【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第464回 6月までの海の幸、捕獲大作戦!(1)

ほったらかしでした

 先日、数ヵ月ぶりに、同僚のたっちー先生が『あつ森』に復帰した……という話を書いた。

 3ヵ月間、島を放置するとどうなるのか……という興味深い検証については、以下の3つの記事をご参照のこと!!w

 そんなたっちー先生が、

 「我は再び、永い眠りにつくことになりそうや。……でもその前に、キサマに伝えておかねばならないことがある

 という、ランプに封印される魔人のようなことをつぶやきつつ、俺にこんなことを言ってきたのだ。

 「キサマは島で獲れる虫と魚をコンプリートしていることが自慢のようだな」

 うむ。

 確かに俺は2020年末にすべての虫&魚を捕まえて『あつ森』の図鑑を埋めた。

 これぞ、ほぼ毎日このゲームで遊び続けているベテランプレイヤーの境地。ソフト内の時計をいじらぬ限り、物理的に時間をかけなければすべての虫と魚を捕まえることは不可能だからな!

 「おうよ! 俺は『あつ森』の“生き物マスター”や!! この島に生きるすべての生物は、我が足元にひれ伏しているのである!!」

 意味不明なことをのたまいつつ椅子にふんぞり返っていると、たっちー先生は不敵に「ふふんッ!!」と笑い、居丈高につぎのように言うのである。

 「甘い!! 甘すぎる!!! そういうことはなぁ……キサマがほったらかしにしている“うみのさち”をすべてゲットしてから言ってもらいたいものやな!!!

 Σ(゚д゚ )はうぁッ!!!

 痛いところを突かれて、俺は盛大に喀血した。見れば尻からも、豪快に下血していたかもしれない。

 そうなのだ……!

 じつは俺、マリンスーツに着替えて素潜り漁で捉える“うみのさち(海の幸)”に関してはずっとスルーしてきていて、図鑑もおそらく……2、3個は空いたままになっていると思う。

 先ほどまでふんぞり返っていたアラフィフ親父はどこへやら。

 すっかりシュンとしょげ返って、おずおずと俺は言った。

 「海の幸は……確かに、まったく頓着してこなかったわ。とはいえ、海に入れるようになった昨年の夏は喜んで素潜りばかりしていたので、図鑑はそれなりに埋まっていると思うけどな」

 この言を聞いて、たっちー先生がギラリと目を光らせた。

 「ほう。だったら、海の幸の図鑑を開いてみい。どれだけ埋まっているのか、確認や」

 そこでNintendo Switchを手に取り、慣れた手つきで海の幸図鑑を開いてみたところ……これが……もうッ!!!

 すっかすか~~~ん……www

 「うわあああああああ!!!!(驚)」と俺。

 「なんやこの体たらくはッ!!!!(怒)」とたっちー先生。

 前述の通り、2、3個は空いていると覚悟していたけど、まさか……7枠も埋まってねえとは、どういうこっちゃねん!!!

 「そ、そんな……まさか……(((( ;゚Д゚))) 発売以来毎日プレイしているのに、こんなにも埋まってないって……あるの……!??

 あるからこうなっているんだけど、なかなか受け止め難い現実だわコレ……。

 「あ、あう……。ううう……」

 震える俺に、たっちー先生が話を続けた。

 「これで、キサマがいかに空っぽなプレイをしているかがわかったな。しかも、6月の漁期を逃すとしばらく捕まえられなくなる海の幸も、このリストに入っていない。つまり……いますぐ素潜り漁に出ないと、このスカスカな図鑑はしばらく継続されることになるんや!!」

 俺、「へへぇ~~~!!!><」と土下座せんばかりの勢いでたっちー先生に懇願する。

 「教えてくだせえ!! 6月で海から消えてしまう生き物には、どんなものがいるのでしょうか!!!><」

 そして、たっちー先生は再び、

 「永き眠りにつく前に、それを教えようと思って今日は降臨したのじゃ」

 と芝居がかったセリフを吐いた後、つぎのリストを俺に提示してくれたのだ。

【7月から出現しなくなる海の幸】※北半球

・ロブスター
・ホタルイカ
・オウムガイ

 「これ、けっこう厄介だと思うで。ロブスターは超速度で逃げまくるタイプやし、ホタルイカは6月を逃すとつぎに獲れるのは来年の3月や

 な、なんと……!

 半年以上前から、海に潜るのは海賊ジョニーの通信機を探すときだけになってしまった俺が、そんな連中を捕まえているわけがなかったのだな……。

 この原稿を書いているのは、6月25日午前11時。

 つまり、捕獲の締切まで1週間を切ってしまっているということだ!!

 「あかん!!! 今年はなんとしても、海の幸図鑑を埋めたいのだ!!! いますぐ海に出て、ロブスターとホタルイカを獲ってくる!!!

 言うや、俺はひさしぶりにマリンスーツに着替えてジャブジャブと海に入っていった。

 それを見届けたたっちー先生は静かに、

 「ふふ……。がんばれよ。つぎにわしが目覚める(※『あつ森』を起動する、の意)ときには、図鑑が埋まっているとええな……zzzz」

 と言い、数ヵ月の眠りに突入したのであった……w

 続く!w

1年前の今日は?

 せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2020年6月26日の様子は↓こちらです。

 たっちー先生のとみおか島に行って何かを貢いでいたらしいのだが、何を渡したのか、さっぱり覚えてませんw

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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