【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第743回 出会いと別れの季節に(2)

そこに現れたのは……!

 「3月23日のキャンプサイトに、思いもよらなかったどうぶつが現れた!!」

 と、前回の記事の最後で思わせぶりなことを綴っている。

 その記事に詳しいんだけど、我がルナステラ島のキャンプサイトって、稼働実績こそ月平均2回程度で、

 「しずえ、ちょっとええ加減にせいよ……(# ゚Д゚)」

 と、怒りに震えて案内所に駆け込みたくなるレベルではあるんだけど、“採用実績”という点においては非常に優秀なんじゃないかと評価をしている。

 というのも、俺が『あつ森』をプレイする前から、

 「絶対にこの3名は、自分の島の住民にしたい!!」

 と強く願っていた、1ごう、ジュン、リリアンという“3巨頭”は、すべてキャンプサイトでスカウト!!

 さらに、ペーター、ももこといった“超”が付く人気どうぶつもここで手に入れることに成功しているので、圧倒的な“量より質”を実践する施設となっているのである。

 そんな、ルナステラ島のキャンプサイトなんだけどね。

 昨年の10月15日にビンタを招いて以来、少々凪いだ時期が続いていた。

 とはいえ、チーフにアグネスといった、スカウトするかどうか心から悩まされるソロキャンパーも来ていたので、実力の片りんは覗かせていたように思う。

 しかし……!

 いまの充実したルナステラ島の住民を見ると、よっぽどの才能が現れない限り入れ替え戦は起こらないような気もしていた。

 だって、現在のメンバーって↓こんなですよw

・ヒノコ:俺とともに無人島に移住してきた最古参。ゆえに、永久住民の資格を獲得しているw
・メープル:島で2番目の古株。ルナステラ島の暗黒時代をビジュアル面で支えてくれた存在。
・1ごう:3巨頭のひとり。当然ながら永久住民の資格を持ち、俺が『あつ森』を続ける限り島から出て行くことはない。
・アポロ:『どうぶつの森』シリーズの象徴的どうぶつ。現在、島にいる唯一のコワイタイプの住民だ。
・ももこ:元気タイプの超人気リス。リリアンが加わったことにより以前ほどの存在感はないが……?
・ちゃちゃまる:『あつ森』から加わった新規どうぶつだが、いまやルナステラ島のムードメーカーとしてなくてはならない存在。圧倒的なかわいさで永久住民に。
・ジュン:3巨頭のひとりにして、ルナステラ島の男の子キャラNo.1! かわいらしいルックスとキザタイプの生意気な口調が絶妙なハーモニーを奏で、見る者を魅了している。
・ジャスミン:メープル1強だったふつうタイプに、突如殴り込みをかけた美人クマ。切れ長の凛々しい目つきと優しい口調にギャップがあり、見る者を魅(以下略)。
・リリアン:『どうぶつの森』の1作目から、俺的に“圧倒的No.1どうぶつ”だったのがこのリリアン。キャンプサイトで発見したときは、『あつ森』プレイ開始以来最大のヨロコビに包まれた。
・ビンタ:良くも悪くも“可もなく不可もなく”を地で行くぼんやりタイプの代表格。現在、ルナステラ島にぼんやりタイプはビンタしかいないので、貴重な戦力なのは間違いない。

 この中で動かせるのは……。

 よっぽどのどうぶつが来ないと無理だけど、ビンタ、ももこ、メープルあたりは、可能性がなきにしもあらずだろうか……?

 とはいえ、そうそう簡単に“よっぽどのこと”なんて起こらない。

 いまの10人のメンバーを動かせるとしたら、クリスチーヌ&フランソワ姉妹やビアンカなど『ハッピーホームパラダイス』でも接している綺麗どころと、ミッチェルのような期待のルーキー、そしてシベリアやジャックといった魅力的な男の子キャラくらいだろうか。

 そんな、3月23日のこと。

 朝の島内放送でしずえが、こんなことを告げてきた。

 お!! キャンプサイトか!!!

 時期はちょうど、出会いと別れのイベントがピークに達するであろう3月の後半--。そんな日に吹く春の風は、とびきりの邂逅と震えるような惜別を運んでくるものなんだよな……。

 「さて、誰が来たのかな~w たぶん、長らく島にいないオトナタイプだと思うけど」

 オトナタイプとなるとどうしても、オオカミのビアンカの顔が頭に浮かぶ。リゾートバイトで別荘を作ってあげたその日から、

 「いつか、ルナステラ島のキャンプサイトを訪問してね!!」

 と、会うたびに(画面に向かって)アピールしているのだ。

 そんな、美しいオオカミの顔を思い浮かべながらテントに入っていくと……!

 そこにいたのは……!!!

 オオカミ~~~ん……ww

 一瞬、ホントにビアンカを引いたんじゃないかと錯覚した。

 「え……! えええ!!?」

 キョドりながらもよく見ると、この子は……! 女オオカミではなく、男オオカミか……!!?

 「は、はうううう!!! となると、この美しいオオカミは……!!! もしや!!!!

 早鐘のように鳴る心臓を押さえながら(大丈夫か)、目の前のオオカミに話し掛けると……!!!

 うお……!!

 や、やっぱり……!!!

 このどうぶつはッッッ!!!!

 「うわあああああ!!!! シベリアやぁぁぁあああ!!!!www いつかルナステラ島に招きたいと思っていたシベリアに、キャンプサイトで遭遇できたぞぉぉぉおおお!!!!www

 なんとなんと!! まさかのシベリア!!!

 コワイタイプのどうぶつはアポロがいるので、キャンプサイトで引くのは難しいかなと思っていたんだけど……!! いやいやいやッ!!!(イヤじゃないけどw) このタイミングで訪ねてきてくれるとはね!!!

 し、しかも……!!

 ふた言目に、さっそく移住の相談!!?ww シベリア、かなり前のめりでルナステラ島に引っ越し希望なのかも!!?

 しかし、前述の通りいまの島には、ベストに近い10名のどうぶつが住んでいる。

 はたして、この“春の椿事”はどんな決着を見るのだろうか?

 続く。

1年前の今日は?

 せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2021年4月2日の様子は↓こちらです。

 流星群と桜をいっしょに撮りたくて、写真撮影で粘っていた思い出w

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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