ZweiLanceのDMゼミナール 番外編 ~第2回デュエチューバーFES編~

By ZweiLance

 コロコロオンライン読者の皆様、ごきげんよう!!

 「DMゼミ」というコーナーで、皆さんにデュエル・マスターズの攻略情報をお届けしているZweiLance (ツヴァイランス) だ。

 今回はデュエチューブにて現在配信中の人気企画、「第2回デュエチューバーFES」について、総勢16名のデッキリストを元に、それぞれどんなデッキなのか、特徴や強みを解説していこうと思う。

 いわゆる「環境デッキ」と呼ばれるガチガチの人気構成から、面白くも勝ちを狙う独創的な初見殺しコンボまで、各参加者の個性が全面に出ているぞ。

 そのまま真似して組んでみるも良し。改造して強くするも良し。ぜひ、今後のデッキ構築ライフの参考にして欲しい。

 それでは早速見ていこう。

ZweiLance:4C邪王門


枚数
カード名
4 《極楽鳥》
4 《天災 デドダム》
2 《Disノメノン》
1 《単騎連射 マグナム》
3 《奇天烈 シャッフ》
4 《一王二命三眼槍》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
3 《鬼ヶ大王 ジャオウガ》
2 《Mの悪魔龍 リンネビーナス》
1 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》
1 《時の法皇 ミラダンテXII》
1 《蒼き団長 ドギラゴン剣》
3 《フェアリーの火の子祭》
2 《絶望と反魂と滅殺の決断》
1 《生命と大地と轟破の決断》
4 《百鬼の邪王門》

 

 こちらは先日の全国大会でも3位入賞を果たした「4C邪王門」というデッキを、新殿堂用に改造したものとなっている。

 能動的な動きこそやや出遅れがちなものの、各種「鬼エンド」+《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》による新環境トップクラスの受け性能を備えているため、後ほど紹介する「アポロヌス・ドラゲリオン」などの速いデッキには、非常に高い勝率が期待できる。

 そしてどれだけ劣勢でも、《鬼ヶ大王 ジャオウガ》さえ着地してしまえば突然のワンショットが狙える点も魅力的だ。

dotto:5Cコントロール


枚数
カード名
4 《天災 デドダム》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
2 《流星のガイアッシュ・カイザー》
4 《龍風混成 ザーディクリカ》
4 《覚醒連結 XXDDZ》
3 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
2 《SSS級天災 デッドダムド》
1 《時の法皇 ミラダンテXII》
1 《蒼き団長 ドギラゴン剣》
4 《フェアリー・ミラクル》
4 《ドラゴンズ・サイン》
1 《絶望と反魂と滅殺の決断》
2 《灰燼と天門の儀式》
4 《ロスト・Re:ソウル》

 

 前環境でお馴染みだった「5Cコントロール」も参戦だ。

 しかし一般的だった《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》などの採用はなく、《灰燼と天門の儀式》の採用枚数もやや少なめ。

 その分《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》+「革命チェンジ」のギミックや、《覚醒連結 XXDDZ》特化の大型クリーチャー配分など、新環境で様々なレンジのデッキに対応すべく、独自のチューニングが施されているようだ。

 1~2枚採用で様々なカードが採用されていることから「構築を読まれにくく、相手に勘違いをさせやすい」というのもこの構築の大きな強みと言えるだろう。

シモ:火自然RX


枚数
カード名
4 《ボルシャック・栄光・ルピア》
4 《王来英雄 モモキングRX》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
4 《ボルシャック・モモキングNEX》
4 《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
2 《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》
1 《メガ・マナロック・ドラゴン》
3 《ブランド
1 《蒼き団長 ドギラゴン剣》
4 《禁断竜王 Vol-Val-8》
2 《超竜バジュラズテラ》
3 《龍世界 ドラゴ大王》
4 《メンデルスゾーン》

 

 新弾の《ブランド 》と《ボルシャック・モモキングNEX》を主軸に、序盤から超大型ゲームエンド級ドラゴンを踏み倒していく、新種のドラゴンデッキだ。

 《ボルシャック・ドギラゴン》のような防御性能の高いカードはあまり採用せず、自分の動きに大分特化した、非常に破壊力のある構築となっており、《メンデルスゾーン》からの3ターンコンボ始動もあるため、あまりに驚異的。

 特に《超竜 バジュラズテラ》は、このデッキの登場でたちまち話題となった。

◆ドラ焼き:火光ライオネル.Star


枚数
カード名
3 《「正義星帝」》
4 《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》
4 《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》
4 《キャンベロ <レッゾ.Star>》
4 《邪王来混沌三眼鬼》
4 《アルカディアス・モモキング》
4 《ゲラッチョの心絵》
4 《カーネンの心絵》
4 《ルピア炎鬼の封》
4 《スロットンの心絵》
1 《ジョーカーズの心絵》

