【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる× shouが語るN-ZAP85で勝つための 立ち回り術~1~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる× shou 第1回】

いまもっとも勢いのあるN-ZAP85使いのひとりであるshou選手が対談に初登場!

その使いやすさで人気のN-ZAP85だが、極めるためにはしっかりとした立ち回りを身に着けることが大事。そのポイントについて、shou選手にいろいろと聞いてみたぞ。

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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shou
昨年、ハイレベルなメンバーが集まるエリア杯で脅威の5連覇を達成するなど、「いまもっともガチエリアが強いZAP使い」と言っても過言ではない超実力者。そのミスのない安定した立ち回りと、状況に応じた的確な判断力は、ZAP使いのお手本といえるもの。また、不利な局面でも生き残って相手を返り討ちにするなど、キャラコントロールと対面力も非常に高いスキルを持ったプレーヤーだ。
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『スプラトゥーン2』では塗りブキがもっとも重要

――まずは、ふたりの関係性といいますか、普段はどういった形で一緒にプレーすることが多いですか?

shou:同じチームでプレーするというよりは、対抗戦とかで敵同士での関わりが多いかなと思います。
あとばる:そうですね。昨日も敵同士で対抗戦をしましたし。

 

――shou選手は”ちょうえつ”(※1)というチームでも活動されています。ネットだと「現環境での最強チーム」とも言われたりしていますが、この4人でチームを組もうとなったのはなにかきっかけがあったんですか?
※1:Shou選手、れんたな選手、りうくん選手、るす選手の4名によるチーム。全員が数々の大会で優勝した実績を持つ。

shou:メンバーでいうと、もともと”れんたな”と”りうくん”とはよく一緒にやっていて、最初はれんたながスロッシャー、りうくんがクーゲルシュライバー、僕がプライムシューターという編成だったんですけど、このときはあまり勝てなくて。それで、なんかの大会のときにりうくんが僕に「ZAP持てない?」って聞いてきて、ZAPは前に使っていたから一応持てるなと思って、僕がZAPを持って塗り枠になったんですね。
 ただ、そうすると後衛が足りなくなるので、とりあえずいろんな後衛の人をさそって大会に出て優勝できるようになってきたんですけど、その中で一番うまく噛み合ったのが”るす”なんですよ。前にも押し上げられるし、ハイパープレッサーで打開の起点も作れるし、塗りがちょっと弱いのがマイナス点なんですけど、そこも立ち回りでカバーすればなんとかなるというので、るすを軸にやってみようということで決まりました。

 

――shou選手はエリア杯(※ユーザーによる非公式のオンライン大会)の5連覇を始め、大会での実績も抜群ですが、チームでエリアをやるときはどういったことを一番意識していますか?

shou:僕は基本的にはZAPを持っているんですけど、塗り枠ってこのゲームにおいて一番重要と言っても過言じゃないくらいの役割で、塗り枠がやられるとチーム全体が崩れるんですよね。だからまずは、やられないことが一番大事で、そのためにも塗り枠が自分から対面を仕掛けに行くのはあまりいい動きじゃないと思っていて。
 野良のガチマッチだと、自分から仕掛けないとどうにもならないこともあるので別ですけど、対抗戦の場合は基本的には前衛だったり、中衛が取りこぼして手前に入ってきた敵を処理して、周りを塗り固めることを常に意識しています。

 

――実際、shou選手の動画を見ていてもすごく慎重というか、ほとんど自分からは仕掛けにいかないですよね。

shou:そうですね。自分からアクションはかけないですね。

 

▲N-ZAP85はできるだけ生き残って盤面を塗ることと、スペシャルのインクアーマーを多く回していくのが立ち回りの基本だ。

 

――あとばる選手から見て、shou選手はどういったプレーヤーという印象がありますか?

あとばる:ZAPのお手本ですね。これからZAPを練習したいという人は、shouさんの配信を見ておけばまず間違いないんじゃないかな。まず、塗り枠のZAPとして、よほどのことがない限りshouさんから崩れないんですよ。例えばこっちが相手の前衛を落としたとしても、そこからshouさんが踏ん張って打開がすぐ始まらずに、そのまま戦闘継続みたいなパターンがめちゃめちゃ多いんですよ。
 そういう面で、やっぱりZAP使いとして理想な動きをしているし、その上でメインのうまさで相手を抑え込むこともできるプレーヤーなので、とりあえずZAPを持つんだったらshouさんのプレーを見ておくのがいいと思います。

 

――ミスもほとんどないみたいな?

