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  • スクープ > コロコロコミック500号記念企画!! コロコロコミック歴代編集長インタビュー 第9回【2015-2019】9代目編集長/和田誠(まこ殿様)
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レベルファイブ・日野さんとの出会い

——対象年齢を超えたものを取り扱うという意味では、近年の『フォートナイト』に通ずるものがありますね。
 
そうですね。モンハンの時に「CERO」への考え方を編集部として固めたことが大きかったと思います。やっぱり、子どもたちが興味のあるものであれば、何でも取り上げていきたいというのが創刊時からの基本方針だと思っているので。壁があれば、しっかりとクリアした上で掲載しようというのはポリシーの一つです。
 
少し話が戻りますけど、編集部内がモンハンブームまっただ中の時に、とある福岡のゲーム会社の人から「今東京にいて、これからゲームの説明に行きたいのですが……」と連絡がありました。もう、ほとんど飛び込み営業に近い形でスーツケースを引きながらやってきたのが、レベルファイブの日野さん(=日野晃博/同社の代表でゲームクリエイター!)でした。
 

 
——おぉ……!
 
その時にプレゼンしてくださったゲームが、『イナズマイレブン』でした。日野さんとは初対面でしたが、「コロコロでゲームの紹介をしてください! 漫画連載もしてください!!」と、ぐいぐい来る感じで。
 
その後、何度もお越しになっては熱心にゲームの説明をしてくださって。こっちは佐上編集長と僕の二人で聞いていたんですけど、漫画の連載をお願いしますと言われて、佐上さんが珍しく「わかりました」と言ったんです。日野さんの熱に押されたのか、わからないですけど。
 
そうしたら、その翌日が「LEVEL5 VISION(レベルファイブ ビジョン)」という、新作発表会の日だったんですね。壇上で、日野さんが「コロコロコミックで『イナズマイレブン』の漫画化が決定しました!!」と言って、スクリーンに「漫画化決定」という文言が大きく映った瞬間、何も知らなかった編集部員は「えーーーーっ!?!?」とビックリして(笑)。でも、その時の日野さん、めちゃくちゃうれしそうでした。
 

▲『イナズマイレブン』連載開始前の予告ページ

——その後、和田さんは『イナズマイレブン』の担当者になったのでしょうか。
 
漫画の担当者とゲーム記事の担当者がそれぞれいて、僕は外部との交渉を担当していました。『イナズマイレブン』は、レベルファイブさんのほかにも、タカラトミーさんやテレビ東京さん、電通さんらと一緒に組んで世間に広めていったプロジェクトで、コロコロ外部の人たちと頻繁にやり取りをする必要がありました。
 
結果、『イナズマイレブン』はヒット作品になりましたが、それはチームプレーが成した結果で。それぞれの仕事を担当する内外部の人との綿密なコミュニケーションがあったからこそ、ヒットに結び付いたのだと思っています。
 
——ゲーム・ホビー・アニメ・漫画など、いわゆる“クロスメディア展開”の成功例ですね。
 
そうですね。最初の『イナズマイレブン』は、トータルで4・5年やりました。日野さんって、とてもクリエイティブな人で。加えて、後ろを振り返らない性格だから(笑)、やりたいことが次々に出てくるんです。
 
最初の『イナズマイレブン』で主人公が円堂くんから天馬くんに変わったこともそうですし、『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』、途中で『ガンダムAGE』があって『妖怪ウォッチ』と、いくつもの作品を発表して。コロコロは、その横をじっくり伴走させていただきました。
 

▲当時の記事。プラモシリーズは2019年4月から新シリーズが展開!

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