TOP ニュース コロコロコミック500号記念企画!! 歴代編集長リレーインタビュー第3回【1987〜1991】創刊メンバー・3代目編集長/平山隆
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コロコロコミック500号記念企画!! 歴代編集長リレーインタビュー第3回【1987〜1991】創刊メンバー・3代目編集長/平山隆

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そして、時代は「ミニ四駆」と「ビックリマン」へ

——その写真を見てみたいです(笑)。福島さんの後を継いで、87年から3代目編集長になったのが平山さんですね。
 
その頃は、「ミニ四駆」と「ビックリマン」の人気がすごかった。僕が連載を起こした漫画で言えば、『おぼっちゃまくん』(小林よしのり先生)と『つるピカハゲ丸』(のむらしんぼ先生)はアニメ化もしました。
 
「ビックリマン」はね、次号予告がすごくカッコよくつくれるんですよ。どうしてかと言うと、画数の多い漢字を多用しているから。「聖魔大戦」なんて見開きでドカーンと載せると、すごい迫力があって見栄えするんですよね。
 

▲1988年10月号の表紙。『おぼっちゃまくん』と『つるピカハゲ丸』がセンターに!

——「ミニ四駆」と「ビックリマン」は社会的なブームとなりましたが、情報を発信する側としては、ブームを起こしているという意識はありましたか?
 
ブームになるものはね、子どものほうが先行しているんです。起こそうとして起きるものではなくて、ブームになりかける前に、コロコロが火にちょっとだけ油を注いでいるだけなんです。ただ、僕たちが誌面で紹介したり、イベントを開くことで、子どもたちがもっと楽しめるようにしたいとは思っていました。子どもたちと横並びで走るようなイメージです。
 
読者の子どもたちが、コロコロに載っている漫画やホビーに熱中して楽しんでいることがこちらに伝わると、編集者たちは励まされるような気持ちになったものです。
 

 
——ジ〜ン……!! 当時から子どもと同じ目線になって、コロコロをつくっていたんですね。
 
編集者はみんな、おもしろがりながら仕事をしていたと思いますよ。ファミコンブームの時なんかは、みんなして編集部でファミコンをやっていましたから(笑)。そんな環境だったからこそ、子どもと一緒におもしろがることができたんだろうと思います。
 

コロコロの源は『ドラえもん』


 
——編集長を退任したあと、コロコロを読む機会はありましたか?
 
送っていただくものもあり、気になってパラパラと拾い読みすることはあります。ただ、すいすいとは読めないですね。書いてあることがわからない。校了(※各ページの内容に問題がないかチェックすることだヨ!!)するつもりで、腰を据えて対峙して読めば、わかると思いますけど……。でも、僕らの世代(=70歳)がわかるようなものを載せていてはいけないんじゃないの、という気はします。
 
なぜなら、「ビックリマン」を取り上げようと思った理由の一つに「わからない」というのがあったから。シールの裏面に、世界観やキャラクターの紹介が書いてあるでしょう。あれ、子どもたちにはわかるんだけど、大人には何を言っているのかわからないんですよ。そこにこそ、ヒットする“何か”がある。子どもたちだけの“場”が出来ているということなんです。
 
——子どもたちだけが知る、共通言語のようなものですね。
 
そうそう。「ミニ四駆」だってそうでしょう。トルクがどうとか、ベアリングローラーとか、マスダンパーとか。
 

▲編集部在籍時のブームなど、各トピックスを直筆で書いてきてくださった。超貴重な資料だぜ!! 「ガンプラ」「SDガンダム」など、他誌を思い起こさせるキーワードも……

——『コロコロコミックのひみつ 公式ファンブック』(キクチ師範代+コロコロ公式ファンブック制作チーム)では、編集長時代の平山さんが、イベント会場で子どもたちにサインや握手を求められたエピソードが載っています。笑顔の子どもたちを目の当たりにして、どのようなことを感じましたか?
 
子どもの生活のなかで、コロコロコミックはお祭りのような存在になっているのだと思いました。毎月15日に開かれる、縁日のようなものですね。漫画だったり、おもちゃだったり、縁日の屋台のようにいろいろなことが載っていて。そんな毎月の楽しみなんだと。
 
(※手元を見て)これ、最新号ですか? コロコロには、表紙のどこかに、誌面のどこかに、ずーっとドラえもんがいますよね。それが、他の漫画誌との一番の違いだと思います。安心感があります。おもしろいというだけではなくて、毎週アニメが放送されて、毎月コロコロに載って、毎年3月には映画が公開されというのを、これだけ長く続けているわけですから。『ドラえもん』こそが、コロコロコミックを存在させている源だと思います。
 

 
千葉さんがよく言っていたのは、「継続は力なり」ということでした。雑誌というのは、ずっと出し続けられるとは限らない。途中で休刊・廃刊することだってあります。続けていくっていうのは、大変なことですよ。継続は力なり——500号と聞いて、改めて「本当にそうですね」と、コロコロコミックを創刊した千葉さんに伝えたいですね。


次回は4代目編集長の黒川和彦さん(91〜94年)が登場だ!! 担当編集を務めた藤子・F・不二雄先生や、ラジコンからミニ四駆へのブームの移り変わり、プラモデル、4コママンガ人気などのマル秘エピソードを聞いてきたぜ!! 楽しみに待っていてくれよな!!!!


さらに特大ボリュームで取材余話を掲載! なんと、“あの漫画家先生”も登場するぞ!! まだまだ読み足りないキミは「次のページへ!!」をクリックだァーーーッ!!!!
 

次のページへ!!(4/5)

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