【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×ダイナモンが語る「第4回スプラトゥーン甲子園」の舞台裏~1~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ダイナモン 第1回】

全国の地区大会を勝ち抜いた代表チームが集まり、ナワバリ日本一を競った「第4回スプラトゥーン甲子園2019」全国大会。今回はその優勝チームであるGGBOYZからリーダーのダイナモンさんが再び対談に登場!(過去の対談はコチラ!)
 
GGBOYZ優勝までの過程や、あとばるさんが所属するLibarent Calamari(リバレントカラマリ)との激闘の裏側など、大盛り上がりとなった甲子園全国大会について語ってもらったぞ!
 
なお、白熱の試合が繰り広げられた「第4回スプラトゥーン甲子園2019」の試合は下記の動画で見ることができるぞ!!
 




 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。
ダイナモン
スプラトゥーン界でも抜群の人気と知名度を持つカリスマプレーヤー。第1回、第3回、第4回と「スプラトゥーン甲子園」で3度優勝した経験を持ち、彼の所属するチームGGBOYZは「キング・オブ・スプラトゥーン」の異名をとる。また、2018年の世界大会「Splatoon 2 World Championship」でも優勝するなど、世界的にも知られた超一流の実力者だ。

 

GGBOYZとリバレントカラマリは全国大会までの期間をどう準備した?

――今回は1月27日に開催された「第4回スプラトゥーン甲子園2019」全国大会についていろいろとお話を聞かせてください! まず地区大会のお話からで、ダイナモンさん所属のGGBOYZは関東地区大会DAY2を盤石の強さで勝ち上がった印象がありましたけど、地区大会前はチームとして不安点はなかった?
ダイナモン:同じ大会に、はんじょうさん(有名ローラー使い。関東地区大会DAY2に“ぷれみあーず”というチームで参加。準々決勝でGGBOYZと対戦し、名勝負を繰り広げた)のチームがいて、ここは怖いなというのはありました。
 
――地区大会では、はんじょうさんのチームを一番警戒していた?
ダイナモン:そうですね。はんじょうさんのチームに勝てるかがひとつのポイントになると考えていて、「瞬間的なキル力だけは気をつけよう」という話は練習の時点からしていました。
 
――続いて、あとばるさんのチームであるリバレントカラマリ(以降カラマリ)は、オンライン大会の予選リーグから、代表決定トーナメントを勝ち抜いて全国大会出場を決めました。オンライン大会の代表決定トーナメントの前はチームでなにか話したりしましたか?
あとばる:トーナメントに出揃った8チームはチャージャー入り編成が多かったんですよ。なので、とりあえず練習の段階からチャージャー対策という部分は練っていました。
 ただ、ライバルチームの中で一番怖かったのがパブロ入りの編成のチームで、もしパブロに自陣側に抜けられると対策が難しいので、「このチームは怖いね」という話はしていました。ただ、そのチームを1回戦で別のチームが倒してくれる形になったので、自分たちとしてはラッキーでしたね。
 
――代表決定トーナメントは準決勝のCool&Coolとの試合が、かなりヒヤヒヤする展開でした。
あとばる:まぁ、あれは僕がヒヤヒヤさせたんですけど。
 
――自分がヒヤヒヤさせたというのはちょっとミスがあった?
あとばる:1戦目のハコフグ倉庫で、わりとダメなスーパージャンプをやっちゃったりとか(笑)。
 
ダイナモン:ああ~(笑)。
 
――なるほど(笑)。ただ、オンライン大会を勝ち抜いたことで、チームとしてはかなり雰囲気よく全国大会に挑めたのでは?
あとばる:そうですね。全国の決勝の舞台に立っちゃったらもう楽しむしかないので。その前段階のオンライン予選というのを突破できたのは確かに雰囲気というか、力が抜けたという言い方もあれですけど、余計な力が抜けてやっと「楽しむぜ!」という流れにはなりましたね。
 


▲各地区大会とオンライン大会の様子はコチラの動画をチェック!

