【PS5発売日カウントダウン】PS4でやり残したタイトルはないか!? 『十三機兵防衛圏』【あと3日!】


PlayStation 5の発売まであと3日
 
世界中で大盛り上がりのPS5がそろそろ発売されるとあって、楽しみで眠れない日々をお過ごしの方もいるのではないか?
 
筆者はというと、応募した抽選でことごとく落選し、発売日のPS5入手が絶望的な状況で枕を濡らす毎日……。だが、せっかくなのでPS5が手に入るまでにPS4のタイトルを遊びつくしておこう
 
ということで、コロコロオンラインでは発売までのカウントダウンの意味も含めて、毎日「PS5を買うまでにあそんでおきたいPS4タイトル」を紹介していくぞ!
 
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PS5が手に入りそうな人も、そうでない人も、やり残したPS4タイトルがないか確認しておこう。
 
今回紹介するのはジュヴナイル群像劇本格SFアドベンチャー『十三機兵防衛圏』!
 

 
本作は、アトラス×ヴァニラウェアが贈る壮大で美麗なシミュレーションアドベンチャーゲーム。その完成度から、「日本ゲーム大賞 2019」のフューチャー部門、「日本ゲーム大賞 2020」の年間作品部門優秀賞を受賞している。
 
それだけでなく、日本SF界で権威ある賞とされる『星雲賞』にノミネートされるなど、SF作品としても高い評価を受けている大傑作だ。

ココがポイント!
・止め時を見失うテンポの良さ!
・爽快なシミュレーションバトル!
・ゲーム内資料が充実!

十三機兵防衛圏って?

本作で描かれるのは、複数の時代を舞台に13人の少年少女が織りなすSF群像劇。
 

▲80年代をメインに、過去・未来の時代でそれぞれ物語が展開する。

主人公である13人の少年少女は、「機兵」というロボットに乗り、人類の存亡をかけて戦うことになる。
 

ゲームは「崩壊編」「追想編」「究明編」の3つのパートに分かれ、それぞれ拠点を防衛し、敵をせん滅するバトル、13人の視点で進むアドベンチャー、登場した用語等を確認できるアーカイブとなっている。
 
「崩壊編」のバトルをクリアして「追想編」の新たな物語が解禁され、「究明編」で閲覧できる事柄が増える……といった流れでゲーム全体が進行していく。
 

先の展開が気になる!
謎が謎を呼ぶ追想編


本作の大きな特徴は、バトルパートとアドベンチャーパートがハッキリと分かれているところ。
 
「崩壊編」は本格的なシミュレーションバトルで、人類の存亡をかけた最後の戦いを描く。
 
「追想編」のアドベンチャーパートでは、13人の主人公が複雑に関係し合い、すべてを読み解くことで徐々に真相が明らかになっていく。
 

このふたつのパートがハッキリ分かれて存在していることで、
 
アドベンチャー→バトル→アドベンチャー→バトル……
 
という進行ではなく、
 
アドベンチャー→アドベンチャー→(文字を読むのに疲れたので)バトル→バトル→アドベンチャー→……
 
のように、ある程度自分の好きなタイミングで進行していくことができる。
 
個人的な意見だが、シミュレーションゲームというのは戦略性があって非常に面白いかわりに、いささか頭を使うので、
 
なんか今は考える気にならないな……
 
と、脳みそにエンジンが掛かるまで時間がかかるときがある。
 
バトルパートが強制的に挿入されるタイプの場合、そういった際にゲームを中断する要因のひとつとなってしまうことも。
 
十三機兵防衛圏』の場合は、読めるだけ「追想編」を読み進めて、解放されたシナリオを読み切ったらor気が向いたらのタイミングで「崩壊編」にのぞめるため、比較的プレイを継続しやすい。
 
