【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第738回 編集部を作ろう!(3)

完成した、小さな出版社は……!

 カモのカモミが求める“小さな出版社”をテーマにした別荘作りが佳境を迎えている。

 出版社歴30年以上を誇る、酸いも甘いも嚙み分けた俺が“編集部っぽい”アイテムを厳選して完璧な配置を行っていったのである。そこにできたものが編集部でなくして……いったい何だというのかッ!?!

 ……いや、誰にもイチャモンを付けられていないのでそんなに興奮することもないんだけど(苦笑)、やっぱり編集部を作るとなると若かりし日のことをいろいろと思い出してしまって平常心じゃいられなくなるんだよねぇ……w

 たとえばだな。

 『ハッピーホームパラダイス』の別荘作りでは、最後の仕上げとして“家具磨き”に入り、置かれた家具にさまざまなエフェクトを付けていくわけよ。

 ↓こんな感じでね。

 せっせ!!w せっせっせ!!www

 そのときのコスチュームが↓こちらなんだけど……!

 編集部に、エプロンとほっかむりをした掃除のプロ……!! そんな状況を見てしまったら……ファミ通時代の明け方の編集部を思い出してしまうじゃないの!!!ww

 俺も他の編集者と同様、締切間際とか入稿日とか、はたまた会食で明け方まで飲んだくれてしまったときなどなど、さまざまな理由から会社の自席で夜を明かしたのよ。たぶん、平均して週に1回か2回は余裕で……w

 当時、俺は編集長をしていたので、上のスクショでカモミが座っている席みたいに部員の島からは独立した、壁とキャビネで仕切られた居酒屋の半個室みたいなスペースをあてがわれていた。よって、徹夜作業に疲れて眠くなったらオノレのスペースにダンボールを敷き、その上に寝袋を広げて、月刊マガジンを枕代わりにして寝ていたのである(苦笑)。部員の島からはちょっと離れているのでまわりに気を遣う必要もなく、驚くほど快適に寝られたことをいまでもよく覚えている。

 ……そう、空が白んでくる明け方までは。

 午前6時を回ると毎日欠かさず編集部に、業務用掃除機の大きな音が鳴り響いた。そのたびに眠りの浅い俺は、

 「うわあ!!! ビックリしたあ!!!(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)」

 と跳ね起きて泣きそうになっていたんだけど(アホ)、見ればそこにいたのは、ほっかむり&エプロン姿をした掃除のプロフェッショナルおばちゃんたち……。彼女たちは元気に業務用掃除機を振り回して、ガーガーゴーゴーと編集部のゴミを吸い込んでくれていたのである。

 俺はメインストリートとは離れた席だったし、すぐに起きてボーゼンとしていたのでよかったんだけど、椅子をいくつも並べて熟睡している連中はなかなか起きなくてタチが悪かったと思う。でもおばちゃんたちも慣れっこになっていて、寝ていようがナンだろうが気にせず、椅子を蹴散らすように縦横無尽に動いてミッションを完遂していた。あの泰然自若とした完璧な仕事は、見ていてじつに気持ちのいいものであった。

 ……なんてことを、家具磨きのコスチュームを見て思い出しちまったよww 懐かしいなあwww

 さて、そうこうしているうちに、すべての作業が終了したぞ。

 まず、いつもおざなりな庭だけど……!

 今回も、じつにテキトーwww 出版社っぽさ、ほぼゼロ!!www

 唯一、自転車通勤の人もいたなぁ……ってことを思い出して、申し訳程度にマウンテンバイクを2台置いてある。でもどちらかというと、田舎の観光地にある喫茶店って感じだけど……w

 ではでは、お待ちかねの編集部をご覧いただこう。

 まずは、内見会の様子から。

 おおおおお……!! ちょっと涙がにじんでくるレベルで、小さな出版社そのもの!!!>< 俺、こういうところでずっと仕事していたんだよなーーー!!

 さらに後日、

 「おたくの編集部、取材させてください!!」

 とカモミの別荘を再訪問して、写させてもらった写真が↓こちらです^^

 やっぱこの席がいいなww ちなみに編集長のイスだけ豪華(ゲーミングチェアだけど)になっているのも出版社あるあるのひとつw しかし、どうせならもっとどうぶつを呼んで賑やかな編集部にしたいのう。ちなみにカモミがいま座っている席に、俺のコラムによく登場していた中目黒目黒や江野本ぎずもといった、盟友と呼べる部下が座っていたのだ。

 もう1枚。

 こちらが完成形!! いまにも総務部の泉さん(実在の人物です)が駆け込んできて、

 「大塚君!! 配線工事するから机の下にモノを置いておかないでって全メールしたでしょ!!!(怒)

 なんて、怒って飛び込んできそうな雰囲気……ww

 この状態でカモミに納品したところ、

 うんうん。カモミとは、編集者としての年季が違うからな!! 完璧な仕事ができて、俺もうれしいよ!!

 そしてタクミライフに戻ってくると……!

 ニコがプロデュースするイベントの準備が着々と進行していた。これについても、近々記事にできるかなー!

 続く!

1年前の今日は?

 せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2021年3月28日の様子は↓こちらです。

 背後に不気味なウサギが……。ぴょんたろうが現れて、イースターの幕開けを告げたのがこの日でしたw

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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