【角満のエルデンリングプレイ日記44】急成長と“赤獅子の炎”

強くなれた最大の要因

 前回は、長い旅路の中盤から後半にかけてたいへんお世話になった特大剣“グレートソード”や、戦技“霜踏み”を手に入れた“もっとも平和な時代”について書かせてもらった。

 ここで続々と優秀なアイテムや戦技を手に入れることができたことにより、その後の冒険がグッと楽になったわけだけど……それ以上に、

 「あの場所があったからこそ、いまの安定した日々がある!!」

 と確信しているのが“狩場”の存在だ。

 プレイを開始した当初は、

 嵐丘のボロ家の北側に、倒すと1000ルーンほどを必ず落とす巨人がいる広場があり、そこに入り浸ってはチビチビと小銭を集めてキャラの強化などを行っていた。……まあ、いまでこそ“小銭”なんて書いているけど、序盤の1000ルーンはとてつもない大金で、この場所を見つけたことでどれほど助けられたことか……!

 でもまもなく、ここで手に入るルーン程度では強化も買い物もビクともしなくなっちゃうんだけど……そんなとき!! 俺がたどり着いたのが↓この場所であった!!

 ヒラリ……ッ!!

 グッサァァァアアアアア!!!www

 「バンッ!!!!」

 パンパンパンパンッ……!!ww

 ……って、皆さんもうおわかりですね。

 そうここ!! ケイリッドの“ゲール砦の北”という祝福から近くの高台に上り、そこから下にある兵器に向かって一撃必殺の落下攻撃をすることで大量のルーンを稼げてしまう……という、序盤から中盤のプレイヤーにとっては宝の山と言うべきルーンじゃらじゃら地帯!!www 上のスクショにある通り、兵器といっしょにわらわらと集まって来る兵士も片っ端から倒してしまえば、1分足らずで4000ルーンくらい(俺がやっていた当時)は集金できたと思う。兵器と兵士を片付けたら、先ほどの祝福まで戻って速攻で触れるとあ~ら不思議、再び集金用の兵器と兵士が復活!

 「よっしゃ!! もう1周いくで~~~!!!www」

 と、霊馬にまたがって高台まで駆けて行き、落下攻撃→兵器撃破→兵士討伐……の流れを何度も何度もくり返し行った。これにより一気にレベルを上げることができて、その後しばらくのあいだ、かな~~~り楽に冒険を進められたのである。

 そしてその際にメチャクチャ助かったのが、上のスクショにある通り弱体化される前の霜踏みであった。1発足踏みすれば兵士はドミノ倒しのようにバタバタと昇天してくれたので、じつに効率のいいルーン稼ぎを実現してくれたのである。

 余談だが、霜踏みの弱体化を知ったのもこの場でルーン集めをしているときで、いつものように、

 「バンッ!!!!」

 と霜を踏んでもザコがぜんぜん倒れてくれず、

 「あ、あれ?? おっかしいな……。当たり所がヌルかったのだろうか……??」

 ってんで、何度も何度も足踏みをくり返すハメに……w さすがに「これはおかしい!!」ってんで調べたら下方修正がされたあとで、

 「お、俺の霜踏み天下……わずか3日ほどか……(((( ;゚Д゚)))

 と、涙にくれることになったのだ(苦笑)。

 とはいえ、霜踏みの弱体化を知ったこの場所で、それに代わる超強力な戦技が手に入れられたのも何かの導きだったのかもしれない。

 その日も、調子に乗ってルーン集めの周回を始めようとしたところ……!

 あ……! 霜踏みのときと同じく、見えないスカラベが大地を走ってる……!

 慎重にこれを倒して手に入ったのが……!

 霜踏み弱体後に、俺のメイン戦技として最後まで行動をともにすることになった“赤獅子の炎”であった!!

 そういう意味でもゲール砦北のルーン集めは、非常に意義深い“寄り道”だったのである。

 続く。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/

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