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ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.124 ~世界を制したイゼットドラゴン~

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By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。

さて、先日は第27回世界選手権が開催されました。全世界から選りすぐりの16名が集まったこの大会で、見事優勝を収めたのは日本人選手の高橋 優太選手でした!

大会開始直後のドラフトラウンドで敗北を喫し、0勝3敗という絶望的なスコアとなってしまったところから、まるで駆け上がるかのような勢いで以降のラウンドを全勝し、見事に第27回世界選手権の覇者の座に輝いたのでした。

そのドラマチックな勝利の姿はテレビの地上波でもニュースとなったほどです。マジックも世間からどんどん注目されてきていますね!

さて、世界選手権は世界のマジックプレイヤーはもちろん日本人にとっても非常にセンセーショナルな大会となりました。今回はそんな世界選手権のデッキリストを見ていきたいと思います!

第27回世界選手権

上述の通り、第27回世界選手権で見事優勝に輝いたのは日本人選手である高橋 優太選手でした。高橋選手といえば青の使い手として知られており、『ローウィン』期のフェアリーデッキや『マジック・オリジン』期の4色ラリーなど、特にクリーチャーの絡んだ青デッキを得意としています。

クリーチャーで攻撃を仕掛けるタイミングと、打ち消しを構えて対戦相手を妨害するタイミング。その押し引きの感覚に絶妙な匙加減が求められる上級者向けのデッキですが、マジックの練習を苦に思わないストイックな高橋選手が使用すればまさに鬼に金棒です。

イゼットドラゴン(使用者:高橋 優太選手)
枚数 カード名(メインボード)
7 《島》
4 《山》
3 《凍沸の交錯》
4 《河川滑りの小道》
2 《ストーム・ジャイアントの聖堂》
4 《くすぶる卵》
4 《黄金架のドラゴン》
1 《消えゆく希望》
1 《棘平原の危険》
4 《ドラゴンの火》
4 《表現の反復》
3 《ジュワー島の撹乱》
2 《轟く叱責》
1 《否認》
2 《ゼロ除算》
1 《雲散霧消》
1 《プリズマリの命令》
1 《襲来の予測》
4 《記憶の氾濫》
3 《アールンドの天啓》
4 《髑髏砕きの一撃》
枚数 カード名(サイドボード)
4 《心悪しき隠遁者》
1 《消えゆく希望》
3 《バーニング・ハンズ》
2 《燃えがら地獄》
1 《環境科学》
1 《才能の試験》
1 《白熱する議論》
1 《プリズマリの命令》
1 《マスコット展示会》

 
イゼットドラゴンは、イゼットカラー(青赤)で構築されたクロックパーミッションデッキです。環境最強のドラゴンである《黄金架のドラゴン》に加えて、『イニストラード:真夜中の狩り』で新たに追加された《くすぶる卵》の8枚のドラゴンを、青と赤の除去・打ち消し・ドローでバックアップしながら戦います。

▲《くすぶる卵》
▲《灰口のドラゴン》

《くすぶる卵》は2マナ0/4という攻撃能力を持たないクリーチャーです。その見た目からハンバーグの愛称で呼ばれることもあるこのクリーチャーは、呪文を唱えるたびに孵化に近づき、見事変身した暁には4/4飛行に加えて呪文を唱えるたびに対象に2点のダメージを与える超ハイスペッククリーチャーへと変貌します。

呪文を多用するこのデッキでは非常に噛み合った性能で、表面の0/4というサイズもビートダウンデッキを相手にしたときは壁として重宝します。このデッキはクリーチャーの展開と打ち消しを構える2つの行動を両立させたいので、2マナという軽さも非常に強いポイントと言えるでしょう。

▲《雲散霧消》
▲《記憶の氾濫》

打ち消し呪文はソフトカウンター(マナを要求するタイプの打ち消し)の《ジュワー島の撹乱》3枚と、ハードカウンター(確定打ち消し)に《否認》と《襲来の予測》、そして『イニストラード:真夜中の狩り』で再録された《雲散霧消》の3種が1枚ずつ採用されています。それぞれ強みの異なる打ち消し呪文ですが、特にこの《雲散霧消》は「フラッシュバック」を使用する呪文に対して効果てきめん。このデッキにも採用されていますが、現環境には《記憶の氾濫》という非常に強力なアドバンテージスペルが存在しているため、《雲散霧消》を重宝する場面も多そうです。

プレイングこそ難しいですが、世界一に輝いたという結果からも強いデッキであることに疑いの余地はありません。もし現行スタンダードでまだデッキを組んでいないという方は、このデッキからスタンダードに参入してみるのもおもしろいかもしれませんよ。練習しがいのある非常に楽しいデッキで!

ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。

 

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