基本ブロックで多彩なモチーフメカを創造! コトブキヤ新作プラモの「プログレスボディ」を先行レビュー

コトブキヤより「フレーム・アームズ」などのコトブキヤプラモデルをさらに強化、改造できる拡張プラモデルパーツ「M.S.G モデリングサポートグッズ」に“使いやすい基本ブロック”を持つデフォルメ素体「プログレスボディ」が9月に発売!

今回コロコロオンラインでは、そのテストショットを発売に先駆けて紹介! 造形や可動、変形機構などその魅力に迫っていく。さらに、現在発売中の「M.S.Gシリーズ」を使った改造例も公開していくぞ。

「M.S.G モデリングサポートグッズ」とは?

まず、「M.S.G モデリングサポートグッズ」について説明しておこう。本シリーズは、コトブキヤから展開されているオリジナルプラモデル。これまで「フレームアームズ」や「ヘキサギア」をコロコロオンラインでも紹介してきた。


「M.S.G モデリングサポートグッズ」はそれらシリーズのキットに装着できる武器やエフェクトパーツ、ディスプレイ用の台座などを中心に展開されている。本シリーズの魅力は「オリジナル機体や装備を作りやすい」、「キットごとに組み合わせることで、幅広い武装が作れる」ことだ。

今回紹介する「プログレスボディ」は「M.S.Gシリーズ」でも珍しい素体キットで、組み立てることでデフォルメロボットになり、飛行形態への変形機構も持っている。

「プログレスボディ」(素組)

「プログレスボディ」はグレーを基調としたカラーリングにシャープな線がカッコいいディフォルメロボットとなっている。背部には翼や推進装置が装着され、高い密度と造形力で表現されている。

大きさは約96mmの手のひらサイズ。筆者の作成時間は約1時間30分ほどで、サクサク作ることができるキットとなっている。

頭部のバイザーはクリアパーツで、瞳となる部分が設けられている。クールなバイザーで機械的な魅力が感じられ、瞳の造形を近くで見た時の満足感もアップ!

▲表情も細かく造形されている。

可動は首、肩、肘、手首、股関節、膝、足首とリアル等身のキットにも負けない広い可動域を持っている。特に「プログレスボデイ」の中核となるコアパーツによって、腕が大きくスイングできる。「プログレスボディ」の場合は、肩に寄せる可動が抜群で、武器の両手構えのようなポーズが取りやすい。

また、アーマーを組み替えれば、肩を大きく開いた状態にすることも可能だ。

▲肘の可動は90度ほど曲げられる
▲関節部はシンプルで保持力も抜群
▲脚部は大腿部がボールジョイントで広く可動する。膝は60度ほど可動できる
▲足首もボールジョイントで広く可動できる
▲翼はボールジョイントで柔軟に可動。ボール径は3㎜なので、ここも組み換え可能だ
▲角度を変えることで動きの流れが表現しやすい

アクションも柔軟な可動によって、カッコよく決めることができる。

▲アクションの幅を広げるために「ニューフライングベース」を使用

そして、飛行形態への変形が可能。パーツの付け替えなしで変形することができ、専用武器は各部に設けられている3mmジョイントによって装着位置を変えることができる。

コアパーツの高い柔軟性によってアグレッシブに変形シークエンスを移行でき、特に股関節部分は中央部を展開することで脚部パーツを飛行形態時の主翼にすることが可能となっている。

▲ロボット形態時はしっかりと合わさっている
▲中央部の展開によって、脚部を大きく動かす

また、機首のハッチも開閉ギミックを装備。内部のコックピットも細かく造形されている。

塗装見本

「プログレスボディ」を塗装したものを紹介。成型色に近いグレーとライトグレーを基本に全体を塗装し、胸部と腰部にはオレンジを塗装している。オレンジの塗装によって、印象的にパーツ演出ができた。また、ライトグレーによるパーツのグラデーションでより引き締まった印象にすることができた。

また、腕部と脚部のスリットなどはシルバー系のメタリックカラーを施した。動きのあるディスプレイでは、腕や足の向きによってスリット部分の色がアクセントとなってくれる。

次のページでは、「プログレスボディ」の改造例を紹介していくぞ。

商品概要
プログレスボディ

■発売月:9月
■価格:2,750円(税込)
■スケール:NON
■製品サイズ:全高約96mm
■製品仕様:プラモデル
■パーツ数:51~200
■詳細:https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000004138/
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※本レビューでは、テストショットキットを使用しております。実際の商品とは異なります。
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