【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×えとなが語る最新環境&世界大会~4~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×えとな 第4回】

あとばる×えとな対談第4回目!
 
今回も引き続き、えとな選手のGGBOYZが2連覇を達成した、世界大会『Splatoon 2 World Championship 2019』についてふたりに語ってもらったぞ。大接戦となった5戦目のフジツボスポーツクラブ戦を勝利できた要因とは? さっそく対談スタートだ!
 
えとな選手所属のGGBOYZが日本代表として出場し、北米・欧州・豪州の各代表と世界一の座をかけて争った『Splatoon 2 World Championship 2019』の試合は上のリンクから視聴可能。
 
なお、OPENREC.tvではあとばる選手のチームメイトである2438学園選手がゲストで出演。トッププレーヤーならではの深い解説を聞くことができるぞ!
 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。
えとな
第3回と第4回のスプラトゥーン甲子園連覇&アメリカのE3で開催された世界大会2年連続優勝の最強チームGGBOYZのメンバー。あらゆるブキをトップレベルの実力で使いこなすことのできる卓越したゲームセンスの持ち主で、どのルール・ステージでも柔軟に対応して戦うことができる。常勝軍団GGBOYZの強さを支える、世界最高峰のマルチウェポナーだ。

 

手に汗握る展開となったフジツボスポーツクラブ戦

――4戦目と5戦目はエリアでした。エリアは GGBOYZ的には自信のあるルールかなという印象があるんですけど。
えとな:そうですね。けっこう編成も安定していたので自信はありましたね。
 
――実際、4戦目のアジフライスタジアム戦は、ほぼ危なげない形で勝利しました。
えとな:そうですね。4試合目はいい感じで試合運びができたんですけど、次が怖かったですね。
 
――次のフジツボスポーツクラブ戦ですよね。GGBOYZが残りカウント1まで進めたところで相手にエリアを奪い返されて、そのあとGGBOYZ側のスペシャル打開が失敗してという展開になりましたけど、このスペシャル打開を失敗したあとってのは、けっこう焦りがあった?
えとな:かなりヤバかったですね。僕が復活した時点で相手の残りカウントが15くらいしかなくて、そこから最初にダイナモンがやられて、やまみっちーも相討ちになって、相手のほうがひとり多い2対3の状態になってたんですね。それで、スタート地点からエリアに行くまでに10カウントくらいは必要なので、僕がエリアに向かう頃にはもう残り5カウントくらいの状態になってて。
 


▲残りカウント1まで進めたGGBOYZだったが、そこから北米チームが脅威の追い上げを見せる。
(Splatoon 2 World Championship 2019 Finals 38:07より引用)

 
――あのまま逆転負けしていてもおかしくない展開でした。
えとな:ただ、ここで相手もちょっとミスったと思うんですよ。たぶんエリアの自軍側でセーフティーに塗っていれば、そのまま北米チームが勝てた展開だったと思うんですけど、このとき相手の2人が前に出てきてたんですね。
 そこをたいじさんが右から敵の注意を引いてくれて、2人がエリアへ戻ろうとしたところに、ちょうどリスポーンした僕が到着して、たまたま2人を倒せて、そのまま奥にいた残りの1人もやれてみたいな。本当にタイミングがうまく噛み合ったのかなという感じです。
 
――本当にギリギリの勝利でした。あとばるさんはこの5戦目はどう見ました?
あとばる:いやあ、熱かったですね。お互いによく打開しているなというのがずっと続いていて、最後も「ああ、これやべえな」と思ってたら、いつの間にかGGBOYZ側がポンポンと敵を落として、カウントを止めて勝ったという感じだったので、放送を見てるだけだと「え? いま誰が敵を倒したの!?」って感じで、全然状況がわからなかったので。
 
――放送だと、たいじ選手視点の映像になってましたもんね。
えとな:あそこは僕を映して欲しかったですよ。3枚連続で落としたんで(笑)。まあ、たいじさんが相手の注意を引きつけてくれていたおかげではあるんですけど。
あとばる:なので、この試合の一番の印象としては、最後のGGBOYZのカウントストップも含めて、お互いちゃんと打開を決めていてすごいなというのは思いましたね。
 


▲右でたいじ選手が敵の注意を引き、そこをえとな選手が攻撃! ギリギリのところで連続で敵を倒したことでGGBOYZが辛くも勝利をもぎとった。
(Splatoon 2 World Championship 2019 Finals 38:30より引用)

 
――えとなさんから「今回の海外勢は強い」という話もありましたけど、この試合を見てもやっぱり相当、北米チームは強かった?
あとばる:そうですね。たいぶしっかりしたチームだと思いますね。
 
――エリアの2試合ですが、どちらも北米代表はN-ZAPやスプラシューター、シャープマーカーといったわりと射程が短めなブキを多く採用していました。一方、GGBOYZはジェットスイーパーやエクスプロッシャー、L3リールガンといった北米チームと比べると射程が長めの編成でした。あとばる選手としては、この編成の差がエリアでの2連勝につながったとは感じますか?
あとばる:いや、正直こういうオフライン大会の場って、実は編成とかそこまで関係ないんですよ。もちろん、射程の長さの差のやりとりとかはあると思うんですけど、実力的にもけっこう拮抗していたので、変な話、どっちが上振れるっていうんですかね、どれだけ本来の力を発揮できるかっていう場だったんじゃないかとは思うので。
 


▲基本的にエリアは射程の長いブキのほうが強いとされているが、北米チームは比較的、射程が短めのブキを多く採用していた。
(Splatoon 2 World Championship 2019 Finals 28:06より引用)

 
――そういった部分で GGBOYZ の方が上回った?
あとばる:GGBOYZのほうが爆発して、うまく流れを持って行けたのかなとは感じましたね。
 

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