11月20日、映画『STAND BY ME ドラえもん2』が公開される! コロコロオンラインでは、映画の封切りを記念した特集企画を実施するぞ! 八木・山崎両監督をはじめ、声優陣のみなさんや主題歌を歌う菅田将暉さんの独占スペシャルインタビューを掲載!! コロコロオンラインだけのインタビュー内容が盛りだくさんだぜ!!
結婚式から逃げる? そうこなくっちゃ!
――『STAND BY ME ドラえもん2』の公開、おめでとうございます! 続編決定の知らせがあった時のお気持ちを教えてください!!
そうこなくっちゃ、と思いました。
本当に関さんの仰る通りで。とても感動的な物語だったので、2ができるならうれしいなと思っていました。
――しかも、「のび太が結婚式から逃げる」という、ある種衝撃的な展開の物語です!
いやいや、でも、そこもね。そうこなくっちゃ、と思いましたよ。
――え、そうなんですか!?
だって、のび太が逃げなきゃ、ただの結婚式ですからね。のび太くんに逃げてもらわないと、我々の活躍する存在意義がなくなってしまいますから!
――まーた、そうやって真面目な顔して、おもしろいことを言うんですから(笑)。
最初に台本を読んで、自分は逃げない男でありたいなと思っていたんですけど、のび太くんの真意が後半にわかってくるじゃないですか。そこを知ってからは、のび太くんの気持ちも理解できるようになりました。
そうだよね、結婚したら、ほかの女の子とイチャイチャできなくなっちゃうからね。
のび太くんの真意、それじゃないですから(笑)。
え!? 遊べなくなっちゃうからでしょ!?
違う、違う! のび太くんは違いますよ。って、おれも違いますから(笑)。
長年の友情が垣間見える結婚式のシーン
――新恐竜の時のインタビュー同様、最初からフルスロットルですね(笑)。でも、真面目な話、のび太が逃げることでジャイアンとスネ夫が間を保たそうと、あれこれするじゃないですか。
「のび太、おれたちに任せとけ」みたいな心意気を感じますよね。大人になっても続く、彼らの友情に胸が熱くなったシーンです。
――今回、お二人は過去・現在・未来のスネ夫とジャイアンをそれぞれ演じていますが、過去と大人を演じる時というのは、演技にどのような差を付けているのでしょうか。
まず、スネ夫もジャイアンも大人の肉体になっていますから……。体のいろいろなところに変化が生じているわけです。
――はい(※声帯とか、そういう話かな。やっぱりトップ声優はすごい……!)。
我々も、大人の肉体でスネ夫とジャイアンを演じています。
――は、はい(※どういうことだ……!?)。
スネ夫は髪型も大きく変化していますしね。
――た、たしかに、ちょっとモジャモジャになっていましたけれども(※木村さんも乗ってきた!?)。
そのモジャモジャの感じって意識されたんですか?
してます、はい。
――どういうことですか、それ!?!?
なんというか、気持ちの問題にはなりますけどね。子どもの時には、鋭利な髪型だったのに対して、今回は丸い感じで……それは大人になって角が取れたという部分もあると思うんです。そういう印象を持った上で演じました。大人の肉体で。
――もっともらしいような、やっぱりふざけているような……! でも、未来のスネ夫はすごい常識人になっていますよね。一番大人に成長しているというか。
やっぱりスネ夫はセレブですから、責任感ある立場でいろいろな場で、たくさんの人と交流してきたと思うんです。そういうところが、大人としての彼の成長につながっているんじゃないかなぁ。台本には書いていないことですけどね。
――おお、説得力がすごい……! そういった部分を感じ取りながら、声を吹き込んでいるんですね。同じ「未来」つながりで話を進めると、大人ジャイアンの歌唱シーンが印象的でした。
歌が好きで、でも実力やスキルが伴っていないところは昔のままなんですけれど、どこか情緒があるというか。がむしゃら感が削ぎ落とされて、哀愁を漂わせながら歌うのかなというイメージで演技をしました。周りからしたら迷惑なのは変わりないんですけどね(笑)。
ベテランの音痴だもんね。
ベテランの音痴として歌いました(笑)。