【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第461回 行方不明のジュン-どうぶつを探して-(2)

灯台下暗し

 住民のどうぶつが落としたシステム手帳を拾い、持ち主に届けてあげようと奔走した6月10日の出来事の顛末であります。

 その取っ掛かりは前回の記事で書いたので、まずはそちらをお読みください。

 そう、手帳を落としたのはジュンであった。

 毎朝6時くらいから活動を始めている規則正しいどうぶつのひとりで、俺が手帳を拾った午前8時ころにはたいがい、広場で体操をしたり歌を歌っている……はずだった。

 なので俺も、ルナステラ島の目抜き通りを中心に歩いてジュンを探したんだけど、これが……不思議なことに、どこをどう調べてもジュンの姿が見当たらないのである。

 白い体毛を見て、

 「あ! いた!!」

 と思って接近しても、それはたいてい、

 ちゃちゃまるwww

 ていうかももこ、さっきはアセロラとガールズトークしていたってのに、

 その数分後にちゃちゃまるを捕まえて井戸端会議かよwww しかも、どういうテーマで会話してんだオマエらwww

 とりあえずちゃちゃまるとももこは無視して、再び島内をくまなく調べてみたんだけど……やっぱり、どこにもいない。

 となると、

 「あ!! もしかして、俺の目をかいくぐって、自宅に戻ってんじゃね!?w」

 そう気づいてジュンの家に行ってみたものの、

 ぬう……! で、出掛けているだと……??

 痛恨の空振り。じつはこのときすでに日が傾き始めていて、ジュン捜索から9時間(!)が経過していたのであった。

 でもここで、俺は再びピンと来る。

 「あ、そうだ!! ジュンは以前、かぶきちの家で一夜を明かした疑惑があったんだ!! なので今回も、かぶきちの家に長居をしている可能性が!!」

 そうなのだ。

 ちょっと前に、寝坊でなかなか会えないかぶきに挨拶しようと家の前に張り付き、カーテンが開いた瞬間に正面玄関から乗り込んだことがあった。するとそこに、泊まらぬ限り存在しえないジュンがいて、

 「こ、このふたり……もしや、デキてる!!!??

 という、限りなく黒に近いグレーな関係を見せつけたことがあった。

 そこで、かぶきちの家に行ってみたら……!

 お!! カーテンが開いてる!! かぶきち、在宅中や!!!

 となれば、躊躇することなく……!

 「ジュン!! そこにいるんだろ!!!」

 なんて、現場に踏み込む刑事さながらに突入してみたんだが……!

 あれw かぶきちしかいないww

 これで捜索は、フリダシに戻ってしまったのであった。

 そして気付けば時間は午後6時に……。

 この日はナゼか、オトナな住民であるヒノコとアポロがやたらとアグレッシブで、広場で一生、飛行機の真似をして「きーーーーーん!!www」と走り回っていた。いつも中央で歌を歌っているジュンがいないので、

 「今日は邪魔なリスがいなくて走りやすいわ。アツいわ」

 ってんで、ここぞとばかりに駆け巡っていたのかもしれない。

 いやしかし、ジュンはどこに行ったんだ。

 こうなると、可能性として考えられるのは……やっぱり!!

 博物館しかないよなーーー!!!

 じつは、ジュンを探し始めた当初から、

 「どうせ、博物館のどこかにいるんだよな^^;」

 と確信していたんだけど、広い館内を隅々まで探すのが面倒くさくて、

 「でもできれば、博物館じゃないところで見つけたい」

 ということで、ここの調査は後回しにしてしまっていたのである。でも、これほど発見できないとなるとジュンの居場所は博物館しか考えられず、背に腹は代えられなくなって俺はこの施設に突入することに決めたのだ。

 まずは、行方不明のどうぶつの8割がたが発見される魚エリアから。

 しかし……。

 淡水、深海、サンゴ……とすべてのエリアを見て回ったものの、ジュンの姿は見えない。

 仕方なく、

 「あれ、まさか空振りとは。じゃあ……昆虫ゾーンかな」

 気持ちを切り替えて、虫のエリアに入っていった。

 ところが……やっぱり、どこにもいねえよ……(((( ;゚Д゚))) これほど見つけられないことが、ちょっと信じられないんだけど……!

 でも、俺はここでひとつの真理にたどり着く。

 このように、行く先々で空振りになってしまうということは、じつは……!!!

 「ジュンは……朝から俺の背後に身を潜めていて、後ろから着いてきているのでは!!? なので、進行方向にいるわけがないのだ!!!www」

 言うや、

 「いま出たばかりのエリアに戻れば、後からついて回っていたジュンと出くわすはず!!!www」

 そう確信し、

 「バァ!!!www 見っけ!!!!www」

 とわめきながらもといたエリアに戻ったんだけど……w

 あ、ヤバ……w 博物館の入り口や^^; ここ、いつもフータしかいないやんけ!!!w どこが後つけられてんねん!!!!><

 大いに恥をかかされ(自業自得)、俺は博物館を後にしたのだった……(苦笑)。

 けっきょく……w

 夜のとばりが降りてきたころ、

 「もう、ジュンとかどうでもええわ……。さっき鑑定してもらった化石、売り飛ばしにいこ……」

 ということで入ったタヌキ商店で、

 ばったり、ジュンと遭遇……w ……って、朝からずっとここにいたのかよオマエ!!!!www

 タヌキ商店のまわりとか、100回くらい行き来していたのに、肝心の店に入らなかったがために発見に至らなかったわ……。これぞまさに、灯台下暗し……(((( ;゚Д゚)))

 でも、無事に落とし物を届けることができ、

 長かった1日が終わったのでした^^;

 続く!

1年前の今日は?

 せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2020年6月23日の様子は↓こちらです。

 レックスが作ってくれたばかりのニジイロクワガタの模型を飾り、ご満悦の様子w

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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