というか、止め時が見つからない。
 
結局アドベンチャーパートで大事なのはシナリオの良さなわけだが、本作はそれがすこぶる良いのである。
 
シナリオの良さは、どこを語ってもネタバレになってしまうので、下記の動画のようなところで評価の高さをアピールするほかない。
 

 
この「追想編」は、追想という言葉から推測されるように、「崩壊編」に至るまでの物語で構成されている。
 
「崩壊編」で最終決戦の様子がチラ見せされることで、「なぜそうなったのか?」「この人たちの関係は?」といったことが気になり、「追想編」への興味にもなる。
 
サイドビュー形式で読み進めていく物語は、まずその圧倒的に美麗なビジュアルにくぎ付けになることうけあいだ。
 


そして、13人の主人公が複雑に絡んだシナリオは、1回のプレイが10分程度の短い時間に区切られ、謎や衝撃で非常に先が気になる展開ばかり。
 


会話の中で集めたキーワードについて考えたり、相手に投げかけたりできるシステム「クラウドシンク」も、ゲームならではのインタラクティブ性で物語への没入感を高めてくれる。
 

崩壊編で楽しめる
爽快シミュレーションバトル!


ひたすら謎が謎を呼ぶ展開が続く「追想編」だが、巨大ロボット「機兵」を操って敵の怪獣と戦う、ロマンと爽快感満点の「崩壊編」も忘れてはいけない。
 

バトルパートでは13人の中から毎回6人を選出し、敵をせん滅しつつ、「ターミナル」と呼ばれる拠点を防衛するのが目的。敵に合わせて4種類の「機兵」(近接格闘型・万能型・遠距離型・飛行支援型)からなる部隊を編成する。
 

戦闘中にもイベントシーンが挿入され、雰囲気を盛り上げてくれるのがうれしいところ。
 

システム的には、俯瞰視点のシンプルなデザインで構成された画面だが、大量に襲い来る敵の怪獣をいかにせん滅するか、という戦略性の高い戦闘が楽しめる。範囲攻撃で蹴散らしたときの爽快感はバツグン
 

強化・カスタマイズ要素があり理想の編成を追求していけるので、シンプルながら奥深く遊ぶことができる。
 
なお、カジュアル・ノーマル・ストロングと、3種類の難易度が用意されているので、シミュレーションゲームが苦手な人でも安心してプレイ可能!
 

ゲーム内資料が充実!
情報の整理ができる究明編

好きなタイミングで戦って、好きな順番でシナリオを読んで……と進めていくと、時系列も時代もそれぞれの主人公でバラバラな本作では高確率で混乱してしまう。
 
そんなときに、情報の整理に役立つのがアーカイブ機能「究明編」だ。
 
イベントを時系列順にリプレイしたり、「ミステリーファイル」であらゆる用語の解説を読んだりできる。
 
特にミステリーファイルは、物語の進行と共に人物や出来事にまつわる緻密な設定が開示され、かなりの読み応え。「究明編」のコンプリート率が100%になるころには、物語の全体像がだいたいつかめるようになっている。
 

▲ゲーム内に設定資料集があるような感覚

重要事項はもちろん、登場人物の持ち物など小物の解説も多く収録されていて、存分に世界観を堪能できるのが素晴らしい!
 


 
ヴァニラウェアが生み出す美麗なビジュアルと、タイムリープ、タイムトラベル、アンドロイド……といったキャッチーなワード。さらには巨大なロボット怪獣のロマンにホイホイと釣られてプレイした、ゴリゴリのSFに普段触れていない筆者のようなにわかでも、複雑なストーリーが理解できるように作られた『十三機兵防衛圏』。
 
筆者は止め時を見失いすぎて、クリアまでの約30時間を一瞬で“溶かして”しまった。余談だが、クリア後には本格的にSF沼にハマりたくなり、第一歩として『たったひとつの冴えたやりかた』を買いに走ったとか。
 
PS Storeでは、序盤がまるごと遊べる体験版も配信されているので、本格的なSFの面白さがぎゅっと詰まった本作をぜひ遊んでみてほしい!

序盤まるごと体験版はこちら!

作品概要
『十三機兵防衛圏』
■対応機種:PlayStation®4
■ジャンル:ドラマチックアドベンチャー
■プレイ人数:1人
 
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