 
――全国大会での入場のときにカメラに変顔してましたけど、それも楽しむ気持ちの表れだった?(笑)
あとばる:あれはやれって言われたんですよ(笑)。
 
――誰に言われたんです? 西澤さん(カラマリのチームメイト。プレーヤー名は2438がくえん。吉本興業所属の芸人でもある)ですか?
あとばる:西澤さんに、「やっていこう」って言われて。試合よりも、あの変顔をする場面が一番緊張しました(笑)。
 
――スベったらどうしようとか?
あとばる:一番怖かったです、そこが(笑)。
 
――なるほど(笑)。続いて、全国大会まではどういう準備をしていったのでしょうか?
ダイナモン:全国大会の直前は当然、自分たちで練習していたんですけど、地区大会が終わったあとは、別の地区大会に出るチームだとか、オンライン予選に出る人だとかの練習に付き合いながら自分たちでも立ち回りを確認していく感じでした。
 
――いわゆる対抗戦のような形で実践を繰り返していったと。
ダイナモン:そうですね。予定が合えば試合するという形でした。北陸地区の代表になったAnti Popさんとか、オンライン大会の代表決定トーナメントであとばるさんたちと戦ったCool&Coolさんとかは、けっこう試合しましたね。
 
――あとばるさんたちはオンライン大会で代表になってから全国大会まで2週間と期間は短かったですけど、チームとしてどういう準備を?
あとばる:僕たちは全国大会出場を決めた最後のチームだったので、ほかのチームに比べて一番経験値が新鮮といいますか、いまの環境でもっとも練度が上がっているのは自分たちだという自信がありました。なので、そんなに動きを変えるとかはなく、GGBOYZさんとか、えふわんけーきさん(本対談にも登場してくれたミリンケーキさんの所属チーム。ミリケーキさんの対談はコチラ!)といった全国大会に出場するチームとの練習試合を重ねていきました。
 その中で一番苦戦したのが、さっき言ったようにオンライン大会は相手にチャージャー入りのチームが多かったんですけど、全国大会ではチャージャー入りの編成をしているチームが少なかったので、そのあたりの対応を変えていくのに時間がかかった感じですね。
 
――確かにチャージャー入りのチームってほとんど見ない感じでしたもんね。
あとばる:そうですね。僕らの一回戦の相手だったヘラリストさんが唯一くらいだったので。
 


▲カラマリの1回戦の相手となった関東地区DAY1代表のヘラリスト。
YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」闘会議2019 DAY2 全国決勝大会2:58:41より引用

 
――試合の中でのチームとしての約束事のようなものは決めていたんでしょうか。
ダイナモン:うちは「しっかりみんな前に出よう」ということくらいでしたね。それこそ練習のときに負け越したことがあって、そのときが「少し引き目で戦っちゃっていたよね」みたいな反省点があったので、その負け方だけは本番ではやらないようにしようという話はしていました。
 
――前に出たほうが自分たちの強さを生かせると。あとばるさんたちはいかがでしょうか?
あとばる:最後まで勝ち筋を捨てないと言いますか。うちのチームは、どちらかというと打開のフェーズが多くて、とくに全国レベルのチーム相手だと、こちらから打開していかなきゃならないシーンが多かったんです。それで、たとえば「最後、ここは打開しないときついな」という場面でうまく敵を落として人数有利ができると、その瞬間に「ここで絶対になんとかしなきゃ」って突っ走って行くメンバーが多いんですよ、うちのチーム。
 でも、試合が終わったあとによくよく考えてみると、「あそこ、別に自分がどうにかしようと思って突っ込まなくてもよかったじゃん」みたいな反省点が多くて。「最後の最後まで冷静に考えて打開を合わせたりしましょう」ということは再三、言っていましたね。
 
――突っ込んでミスしたときのリスクを考えると、ということですよね。
あとばる:そうですね。そういう面で負けてしまったら後悔が残るので、そういう負け方だけはしないようにしようということは話していました。
 

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