【ディアブロ イモータル プレ・プレイ日記2】コープスエクスプロージョン、不発

なんて遊びやすい!

 正式なサービスインがいまかいまかと待たれているモバイル版の『ディアブロ』、『ディアブロ イモータル』のクローズドβテストが、いよいよ日本サーバーでも始まりましたよ……と前回の日記で書いた。

 そこに詳しいけど、先行で行われていたカナダ、オーストラリアでのβテストはすべて英語だったので、せっかくプレイさせてもらっていながらも話の内容がさっぱりわからず、この1ヵ月は不完全燃焼なプレイを余儀なくされていたのだ。

 で、そこへきての日本版のクローズドβテストだ。

 会話文も、アイテムの説明も、スキルの解説もすべて日本語表記されているので、

 英語だと、

 「えーっと、これは何のことを言っているのかわからんけど……なんとなく、こういうことだろうな!!!><

 と超テキトーに見切り発車していたものが、完璧な理解のもとで進められる幸せたるやwww

 よって、今回のβテストからネクロマンサーがクラストして加わったんだけど、このトリッキーな死人使いを使用する上でも、心配はまったくなし!! 大いにガイコツを操り、大いに死骸を爆破して歩きたい!!!

 とまあ、このような気合のもとで荒野を駆け巡っているのである。

 そう、ネクロマンサーというクラスは、『ディアブロ II』や『III』においては、使役するガイコツ戦士を武器として戦わせ、倒した敵から生成される肉塊(死体)を大爆発させることで火力を稼ぐ、非常にユニークな存在。そしてこの立ち位置は『ディアブロ イモータル』でも変わらないようで、序盤のうちから……!

 デタ!!!w コープス・エクスプロージョン!!!w これがネクロマンサーの象徴的な攻撃スキル“死体爆発”だ!

 前述の通り、その効果は、

 “範囲内の死体すべてを爆発させ、爆発1回につき付近の敵すべてに51ダメージを与える。敵が複数の爆発を同時に受けた場合、ダメージは2回目以降40%ずつ減少する”

 というもの。クールダウン時間がたったの1秒なので、まわりに死体がある限り、バンバババンと爆発させて敵に攻撃ができるってわけだ。

 死体ってのは、↓こういうものね。

 画面中央付近に真っ赤な肉塊があると思うが、コレである。敵がこの近くにいるタイミングで起爆すると、驚くほどデカいダメージを与えてくれるってわけ。

 せっかくなので、コープス・エクスプロージョンを連続でくり出しているド派手なシーンを、スクショに撮ってお見せしようかと思った。

 思ったんだけど……(((( ;゚Д゚)))

 シーーーン……。

 シーーーーン……w

 シーーーーーン……ww

 中ボスを前に、ナゼか茫然とたたずむネクロマンサーの“kado”君(俺のキャラね)。これ、やる気を失ってすべてを投げ出している……ってわけではなく、必死こいてスクショを撮ろうともがいているところなのだ^^;

 というのも、じつはこのクローズドβテストってAndroid版のみで、ふだんiPhoneの俺は借り物の端末を使って遊ばせてもらっているのよ。で、慣れない機材でスクショを撮ろうとしているんだけど、“音量ボタン下と電源ボタンを2秒以上長押し”という撮影方法だと、スキルが炸裂した決定的瞬間なんて、どう足掻いても撮れやしねえ!!!ww

 パシャ!

 とシャッターが下ろされたときには、上のような茫然自失状態になっていて、おもしろくもなんともない“止め絵”になっているという……w これ、『ディアブロ イモータル』のすばらしさとはまったく関係のない話なんだけど、この日記で使われるスクショにダイナミックさが見られないな……と思ったら、この記事を思い出してくださいな^^;

 それはいいとして(よくないけど)、今回のクローズドβテストからなんと、要望の多かったゲームコントローラーでの操作も可能になっている。

 とはいえ実験的なもので対応しているコントローラーは、

・Xbox One ワイヤレス コントローラー
・Xbox Series X|S ワイヤレス コントローラー
・Xbox Elite コントローラー シリーズ 2
・Xbox アダプティブ コントローラー
・Sony Dualshock 4
・Razer Kishi

 ↑こちらの6種。さらに、「より多くのコントローラーに対応するための作業を継続中」と、公式サイトでアナウンスされている。

 じつは俺もかねてより、『ディアブロ イモータル』の開発者にインタビューなんかができる機会に必ず、

 「ぜひ、ゲームコントローラーに対応させてください!」

 と主張してきた人間だ。そういう意味では、この柔軟対応には心からの賛辞を贈っている。

 でも、クローズドβテストで改めて“画面タップ”の通常操作でゲームを進めてみたんだけど……!

 うん、やっぱり『ディアブロ イモータル』の操作感覚はすばらしいのひと言に尽きる。この手のハクスラ系アクションはモバイルでもたくさん出ているけど、そのどれと比べても遜色ない……どころか、スキルの直感的な操作なんて確実に頭ひとつ抜けていて、

 「さすが、このジャンルの元祖!! 一日の長を感じる!!」

 と感激してしまったほどだ。なので俺はたぶん、製品版がリリースされてもゲームコントローラーじゃなく、ふつうに画面タップでプレイすると思う。……ま、『ディアブロ イモータル』のサービスインに備えてiPad miniを新調したの(マジです)、そのままプレイしたくてウズウズしているのもあるんだけどw

 そう、『ディアブロ イモータル』のゲームプレイは、じつに快適だ。

 新システムである“奥義”(クラスごとに違うド派手な攻撃をくり出す技)も、使えるようになると画面にアイコンが表示されるんだけど、

 出たら、「ここぞ!!」ってときにタップすればスムーズに使用することができる。流れるような操作がアクションゲームには非常に重要なので、このインターフェースは「完璧だな!」と思ったね。

 さて次回からはもう少し、ゲームの具体的な内容に迫っていこうと思います。

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ディアブロ イモータル』公式サイト:
https://diabloimmortal.blizzard.com/ja-jp/

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