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ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.7

ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.7


 
By ドブフクロウ
 
みなさんこんにちは、MtGライターのドブフクロウです。
 
先週末にはミシックインビテーショナルが開催されました。アメリカの大型ゲームコンベンション「PAX East」と併催される形で開催された本大会は、兼ねてよりWotCより告知されていたとおり「マジックのeスポーツプログラム」と呼ぶに相応しい熱狂の中で、本大会に招待された64名のプレイヤー—各国のトッププロたちとマジック内外問わず著名なストリーマー—が、総額100万ドル(約1億1100万円/2019年4月3日現在)を懸けて戦いました。
 

▲最強のマジック集団「Channel Fireball」の”総帥”ルイス・スコット=ヴァーガス(左)と、「StarCityGames.com」のカバレージマネージャーとして知られるセドリック・フィリップス(右)

マジック界のオールスターが大集結したこの戦いは3日間に渡って行われ、数々の名勝負を生み出しました。本戦の模様はカバレージとしてもアーカイブされており、記事や動画を通じてマジックの歴史に残る戦いの数々を見ることができるでしょう。
 
また、今回のミシックインビテーショナルでは『灯争大戦』の新カード情報もお披露目となりました。5月にリリースされる新セットで、忠誠度能力の他に常在型能力や誘発型能力を持ったプレインズウォーカーたちが登場します。
 

▲戦慄衆の将軍、リリアナ

▲無頼な扇動者、ティボルト

上記はトレイラームービーでも主人公感を惜しみなく披露してくれたリリアナ。そしてティボルトが強い!(ある意味ガッカリ?)
 
『灯争大戦』の情報解禁も相まって大盛況の中に幕を閉じたミシックインビテーショナル。今回は本イベントで活躍したデッキを見ていきましょう。
 

ミシックインビテーショナル

 
過剰とも言えるほどの豪華なプレイヤーたちが覇を競ったミシックインビテーショナル。そこで数多の強豪を打ち倒して見事に優勝の栄冠と賞金25万ドルを手にしたのは、イタリア最強のプレイヤーと呼び声高いアンドレア・メングッチ選手でした。
 

今回のミシックインビテーショナルでは、テーブルトップマジック(紙のカードを使用したマジック)でポピュラーなサイドボーディング込みのBO3(3本先取)形式ではなく、サイドボーディングを行わない代わりに2つのデッキを用いて戦う変則的なレギュレーションで行われました。
 
この特殊なルールにはプロたちも苦戦が強いられるかと思いきや、しっかりと勝利の栄冠を掴み取ったのはさすがと言わざるを得ません。
 

白単アグロ(使用者:アンドレア・メングッチ選手)
枚数 カード名(メインボード)
20 《平地》
4 《不屈の護衛》
4 《空渡りの野心家》
4 《短角獣の歩哨》
2 《錆色翼の隼》
4 《徴税人》
4 《ベナリアの軍司令》
4 《敬慕されるロクソドン》
4 《軍団の上陸》
4 《ベナリア史》
3 《不敗の陣形》
3 《議事会の裁き》

 
 
メングッチ選手が選択したデッキの一つは白単色のアグロデッキ。こうした小型のクリーチャーのみを採用したデッキのことを「ウィニーデッキ」と呼ぶことがあります。マジック以外のTCGでも使われることのあるこの「ウィニー」という固有名詞ですが、その由来は時の波にさらわれて実は誰にも分からないんだとか。何しろ少なくとも23年以上も前から世界中で愛好されているデッキなので、きっとこのアーキタイプに最初に「ウィニー」と名付けた人物もその理由までは覚えていないのかもしれませんね。
 
そんな信頼と実績あるこのデッキの基本戦略は「軽くて強いクリーチャーをたくさん出して殴る」という物量差に物を言わせてアグレッシブに戦うスタイル。白は軽量クリーチャーの質に恵まれている色なので、自然と白単色で組まれることも多いのも特徴の一つと言えます。どれだけ時代が変わり、スタンダードフォーマットのカードが入れ替わっても、一貫して環境に存在するアーキタイプです。
 

▲不屈の護衛

▲ベナリア史
▲敬慕されるロクソドン

現代の白ウィニーは過去のそれらと比較しても優秀なカードに恵まれており、《サバンナ・ライオン》にメリット能力がついた《不屈の護衛》や「並べて強化して殴る」というウィニーデッキの理想を1枚で体現する《ベナリア史》、そして全ての能力がデッキの方向性に噛み合っている《敬慕されるロクソドン》などが採用されています。
 
平成も終わろうというこんな時代だからこそ、逆にこうしたクラシカルな戦略がエモい(?)。もちろん強さも折り紙つきの世界チャンピオンのデッキ、まだウィニー戦略の爆発力を味わったことがない! という方は、ぜひ一度回してみてはいかがでしょうか?
 

 

ライター:ドブフクロウ

青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。
MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。

次回は4/10(水)更新!!

※画像はマジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトより引用しました。引用元URL:https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC1

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