【フォートナイト】「Green Leavesの本気で楽しまないと!」第6回 Shiras選手にインタビュー〈後編〉!!

スクアッドモードでのアジア1位、ソロモードでのアジア2位、ワールドカップの実況解説など、フォートナイトにおいて幅広く活躍しているプロゲーミングチーム「Green Leaves」がコロコロオンラインに登場!
 
新加入メンバーにより更なる飛躍が期待される「Green Leaves」が、注目のメンバーインタビューや、攻略情報などをお届け!
 
今回はGreen Leaves フォートナイト部門のリーダーを務めるShiras選手のインタビューの後半記事となります。



 
——最近、Shiras選手はフォートナイトワールドカップの解説などもやっていましたが、いかがでしたか。
 
Shiras:最初は本気で不安でした(笑)。隣に座っているのが岸さんと大和さんという経験豊富なキャスターだったので、足を引っ張らないように特に念入りに準備してました。
 
フォートナイトワールドカップの出場者って大体300人ちょいくらいなんですけど、プロ・アマ・クリエイティブ・ソロ・デュオの全ての出場者を事前に調べたんです。ただ中にはデータが全くない謎のプレイヤーも居たりしたので、事前準備は本当に必死の想いでした。
 
あと、地域によって知識量が変わるんですよね。EUって夜中の12時とか2時スタートの場合が多く、日本時間の大会が終わった後に見やすかったりするので、意外と知ってるプレイヤーがEUには多いんです。でもNAだと試合が始まるのが朝6時とか7時。だからNAはEUほど大会を見てる時間は多くなくて、そうなるとどうしても知識がバラけてしまいます。事前に情報を仕入れてる段階では凄く不安でしたね。
 
でもいざ解説が始まって話してみると、自然と口から出てくるので問題はありませんでした。自分自身、人と話すのが好きだったので、解説は面白かったですね。またやりたいです。
 
——解説ができる選手は普段から練習をしているイメージがあります。Shiras選手は練習を行っていますか?
 
Shiras:基礎練習をメチャクチャしてます。基礎練が大好きなんです。
 
AIM練習、建築練習、編集練習。思いつく基礎練習は何でもやります。
 
ただ逆に応用練習はあまりしないです。応用練習って言うのは、例えば新しい建築テクニックとかですね。色んなゲームであると思うんですけど、70%成功するけど30%失敗するような、決まれば強い技みたいなものです。ただそういう応用カテゴリに入るような技も、時期によっては次第に基礎レベルに変化していきます。
 
例えば、昔は”横ジャン”っていう技が流行っていた時期があったんですが、当時は「失敗したら負けるからやらない」という思考でした。実際、100発100中で成功しているプレイヤーは殆ど居ませんでしたから。
 
しかしそういう技術って時期が経つと少しずつやり方が確立していって、応用から基礎になっていくんですね。できないとスタートラインに立てないみたいな。そういう意味で今は”横ジャン”は基礎の範囲になってるんで出来るようになってます。
 

 
——配信などを見てると、Shiras選手はクリエイティブマップをプレイしているイメージがあります。お気に入りのクリエイティブマップ(練習マップ)ってあったりしますか?
 
Shiras:お気に入りのマップというより、お気に入りのクリエイターはいます。
 
Raider464っていう人が作るマップがオススメです。この人ってマップ作成者として優秀なだけじゃなくて、建築編集も異常に早くて、しかも精確で、おまけにAIMも良いんです。
 
この人はプレイヤーとして凄く優秀だからか、作るマップもタメになります。
 
あとRaider464は2キー編集の開祖みたいなところがあって、2キー編集っていうのは用語のまま編集キーを2つ設定することを指すんですけど、デフォルトの編集キー1つと比べると速さが圧倒的に違うので、僕自身も影響を受けて2キー編集でプレイするようになりました。
 
——自分の長所と短所はなんだと思いますか?
 
Shiras:良い所は人に合わせたり、声とか周りを見る力とかが優れてると思います。調子が良い時とかは本当に周りを見れてるなと、自分で思ったりします。周りの報告とかも全部把握したり。
 
逆に短所は、個人でもチームゲームでもキルポテンシャルが弱いっていうのが明確な弱点だと思ってます。最近は結構改善されてきてますが、昔は本当に弱かったです。
 
あと長所とは少し違うかもしれませんが、相手や味方を分析することが僕の趣味ですね。例えばですけど、戦うタイミングとかの癖や、行くタイミングとか、どこの壁を壊すのが多いとか。相手の癖を先読みして、嫌がることをするのが得意ですね。
 
それで味方の動きも予想できるようになるので、指示出しとか、味方の先読みとかもできるようになって、動きも合わせられるようになりますね。だから最初に一緒にやる時はまず「好きに動いて~」って言います。それでまずは動きを観察して、特徴を捉えてから、合わせるということをやったりします。
 
——Shiras選手が尊敬していたり、好きなプレイヤーはいらっしゃいますか。
 
Shiras:Airwaksという海外の選手です。彼はソロはあんまり得意じゃないんですけど、デュオとかトリオに全振りしたような男で、実際デュオ・トリオの部門では絶対的な実績を上げ続けてる選手です。自分はこのプレイヤーが大好きですね。
 
——ライバルと感じてる選手はいらっしゃいますか。
 
Shiras:チームメイトとは常に切磋琢磨しているので、負けたくないっす!
 

 
——Green Leavesに加入して一年以上経ちました。この一年間はいかがでしたか?
 
Shiras:大会は常に嬉しさや楽しさはありますけど、やっぱりそれとは別の面で毎回毎回苦しいですよ。満足できない順位を取った時に自分と向き合うと、どうしてもネガティブになっちゃうじゃないですか。
 
何がダメだったのか、何が良かったのか。海外の大会を見て参考にして。
 
とりあえず一日だけ色々と考えて、反省します。それでどうにか自分なりに答えを見つけてから、翌日からは気持ちを切り替えます。
 
ただ自分が活躍して勝った時はマジで気持ちいいですね。そういうのがあると、辞められないです。最近ですとウィンターロイヤル デュオの最後の1分半で7キルしたことがあったんですけど、あの瞬間は凄く気持ち良かったです。フォートナイトの醍醐味です。
 
——今後の目標についてお話しいただけますか。
 
Shiras:今年の目標は選手でも活躍しつつ、選手以外の面でも色々と挑戦したいなと思ってます。例えばイベントへの出演や解説や配信などですね。コーチとかもやってみたいです。
 
自分は喋ったり、人と関わったりすることが好きなので。そういう自分の好きなところを活かしていきたいですね。


Shiras
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●Twitter
@Shiras___
ライター:gappo3
プロゲーミングチーム「Green Leaves」に所属し、ライターを兼任。選手に寄り添うインタビューをモットーに、丁寧に選手の一面を描いていきます。
●Twitter
https://twitter.com/gappo3gappo3

 

「Green Leavesの本気で楽しまないと!」バックナンバー

▲第1回
bykn選手にインタビュー〈前編〉!!

▲第2回
bykn選手にインタビュー〈後編〉!!

第3回
Metsuo選手にインタビュー〈前編〉!!

▲第4回
Metsuo選手にインタビュー〈後編〉!!

▲第5回
Shiras選手にインタビュー〈前編〉