神プレイ日記】角満の『原神』大紀行:第113話 ディフェンスゲームは楽しいなあ

機関棋譚にコミットする

 この冬、『原神』で開催される最大級のイベント“海灯祭”を楽しんでいる。

 忙しくてなかなかログインできないのがさみしくもあり、むなしくもあり……な状況なんだけど、ときたま時間を見つけては“あること”でストレス発散しようと目論んでいる。

 それが、前回の記事でさわりだけ紹介したゲーム内ゲームのタワーディフェンスモード、“機関棋譚”だ!!

チュートリアルは簡単だけど

 機関棋譚は、任務“いずこより来たりし灯”をクリアーすることで解放される。

 プレイするには例の“霄灯”がひとつ必要なのだが、とりあえずチュートリアルは無料で遊ばせてくれるというのでここで感触をつかみ、晴れて「おもろい!!」となったら迷わず霄灯の量産体制に入らないといけないなw

 ゲームに入ったら、まずは出陣するチームメンバーを決める。

 じつは機関棋譚では、プレイヤーキャラによる直接攻撃で敵にダメージを与えることはできない。

 「え。ま、マジで?? ど、どーいうルールだよそれ」

 と気色ばむ方がいるかもしれないが、ディフェンスゲームとはそういうものなので慌ててはいけない。

 機関棋譚は直接攻撃の力技でねじ伏せるのではなく、敵の種類と進行ルートを見極め、プレイヤーの代わりに攻撃をしてくれる“奇術機関”をいかに効果的に配置するかが問われる“頭脳戦”の色が濃いのである。

 「だったら、チームメンバーなんて誰でもいいじゃん」

 と思われるかもしれないが、じつはプレイヤーキャラによっては小型の敵を強撃やスキルで吹っ飛ばすことができたり、容易に元素を付着させることができる者も存在するので、キチンと吟味することは必須だ。

 そういう意味で、俺が選んだ、

・バーバラ(水元素付着担当)
・クレー(火元素付着、吹っ飛ばし担当)
・刻晴(吹っ飛ばし担当)
・甘雨(氷元素付着担当)

 ↑このメンバーは、かな~~~りバランスが取れている気がする。さすが俺。完璧に知的な立ち回り(ドヤ)。

 ……なんて言いつつ、じつは、

 「チュートリアルだし、メンバー入れ替えるの面倒だから、いつものこいつらでいいやwww

 という、考えナシの脳筋仕様で臨んだだけなんだけどな!!w 結果としてよかったから問題ないんだけど!!w

 そんな、パーフェクトな陣容で臨んだ機関棋譚のチュートリアル。

 敵の攻撃はウェーブ制で、最初の団体を撃退したらつぎの団体、それも倒したらつぎの団体が……という、タワーディフェンスをやったことがある人にとってはおなじみの流れになっている。

 まずは、第一波が来る前に攻撃の要衝となる奇術機関を設置していった。

 これはチュートリアルなので本当にテキトーに設置しただけだけど、難度が上がるにつれて敵も強大になるので、

 「まず最初に氷元素を付着させて、すぐに雷の奇術機関で攻撃させて元素反応を……!!」

 なんて、元素の仕組みを巧みに使った立ち回りが要求されるようになる。このへん、『原神』というゲームの根底に置かれている“元素”というものを完璧に使いこなしている感じがして、じつに好感が持てるわ。

 そして準備が終わったら、敵を呼び込む。

 すると……さっそく……!

 ヒルチャールの団体さんキタァァァアアア!!!www

 なんか、ふだんはまったく知性を感じさせない行動をしているヒルチャールのおっさんたちが、

 「列を乱すな! きっちり行進するぞ!! さあみんな、脚を合わせて!!

 てな感じで律儀に進軍する様を見て、

 「あの無頼な乱暴者たちが、しっかりと更生して……><

 なんて、感動すら覚えて泣きそうになったわ。

 そんなヒルチャールたちの行進を、問答無用で妨害する。

 元素を付着させて、刻晴の吹っ飛ばしで隊列をメチャクチャにして……。

 ヒルチャールは、ただ出口に行きたかっただけなのに! それすら許さず妨害してしまって!!><

 どっちが悪者なのかわからなくなってくるが(考えすぎ)、タワーディフェンスとはそういうゲームなので割り切って通せんぼをくり返す。

 その結果……!

 無事に、チュートリアルは終了!!

 なるほどなるほど、これはシンプルルールで楽しいな! さっそく霄灯を量産して、機関棋譚を全クリしちまうか!!

 このときの俺の感触としては、

 「機関棋譚、意外とチョロいかもな!w」

 だったんだけど、実際にやり始めると……!

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/

※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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