【新連載】ZweiLanceのDMゼミナール vol.1 ~オリエンテーション編~

By ZweiLance

 コロコロオンライン読者の皆さん、「新カード風林火山」でお馴染みのZweiLanceだ!!

 今回より新企画、「ZweiLanceのDMゼミナール」が始まる!!

 この企画では新弾の注目カードを、講師役である僕が全力でプレゼンしていく。「新カード風林火山」のパワーアップ版だ。

 まず今回はそのパイロット版として、現環境のおさらいをしていこうと思う。

 実際に見てもらうのが早いだろう。それでは早速いってみよう!

 孫子の言葉にもあるように、デュエル・マスターズで勝つために大切なのは、まず敵を知ること。

 どんなデッキが、どれくらいいて、それぞれどんな戦略なのか。

 テスト範囲を知らずして勉強ができないように、大会結果など情報のリサーチは非常に重要だ!

 さて今回注目していくのがオリジナルフォーマット

 メインのデッキ40枚のみで戦うシンプルなフォーマットで、大会数も非常に多いのが特徴だ。

 ただし超GRゾーンや超次元ゾーン、その他零龍のようなカードが使えない分、プレイングの選択肢としては、何でも使えるアドバンスよりはやや少なめになっている。

 すなわち!敵を知り尽くした上でのデッキ選択・構築が特に重要と言えるフォーマットだ!

 こちらは2022年1月中旬時点で、大会入賞率の高いデッキをランキングにしたもの。

 皆さんのイメージとはどれくらい差があっただろうか?

 ここの認識にギャップを抱えているときは、いわゆるスランプという状態に陥りやすい。かつての自分もそうだった。

 日常的にデータを整理して、記録していくことが重要だ!

 早速最上位のデッキタイプから見ていこう!

 やはり大注目なのが墓地退化のコンボ。

 これまで主流だった水闇の墓地退化は、墓地のカードを山札に戻される、あるいは呪文を制限されるといった類の妨害に非常に弱い側面があった。

 しかし現在主流の自然文明入り墓地退化なら、前者は《天災 デドダム》のような手札を減らさずにマナを伸ばすカードで、後者は《ロイヤル・ドリアン》というクリーチャーのみで退化を決められるカードによって、見事に克服している。

 最速4ターン目でコンボが決まる上に、受けの性能も高く、対策カードにも強い……。

 まさに万能のデッキタイプと言えるだろう。

 続いてはもはやお馴染みの5色コントロール

 その数なんと5種類!いやそれ以上かもしれない!

 それもそのはず。5色という基盤の可能性は無限大で、環境やコンセプトに合わせていくらでも形を変えていくことができる。この対応力こそが5色コントロール最大の強みなのだ。

 まずは3ターン目のマナ加速から《ナウ・オア・ネバー》や《ドラゴンズ・サイン》に繋ぎ、最速で《龍風混成 ザーディクリカ》の着地を狙う3つのタイプ。

 特に最近は《覚醒連結 XXDDZ》を組み合わせた形が注目されているので、呪文に依存したデッキの立ち位置はやや悪くなっている。

 続いて《Volzeos-Balamord》を使ったタイプ2種。

 《龍風混成ザーディクリカ》を使うタイプとは違い、キング・セルの特性を生かして、様々なマナ加速と「ササゲール」を使い分けることで、他のタイプにはないド派手なディスペクター連打を可能にしている。

 ただし大量のマナを必要とする分、相手の妨害や展開に対して一歩出遅れやすいのが課題だ。