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ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.45 ~魂のこもった職人芸をとくと見よ!魂込めアグロ~

ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.45 ~魂のこもった職人芸をとくと見よ!魂込めアグロ~


By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
 
デュエマの新セット『謎のブラック・ボックス・パック』が盛り上がっていますね。マジックで最も有名なカードの一つである《Black Lotus》もデュエマに登場するそうですし……

▲《Black Lotus》。
マジックで例えると
挙動的には
《睡蓮の花》が近そうですね。
▲本家《Black Lotus》。
状態がいいものであれば
「郊外にファミリー向けのマンションが
1部屋買える」くらいの価値。

さすがに1ターン目に4マナ出るという狂った能力はある程度調整されています(元ネタになったカードは誇張抜きにそういう性能のカード。当然ほとんどのフォーマットで禁止カードに指定されている)。とはいえ、マジックプレイヤーとしてはこの《Black Lotus》が活躍しているところを見てみたいような気もしますね。無色の封印カードということもあってか「コマンド」によって封印を外すことはできませんが……と、脱線しましたね。
 
この『謎のブラック・ボックス・パック』の他にも、1月24日(金)に発売される新セット『テーロス環魂記』に収録される全カードリストも公開されました。

▲《自然の怒りのタイタン、ウーロ》

目玉神話レアはなんといってもこの《自然の怒りのタイタン、ウーロ》! 個人的にも使ってみたいカードランキング1位です。ただでさえ強い青緑にこんなに強いカードが追加されるなんて……カードが強くて色も強いのであればこの《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が使われない道理もありませんね。

▲《アスフォデルの灰色商人》

ただし、対抗馬として過去の『テーロス』ブロックで活躍していた黒単のフィニッシャー《アスフォデルの灰色商人》なんかも再録されているので、『エルドレインの王権』環境のように青緑一強環境となるかは分かりませんが。あるいはこれらのミッドレンジデッキの間隙を縫ってコントロールが活躍することもあるかもしれませんね。依然として《創案の火》も環境に残っていることですし。
 
今は環境予測が一番楽しい時期。みなさんもデッキアイディアは温まっていますか? もしかすると、あなたの考えたデッキが環境を支配することもある……かもしれません。
 
さて、最近のマジック界の動向を見てきたところで、今回は今月末に開催される国内トーナメント、グランプリ・名古屋2020の開催フォーマットである「パイオニア」のデッキリストを見ていきましょう!
 

Pioneer Preliminary – Jan 09, 2020

kanisterことピオトル・グロゴウスキ/Piotr Glogowski選手がMagic Online上で開催されたパイオニアのイベントで結果を残していました。使用していたデッキは「魂込めアグロ」と呼ばれるアーキタイプです。
 
ピオトル選手といえば昨年末開催されたミシックチャンピオンシップⅦで優勝を収め、24歳の若さでミリオンプレイヤーへと上り詰めた若手プレイヤーですが、さっそくパイオニアにも打ち込んでいるようです。
 
どのようなデッキなのか、早速リストを見ていきましょう!
 

「魂込めアグロ」(使用者:kanister選手)
枚数 カード名(メインボード)
4 《石とぐろの海蛇》
4 《ボーマットの急使》
4 《ジンジャーブルート》
2 《ギラプールの希望》
2 《湖に潜む者、エムリー》
4 《技量ある活性師》
2 《王家の跡継ぎ》
2 《頑固な否認》
2 《乱撃斬》
4 《爆片破》
1 《金属の叱責》
4 《幽霊火の刃》
4 《アーティファクトの魂込め》
4 《ダークスティールの城塞》
1 《島》
1 《山》
2 《変わり谷》
4 《シヴの浅瀬》
3 《産業の塔》
4 《尖塔断の運河》
2 《蒸気孔》
枚数 カード名(サイドボード)
2 《搭載歩行機械》
1 《潜水》
2 《霊気の疾風》
2 《溶岩コイル》
2 《霊気圏の収集艇》
2 《砕骨の巨人》
2 《金属の叱責》
2 《飛行機械の諜報網》

 

こちらのデッキは《アーティファクトの魂込め》というエンチャントをキーカードに据えたアグロデッキです。デッキには軽めのアーティファクトが大量に採用されており、これらに《魂込め》を付けることで最序盤から対戦相手のライフを削り、終盤には《爆片破》で一気にゲームを決めるという派手な挙動が売りのデッキです。

▲《アーティファクトの魂込め》
▲《爆片破》

この軽めのクリーチャー群、あるいは脇を固めるカードのチョイスにはプレイヤーの好みが出ますが、こちらのリストは『エルドレインの王権』のプレインズウォーカーである《王家の跡継ぎ》を採用しているのも特徴的。こちらは日本人プレイヤーにして最近の注目株、そして僕の会社の同僚“kk”こと加藤 健介選手が採用しはじめたカードです。

▲《王家の跡継ぎ》
▲《湖に潜む者、エムリー》

デッキは《湖に潜む者、エムリー》を採用したことで継戦能力を高め、かつ《王家の跡継ぎ》はこの《湖に潜む者、エムリー》ともシナジーを形成します。かつ、本人のツイートにもある通り、《ボーマットの急使》の能力のコストである「手札を捨てる」ことが《エムリー》によって軽減されており、デッキ全体が強固なシナジーを形成しています。
 
こちらのデッキは個人的にも非常に好きなデッキで、パイオニアフォーマットが制定された日からずっと一人で回していたのですが、まさか3マナのプレインズウォーカーや”召喚酔い”が重く見えなくもない《エムリー》がデッキにフィットしているとは思いもよりませんでした。というより、試す前から「まぁないだろ」と思い込んでいました……うーむ、やはりマジックがうまいプレイヤーはデッキに必要なパーツを見つけるのもうまいですね。
 
このデッキは名古屋の地でも活躍を見せてくれるでしょうか? 『テーロス環魂記』発売とグランプリ・名古屋2020、どちらもとても楽しみですね。
 

 

ライター:ドブフクロウ
 
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。
MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。

 

次回更新は2020年1/22(水)更新!!

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