「新人コミック大賞(児童部門)」レジェンド審査員の先生方から、次期審査員の先生方へのバトンメッセージ【むぎわらしんたろう・曽山一寿・松本しげのぶ・村瀬範行】


未来の人気漫画家を輩出する「小学館新人コミック大賞」!! 例年ならば、6月に受賞を祝した「授賞式」ならびに、審査員の先生たちと受賞者による「懇親会」を行うのが恒例行事であるものの、今年は新型コロナウイルスの影響でどちらも中止に……。そこで、今年は特集記事3本による児童部門の「オンライン授賞式」を実施することに決定!
 
記事は「審査員&受賞者による座談会」「受賞者紹介」「レジェンド審査員の先生方から、次期審査員の先生方へのメッセージ」の3本だ! 普段なら表に出ない、門外不出のイベントや漫画の極意を垣間見る絶好のチャンス!! コロコロファンと漫画家を目指すみんなは、絶対に見逃さないでくれ!!!!


 
これは、「審査員の交代」という「コロコロ魂のバトン」——2019年度「新人コミック大賞(児童部門)」まで、長年にわたって審査員を務めた樫本学ヴ先生、沢田ユキオ先生、のむらしんぼ先生が、次期審査員を務める先生方にメッセージを贈る!!
 
さらに、むぎわらしんたろう先生と、新たに審査員に加わる曽山一寿先生、松本しげのぶ先生、村瀬範行先生からは、新コミ大賞審査員というバトンを受け取るにあたっての思いをつづったメッセージが届いたぞ!
 
本来であれば、長年にわたって審査員を務めてくださった先生方への労(ねぎら)いと、新審査員に就任した先生方へのお祝いを晴れ舞台で行いたかった! しかし、これは逆に、読者のみんなに審査員の交代=コロコロ作家の“魂の継承”を見届けてもらうチャンスだと、コロコロオンラインは考えた!!!! みんなのSNSでのコメントも待っているぜ!!!!
 

樫本学ヴ先生から、次期審査員の先生方へのメッセージ


<むぎわら先生>
長い間、一緒に審査員を務められたことを光栄に思います。楽しかったです。ありがとうございました。この賞が「藤子不二雄賞」だったという証を、是非むぎわら先生に継承していただけたらと思います。受賞者に、沢山、F先生のお話をしてあげてくださいね。
 
<曽山先生、松本先生、ムラッセ先生>
ずっとここ何年も、審査員はお三方に世代交代すべきだと思っておりました。まさに今のコロコロを代表する最強の審査員だと思います。きっと、みなさんのお名前を見て「賞に応募したい!」と思う方が沢山いると思います。いずれ新しい才能、物凄いセンス、圧倒的な若さの応募者に出会うときも来るかと思います。そのときは、悔しさにもんどりうってくださいね(笑)。でも、みなさんはその才能を跳ね返す、高い高い壁となれる方たちです。次の世代のコロコロを代表する作家を育てるつもりで頑張ってくださいね。
 

沢田ユキオ先生から、次期審査員の先生方へのメッセージ


<曽山一寿先生へ>
曽山先生は天才!! 第33回藤子不二雄賞の応募作「おやさい戦士ともゆき」から「なんと! でんぢゃらすじーさん」まで、「何か面白いことをしでかしてやるぞ~!!」っていう感性は全く変わっていないですねー。曽山先生は、その感性でどんな作品に注目し、どんな作品に、どんな評価をするのか!? それは、もうとてもとても……楽しみで仕方ないです。よろしくお願いしますね!!
 
<松本しげのぶ先生へ>
話ベタだけど、夢中になって話しているうちに熱い気持ちがどんどんこちらに伝わってきて……気が付けば手を握り合っている松本先生。ストーリー漫画からギャグ漫画まで、オールマイティに、作品の心情を一番深く汲み取ってくれるんじゃないかなー。楽しみにしています。よろしくお願いしますね!!
 
<村瀬範行先生へ>
次期審査員の先生方の中では、むぎわら先生と並びそれほど熱くもならず、とても冷静に審査してくれそうですねー。ボーッとしてるように見えるけど(失礼)、細部まで読みこんでくれる気がします。ゲームを含めて色んなホビーに造詣が深いことにも大いに期待!! 楽しみにしています。よろしくお願いしますね!!
 
<新審査員みなさんへのメッセージ>
新コミの審査員というのは最終選考作品の採点、評価が第1目的ではありますが、受賞された新人作家の皆さんと、コロコロ作家さんとの橋渡し的な役目も大事かと思っています。受賞者とコロコロ作家さんの顔を知っているのは編集の方の他に審査員しかいないんですから。
 
例えば、新年会のようにみんなが集まる場では、積極的に新人さんに声をかけ、作家さん仲間に入れてあげて下さい。もちろんコロコロブースで出会った時も同じ。よろしくお願いします!! それにしても、むぎわら先生を筆頭に新期3人の先生方はベストメンバー!! 期待しています!!
 

のむらしんぼ先生から、次期審査員の先生方へのメッセージ


ゲームも次世代! いよいよPS5がそこまで来ています! で、審査も次世代!!! 新たに審査員になられた諸先生の益々のパワフルエナジーを期待しています!!!
 
P.S. 思い起こせば、曽山先生がこの賞でみごと登竜門を通過したあの時、私も審査員に一人。氏の応募作を読んで大爆笑! ストーリー&ギャグという項目で、10点満点中9点を入れさせていただきました。ほんとは10点満点でもよかったのですが、他とのバランスでの忖度(そんたく)でしたwww てか、体操界でも、コマネチ選手が出るまでどんなに素晴らしい演技でも10点満点は出さなかった! それと同じです! 10点出ちゃったらもう後がないので……www


 
3先生からのメッセージを受けて、「第87回小学館新人コミック大賞(児童部門)」の審査員を務める、4人の先生からのコメントも届いているぞ! 次のページをクリック!!
 

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