デュエマ妄想構築録 vol.13-2 〜オーラ連鎖!チキチキジュデ・ルーカ!〜


By まつがん

1. 全メタミッツァイル

話は一週間ほど前に遡る。
 
前回の原稿を書き終えた私は、vol.13-2のデッキのアイデアに難航していた。
 
そんなとき、一つの発想が唐突に舞い降りたのである。
 
「すべてのデッキをメタることはできないだろうか?」
 
デュエマにはメタクリーチャーと呼ばれるクリーチャーたちが存在する。クリーチャーの踏み倒しや呪文の連打、墓地の悪用といったカード同士のシナジーによるスケールアップを咎める存在が。

▲デュエマ
「絶対王者!!
デュエキングパック」収録、
「異端流し オニカマス」
▲超天篇 第1弾
「新世界ガチ誕!
超GRとオレガ・オーラ!!」収録、
「音奏プーンギ」
▲デュエマ
「デュエマクエスト・パック
〜伝説の最強戦略12〜」収録、
「ポクチンちん」
▲デュエマ「夢の最&強!!
ツインパクト超No.1パック」収録、
「マグナム・ルピア/
クリムゾン・チャージャー」

だがメタゲーム上には様々なデッキがあり、さらにメタクリーチャーたちが咎めることができるのはそれぞれその能力に対応した特定のコンセプトだけなので、メタがうまく刺さるかどうかは構築段階でのメタゲーム読みの精度と、当たり運次第となってしまう。
 
しかも、仮に刺さるメタクリーチャーがデッキに入っていたとしても、相手のデッキが判明するまでそれを手札にキープし続けていなければならないという問題もある。
 
しかし、であるならば逆に。

▲超天篇第2弾「青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」収録、「バングリッドX7」

メタクリーチャーを状況に応じて《バングリッドX7》でマナから出せれば解決するのではないか?
 
そう、デッキに5〜6種類のクリティカルなメタクリーチャーを搭載しつつそれらをマナに置きながらゲームを進め、相手のデッキが判明したところで《バングリッドX7》の力を借りれば、ハンドキープの問題は生じなくなる。
 
つまりどんなクリーチャーであってもマナから後出しできる《バングリッドX7》の登場により、「全メタ」というコンセプトが実現可能になったのだ。
 
そうと決まれば、あとはデッキに入れるメタクリーチャーを選定するだけである。

▲新1弾
「マジでB・A・Dなラビリンス!」
収録、
「正義の煌き オーリリア」
▲新4弾
「誕ジョー!マスター・ドルスザク!!
~無月の魔凰~」収録、
「”乱振”舞神 G・W・D」

《正義の煌き オーリリア》は、攻撃的なデッキであればほとんどの呪文を封殺できる最強クラスのメタクリーチャーだ。
 
さらに《”乱振”舞神 G・W・D》はメタクリーチャーというわけではないが、ジョーカーズなどの小型クリーチャーを中心としたデッキに対しては非常に有効である。

▲デュエマ
「100%新世界! 超GRパック100」収録、
「ポクタマたま」
▲デュエマ
「100%新世界! 超GRパック100」収録、
「イッコダス・ケイジ/種デスティニー」

《ポクタマたま》はGR召喚を頻繁に行うデッキであればデッキのスロットを圧迫することなく墓地対策を実現できる。
 
加えて 《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》を搭載しておけば、《卍 新世壊 卍》のケアもバッチリだ。

▲デュエマ
「絶対王者!! デュエキングパック」
収録、
「Dの牢閣 メメント守神宮」
▲超天篇第1弾
「新世界ガチ誕!
超GRとオレガ・オーラ!!」収録、
「BAKUOOON・ミッツァイル」

メタクリーチャーというわけではないが、速攻のケアとしてやはり《Dの牢閣 メメント守神宮》は欠かせない。
 
最後に《BAKUOOON・ミッツァイル》で不要なクリーチャーを打点へと変換すれば、メタクリーチャーで動きを縛られた相手はひとたまりもないはずだ。
 
かくして、『全メタミッツァイル』が完成したのだ!
 
『全メタミッツァイル』

枚数
カード名
4
《赤攻銀 カ・ダブラ》
4
《フェアリー・ライフ》
4 《ヘブンズ・フォース》
4
《ソイソイミー》
4
《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》
4
《バングリッドX7》
4 《正義の煌き オーリリア》
4 《Dの牢閣 メメント守神宮》
4 《”乱振”舞神 G・W・D》
4 《BAKUOOON・ミッツァイル》
超GRゾーン
2 《ドドド・ドーピードープ》
2 《鋼ド級 ダテンクウェールB》
2 《グッドルッキン・ブラボー》
2 《ソニーソニック》
2 《ロッキーロック》
2 《ポクタマたま》

 

こんなデッキが本当に回るのかはわからないが、強いカードしか入ってないからきっと最強だろう。やれやれ、これでようやく原稿から解放された……。
 
???「待てぃ!
 
!? 誰だ!?
 
デュエマ神「わしはデュエマ神。まったく、一体いつまで《バングリッドX7》と《BAKUOOON・ミッツァイル》で遊んでおるのじゃ……」
 
まつがん「しかし私はすべてをメタったデッキを開発しようとして、そのためには《バングリッドX7》と《BAKUOOON・ミッツァイル》が最適だと……」
 
デュエマ神「黙らっしゃい!何が『すべてをメタる』じゃ。こんなデッキ、《超戦龍覇 モルトNEXT》とか《轟く侵略 レッドゾーン》に轢かれて2秒で解体じゃわい!」
 
まつがん「!!!」
 
デュエマ神「よいか、《バングリッドX7》と《BAKUOOON・ミッツァイル》を使えば確かにメタに寄せた構築でもデッキとしての強度を上げることはできるじゃろう。だが、そもそもそれらのカードはポテンシャルが高すぎるために広い用途でも活用しうるというだけであり、本来はそんな使い方をしない方が強く使えるのではないか?」
 
まつがん「それは確かに……」
 
デュエマ神「メタよりも優先すべきはコンセプトなのじゃ!強いとわかりきったカードをこねくり回すだけでは二流……いまだ価値の定まらぬカードでコンセプトを作り上げ、価値を与えてこそ真のデッキビルダーと心得よ!」
 
まつがん「は……ははーっ!(土下座する)」
 
確かにメタクリーチャーの展開は消極的な行動であり、積極的にゲームの勝利を狙いにいくコンセプトとは真逆の思想となる。
 
しかし《バングリッドX7》や《BAKUOOON・ミッツァイル》は言ってしまえば他のカードが《旋風大好き ツルギーオ》32枚であってもデッキが成立してしまう。その意味で私は、これらのカードのカードパワーに甘えていたのかもしれない……。
 
かくして心の中に唐突に現れたデュエマ神によって諭された私は、迫りくる原稿の締め切りから目を背けつつ、『全メタ』を諦めて新たなコンセプトを作ることにしたのである。
 

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