【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! 第3回

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!

あとばる×ゆっきー<3>

毎回イカしたプレイヤーを招き、大会で勝つための戦術や上手くなるためのポイントを聞きマクールテンタクールなコーナー。底抜けにウマいプレイヤーたちは、いったいどんな思考で『スプラトゥーン2』をプレーしているのか? これを読めばキミもトッププレイヤーになれるかも!?

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレイヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレイヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第3回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」準優勝など。チームLibalent Calamari所属。
ゆっきー
『スプラトゥーン』の勝ち方を知る理論派プレイヤー。その視野の広さと、状況判断能力の高さはスプラトゥーン界でも随一で、玄人たちの間では「第2回スプラトゥーン甲子園優勝のMVPはゆっきー」との声も多い。今年開催された「RAGE Splatoon2 Extreme」でも見事に優勝を果たすなど、いま最も注目されているプレイヤーのひとり。

 

ここまで2回お届けしてきた、あとばる×ゆっきー対談もいよいよ佳境! トッププレーヤーたちは普段の立ち回りでどんなことを意識しているのか? そして、プレッシャーのかかる大会で実力を発揮するための心得とは? 今回もウデマエアップの参考になる話がてんこ盛りだ!

「いつも以上の実力を出さない」ことが勝つためのヒケツ!?

――おふたりは、普段の立ち回りではどんなことを意識していますか?
あとばる味方との距離感ですね。近すぎても遠すぎてもダメで、自分がカバーに入れて、かつ味方がカバーできる距離感。前回も言った通り、うちのチームにはチャージャーがいるんですけど、ぼくはいつもチャージャーの射線が通る位置で戦うことを意識しています。


 そうすることでお互いのカバーが入るし、自分が前に出て敵のヘイトを引き付けてあげれば、チャージャーの人も敵を倒しやすいじゃないですか。見ず知らずの人とやるガチマッチでもそれは同じで、「このブキの人はここに立ちたいんだろうな」と思ったらそこは譲ってあげて、その人が一番立ち回りやすいであろう位置を維持しつつ、敵のヘイトを取りつつ、自分もキル取りつつ、ていう動きをしています。
 それって、言ってしまえば自分がちょっと無理な立ち回りをしてるんですけど、たとえ撃ち負けそうになっても味方のカバーが入りやすい位置にいることで、生存率を高めることができるんです。1対1に見せかけて2対1にするみたいな。そういう動きをしていますね。


――ゆっきーさんはいかがですか。
ゆっきー:普段の立ち回りで意識していることは……。
あとばる:直撃当てないとかじゃないの?
ゆっきー:あはは。ロングブラスターで?
――それはどういうことですか?
ゆっきー:ぼくは普段から、上振れ(成果や業績などが、当初の計画を上回ること。ここでは期待以上のプレーといった意味合い)を前提とした立ち回りはしないんですよ。
 たとえば、サッカーならドリブルで相手をごぼう抜きしてシュートを決めるのが1番かっこいいんですけど、そんなの絶対に毎回は決まらないじゃないですか。これって要は個人技に頼ったスーパープレーなわけで、それを前提にしちゃうと、一発勝負のトーナメントだと、だいたいベスト8くらいで負けちゃう。どうしても続かないんですよね。

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