デフォルメロボからティラノサウルスへ。力強さとかっこよさを備えたエヴォビースト「E-REX-S1 E-レックス」先行レビュー

コトブキヤより“かっこかわいい”デフォルメロボットプラモデル「エヴォロイド」が12月に発売!

今回コロコロオンラインでは、「エヴォロイド」の「E-REX-S1 E-レックス」テストショットを発売に先駆けて紹介! その造形や可動、変形機構などその魅力に迫っていく。さらに、現在発売中の「M.S.Gモデリング・サポート・グッズ」を使った改造例も公開していくぞ。

「エヴォロイド」とは?

「エヴォロイド」とは簡単組み立て、簡単変形ができる“かっこかわいい”デフォルメロボットプラモデルシリーズ。メカニックデザインは数々のロボットデザインを手がける大河原邦男氏が担当。動物や戦闘機など個性豊かな造形に加え、ロボット形態への変形が可能!

コア部分には、「プログレスボディ」と共通のパーツが使用され、フレームの増設や新たな変形機構の構築などの幅広い遊びが楽しめる。

今回紹介する「E-REX-S1 E-レックス」は、デフォルメロボットからティラノサウルスへ、差し替え無しで変形可能となっている。

「E-REX-S1 E-レックス」(素組)

「E-レックス」は赤を基調としたカラーリング。頭部は恐竜の意匠で存在感ある造形となっている。デフォルメロボット状態では、目や口など「人間らしさ」を感じさせるフェイスパーツが特徴的だ。

組み立て時間は約2時間ほどでサクサク作ることができる。大きさは約82mmの掌サイズで、飾りやすいサイズ感となっている。

本記事ではテストショットのため、成形色のみの色となっている。製品版では肩のエンブレムなどのシールが付属し、塗装なしでも色分けやディテールアップができる。

(※共通コア部分の成型色は、製品では「プログレスボディ」と同様のガンメタルとなります。)

フェイスパーツと頭部の瞳はクリアーレッドで表現されている。また、左右の角は脱着が可能で、頭頂部の飾りも別のパーツに差し替えができる。

鶏冠のような兜飾りや一本角のパーツの2種類あり、それぞれに違った印象の頭部にすることができる。

「E-レックス」の腕部は肩と上腕側面のパーツを外すことで、3mmジョイントに対応できる。肩のアーマー強化や腕にオプション武装を取り付けるなど幅広いカスタムができる。

脚部は「E-レックス」の力強さが窺える足や独特な逆関節のようなデザインが目を引く。また、大腿部側面にはジョイントが設けられ、武器のマウントなどができる。

付属の専用武器は近接専用の斧。側面にジョイント部分があり、「M.S.Gモデリング・サポート・グッズ」で拡張することもできる。また、刃の反対側は「E-レックス」のジョイントに対応し、本体にマウントすることができる。

可動範囲

共通コアパーツは「EVR-01A ジェットン」先行レビューで紹介したものと共通で、ブロック状の胸部と腰部分を形成する2つのユニットから構成されている。ブロックパーツは3㎜のジョイントを持つ四角いパーツの集合体で、パズルのように組み替えることができる。そして、腕の可動や変形機構を支える広い可動ができる。

可動範囲は共通コアパーツによって、広い肩口の可動に加え、肩、肘、手首の角度調整ができる。脚部は股関節、大腿部の左右への回転、膝、足首が可動。股関節と足首はボールジョイントとなっており、自由度の高い動きができる。

また、「E-レックス」は首パーツが左右への可動の他に上下に動かすことができる。顔を上に向けた状態が可能で、アクションの表情づけも広がる。

▲顔は真上まで向けることができる

▲肩口はボールジョイントで水平可動も充実。またアーマー部分は独自可動を備え、パーツの干渉を軽減している

▲股関節の水平可動は約90度。キックなどの足を上げたポーズが決めやすい

▲白いパーツが軸となり、赤の大腿部が左右に可動。体の向きに合わせた調整ができる

そのほか、可動部分には胸部のアーマーと背部のパーツ。それぞれ、ティラノサウルス形態では下顎、尻尾を形成する。

ここからはティラノサウルス形態を紹介。

ティラノサウルス形態への変形は差し替えなしで可能。デフォルメロボ形態での可動域を最大限に活かした変形は、ガラリと印象が変わる。特に下顎は共通コアの引き出し機構によって、スムーズかつインパクトのある機構となっている。

また、手の部分も3mm軸に対応したジョイントがあり、「M.S.Gモデリング・サポート・グッズ」を装着することもできる。

▲頭部は正面を真上にして、フェイスパーツを収納。展開した下顎と合わせることでティラノサウルスの迫力ある頭部に変形

▲腰部を展開し、前傾姿勢に。脚部の向きを調整することでバランスの整った造形になる

▲専用武器は背中にマウントが可能。肩口の柔軟な可動で腕を背中に回すことができる

では、ここからは塗装した見本を紹介。

「E-REX-S1 E-レックス」(塗装済み)

今回の塗装では、成形色の赤よりマルーンなどの少し暗めの赤を使用。白部分は成形色に近い色で塗ってみた。肩や腕の装飾にはガンメタルで色分けし、重厚感ある仕上がりとなった。

また、瞳のクリアーパーツは黄色で明るく塗装。目尻には黒を入れることで、瞳の存在感が増している。


▲共通コアパーツはガンメタルで塗装


▲頭部左右の角パーツの肉抜きはパテを埋め込んで補填


▲目尻に黒が入ることで、瞳の存在感が増す


▲脚部内側、足裏の肉抜きはパテで埋めて塗装。


▲専用武器は刃の部分をシルバーで塗装

ティラノサウルス形態でも目力のある頭部となり、より迫力あるカラーリングとなった。

アクションも充実稼働で思いのまま。また、大型の脚部は安定性抜群で片足立ち状態もでき、キックなどのアクションも可能。


▲武器を振るう姿も力強く表現できる


▲安定感ある脚部によってキック姿勢も決まる


▲足を広げてリラックスした体勢も

次のページでは「M.S.Gモデリング・サポート・グッズ」を使った作例を紹介。

商品概要
E-REX-S1 E-レックス
■発売月:2021年12月
■価格:2,860円(税込)
■スケール:NON
■製品サイズ:全高:82mm
■製品仕様:プラモデル
■パーツ数:51~200
■詳細:https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000004206/
■予約・購入ページ:

※本レビューでは、テストショットキットを使用しております。実際の商品とは異なります。
© KOTOBUKIYA