【角満のエルデンリングプレイ日記34】決戦! 接ぎ木のゴドリック!(2)

ときには卑怯に

 いよいよ始まってしまった、ひとり目のデミゴッド“接ぎ木のゴドリック”とのガチンコバトル。

 ……ぶっちゃけ、スクショの撮影日を見ると“2022年3月7日”になっているので、いまから2ヵ月以上も前の出来事なんだけど……ゴドリックの印象は俺の脳内で、いささかも色褪せていないわ。

 “恐怖”という感情をそのまま形にしたかのような異形、多彩過ぎる攻撃、一撃の重さ、そして巨躯をものともしない目を見張るようなスピード……。

 どれをとっても“一級品のボスキャラ”以外のナニモノでもなく、先に対決したマルギットが近所の柴犬くらいに感じられるほど別格のオーラを放っていたのである。

 そんなゴドリックと、正々堂々、正面からぶつかり合うことができることの恍惚と不安……! 俺はこの巨人を、超えることができるのか? しかし倒さないことには、先に広がる広大無辺な『エルデンリング』の世界を堪能することはできないのである!

 「よし!! やってやるか!!!」

 気合の咆哮を発した俺は、まだまだ現役で活躍していた霊クラゲ君と、

 前回の記事で書いた俺の分身……のような女戦士、ネフェリ・ルーとともに斬り込んでいった。

 ……そう、「正々堂々とー」とか「恍惚と不安ガー」とかとか「気合の咆哮デー」なんてほざいていたくせに……やってることは3対1のハンディキャップマッチ!!!ww

 「いっせいに飛び込んで、シッチャカメッチャカにしろー!!ww」

 という、卑怯と言われればそれまでの、グンタイアリのような戦法なのでありました^^;

 しかし--。

 多勢に無勢をカタチにしたかった俺の思惑とは裏腹に……!

 このゴドリック、まあ強ぇのなんの……w

 ちょっとでも油断すると広範囲の攻撃がブチ当たって……!

 「YOU DIEDwwww」

 油断していなくても、ゴドリックの巨大なオノがかすっただけで……!

 「YOU DIEDwwww」

 何度、三途の川を渡らされたかわからないが、途中で俺は“あること”に気付いていた。キラキラ~~~……と粉になって消えていく我が分身を眺めながら、俺はそこに健在の霊クラゲ君とネフェリ・ルーに向かって吠えたのである。

 「この戦いは……いかに霊クラゲ君がゴドリックの注意を引き付け、いかにネフェリがダメージを与えてくれるかにかかっている!!! オマエら、もっとがんばれよ!!!>< 俺には何も期待するんじゃねえ!!!><

 いったい誰が主人公なのか、自分でもよくわからなくなってきた瞬間であった(苦笑)。

 でも、何度も何度もくり返し挑んでいるうちに、じょじょに立ち回りが煮詰まってきて……!

 あ!!! なんかムービーが入ったぞ……!! これはもしや……ゴドリックの断末魔の悲鳴なのでは!!!?

 !!!?!?!? なんか竜の力を取り込んで完全体になったみたいなんですけど!!!! ももも、もしかして……!

 「本番は、こっからぁぁぁぁあああ!!??」

 続くw

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
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