あとばる:そうですね。ミスもないですし、不利状況で相手を2枚キルしてチームをもたせるとか、そういうこともできてしまうプレーヤーなので、

 

――そういえばshou選手は、たいじ選手(※2)に「シューター全一」と言われたことがあるそうですね。それくらい、対面が非常に強いプレーヤーですけど、もともとエイムには自信がある?
※『スプラトゥーン甲子園』を2連覇したGGBoyZのメンバー。『スプラトゥーン』を代表するプレーヤーのひとり。

shou:自分の中では反射神経でエイムが上手いとうよりは、置きエイムが優れているのかなって思っていて。相手が来る位置を予測して、置きエイムをしているからキル速が速く見えたりとかが多いんですよ。単純なエイム力というよりは、そのあたりの上手さかなと思っています。

 

――敵がこっちから来るだろうなというのがなんとなくわかって、その通り来てくれたから当たってやられてくれるみたいな?

shou:はい。そんな感じです。

 

――いまはZAPで対面を仕掛けにいかないタイプのブキですけど、本当はもっとガンガン行きたいといった気持ちはないんですか?

shou:ないですね。味方が安心し切れるくらいに強いので、俺がキルしなくても味方に任せれば大丈夫みたいな感じです。

 

 

――なるほど。逆にshou選手から見て、あとばる選手はどういったプレーヤーという印象がありますか?

shou:H3リールガンの化け物ですね。本当に対面していてきついです。甘えたプレーがないというか、H3って硬直があるので、本来であればZAP的にはありがたい相手なんですよ。でも、あとばるさんは3点バーストをきっちり当ててくるので、「うわあ」となることが多々あります。

 

――あとばる選手は実際、H3を持っていてZAPって相手としてどうなんですか?

あとばる:ヒト速を積んでいると、なかなかワントリガーが当てられないのでキツイですね。そこでワントリガーをミスると、一気に距離を詰められてしまうし。ZAPに関してはサブとスペシャルが同じなのもあって、役割が被ったりするんですけど、その上で向こうの方がメインで有利がついているので、基本的には不利だと思います。

 

――いま環境的にZAPを入れているチームが多いと思うんですけど、どうやってメインを当てているんですか。先ほどshou選手はきっちりバーストを当ててくるって言っていましたけど、そこは動きを読んでいるということ?

あとばる:そうですね。基本的には動く方向を読んで、そっちにエイムを置いておくしかできないですね。読みが外れたらこっちがやられるみたいな。

 

shou選手は「金モデ怪人」シリーズの大ファン?

――あとばる選手のカラマリの話も聞きたいんですけど、最近だとYouTubeに個々のプレーの録画をチーム全員で見て、改善点を指摘する企画動画をアップしていました。こういった反省会のようなことは、もともとよくやっていたんですか?

あとばる:そうですね。最近はチームとして大会に出ていなかったので、けっこう久し振りにやったんですけど、1年くらい前のバチバチにチームとして動いていた頃は、ほぼ毎日のようにやっていました。
 この企画も、本当は動画にするつもりはなくて、普通に反省会としてやろうと思っていたんですけど、チームのスタッフさんが「動画にしましょうよ」と言って、公開することになってしまったという(笑)。

 

――この動画を見ると、あとばる選手はすごく理論的に考えてプレーしているんだなというのがよくわかります。

あとばる:でも、こういうのって基本は結果論で、言おうと思えば無限に言えたりするので、申し訳ないなって気持ちもあるんですよね。なので、快く聞いてくれているメンバーには感謝しかないですね。

shou:そういうの、いいですね。以前、あとばるさんが配信で「やるからには勝ちたい」みたいなことを言っていて、僕もわりと同じ考えなんですよ。やるならガチじゃないと意味がないと思うタイプで。大会も出るからにはお遊び程度ではやりたくないと思っているので、あとばるさんの考えには共感する部分が多かったですね。

 

 

――shou選手は、もともと『スプラトゥーン』のようなTPSやFPSのゲームとしては遊んでいたりはしていたんですか?

shou:いや、『スプラトゥーン』が初めてですね。

 

――最初から、けっこう強い感じではあったんですか?

shou:全然そんなことなかったです。友だちの間では「ちょっと上手かったかな」くらいの感じで、けっこう上位でも通用するくらいになったのは『2』からですね。

 

――それは『2』の方がより熱中してやったからなのか、『2』の方がゲーム性が合っていたからなのか、そのあたりご自身ではどんなふうに思っています?

shou:『2』の方が時間をかけることができたんですよ。高校1年生のときに『2』が出たんですけど、家でもそんなにやることがなくて、ゲームをできる環境だったのでやっていたら次第に上手くなっていった感じです。『1』の頃はどちらかというと見る側でしたね。
 たいじさんの動画をずっと見ていたんですよね。たいじキッズみたいな感じで、けっこう動画を追っていて。あとばるさんの動画も見ていて、「金モデ怪人」シリーズ(あとばる選手が『1』の頃にニコニコ動画にアップしていた動画シリーズ。金モデことプロモデラーPGを使ったプレー動画)とか面白がってみていた側なんです。

あとばる:なつかしい(笑)。

shou:あのシリーズ、けっこう好きだったんですよ(笑)。だから『1』の頃は見る側、『2』からガチになったという感じです。

【今回のまとめ】
・『2』において、塗り枠はチームでもっとも重要な役割!
・N-ZAP85を持つならshou選手のプレー動画が非常に参考になる!
・ついでに、あとばる選手の「金モデ怪人」シリーズも見てみよう!

 

次回も引き続き、shou選手との対談をお届け。

N-ZAP85を使う際のガチマッチでの立ち回り方について聞いていくぞ。

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次回は5/25(火)更新!!