 

 新ギミックタマシードをふんだんに使った「火光ライオネル.Star」も参戦だ。

 かつての「JO退化」を彷彿とさせる《キャンベロ <レッゾ.Star>》や《アルカディアス・モモキング》の採用。流石にワンテンポ遅れてしまうものの、そのロック性能は今も健在だろう。

 特に注目なのが《ジョーカーズの心絵》の採用だ。

 今までは闇文明と《禁断英雄 モモキングダムX》を採用することで全体除去を行っていたこのデッキだが、このカードの登場でその必要性はなくなり、《スロットンの心絵》+《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》から大逆転することも現実的になっている。強力なリセット性能を持った新カードは、今後も採用が検討されそうだ。

flat-:ガイアハザード退化


枚数
カード名
4 《禁断英雄 モモキングダムX》
4 《天災 デドダム》
2 《Disジルコン》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
3 《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》
4 《自然の四君子 ガイアハザード》
4 《生魂転霊》
3 《地龍神の魔陣》
4 《絶望と反魂と滅殺の決断》
3 《闘争と成長の決断》
2 《新世界王の権威》
2 《新世界王の思想》
1 《新世界王の闘気》

 

 デッキタイプとしては自然火水闇のいわゆる「ガイアハザード退化」にあたる。

 《禁断英雄 モモキングダムX》の禁断スター進化により進化元となった《自然の四君子 ガイアハザード》を、あえて自爆させることで早期に登場させ、相手の行動を狭めていくコントロールデッキだ。

 構築の特徴としては《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》や《絶望と反魂と滅殺の決断》といった手札破壊カードが大量にされているところだろう。

 《自然の四君子 ガイアハザード》は前述の通り相手の行動を制限することが重要なので、それを突破されにくくするためにも、手札破壊は非常に有効なアプローチとなっている。

ヤマダ:ガイアハザード退化


枚数
カード名
4 《ベイB セガーレ》
4 《禁断英雄 モモキングダムX》
4 《天災 デドダム》
1 《Disジルコン》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
4 《自然の四君子 ガイアハザード》
4 《生魂転霊》
4 《地龍神の魔陣》
3 《闘争と成長の決断》
2 《絶望と反魂と滅殺の決断》
2 《新世界王の権威》
2 《新世界王の思想》
2 《新世界王の闘気》

 

 こちらも同様のデッキタイプだが、特徴的なのは《ベイB セガーレ》の大量採用

 同デッキに採用されている《闘争と成長の決断》を、《禁断英雄 モモキングダムX》が場にいない状況でも3コストで発動できる上に、火単の《我我我ガイアール・ブランド》速攻や5色デッキの最速《龍風混成 ザーディクリカ》などにも、あと一歩の1ターンを獲得しやすいのが強力だ。

ななやさん:MAX-Gジョラゴンワンショット


枚数
カード名
3 《ツクっちょ》
3 《霞み妖精ジャスミン》
4 《MAX-Gジョラゴン》
4 《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》
2 《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》
4 《モンキッド <ライゾウ.Star>》
2 《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》
2 《Duplicates of G.O.D.》
1 《フェアリー・ギフト》
4 《フェアリー・Re:ライフ》
4 《クレスト・EVO チャージャー》
4 《ライフプラン・Re:チャージャー》
3 《ジャスミンの地版》

 

 こちらは少し変わったギミックのデッキで、《MAX-Gジョラゴン》で《モンキッド <ライゾウ.Star>》の能力をコピーすると、進化クリーチャーを重ねる度に「このクリーチャーが出た時」の効果を使用できるという、ルールの抜け穴を突くような面白いコンボだ。

 1度効果が発動すると、瞬く間に進化獣が積み重なり、最終的には《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の効果と《Duplicates of G.O.D.》によって相手の全てを奪い去る、そんな恐ろしいワンショットとなっている。

 逆に言うとそのコンボに特化しているがゆえに、1度崩された態勢を整え直すのは少々難しいため、とにかくテンポが最重要。コンボの安定性を上げるための初動となるカードは、「これでもか」という枚数で採用されている。

前回王者 カワ:水闇自然イザナミテラス


枚数
カード名
4 《異端流し オニカマス》
4 《天災 デドダム》
4 《終末の時計 ザ・クロック》
2 《ウマキン☆プロジェクト》
4 《蒼狼の王妃 イザナミテラス》
1 《カンゼン邪器 <不明.鬼>》
4 《モンキッド <ライゾウ.Star>》
3 《CRYMAX ジャオウガ》
1 《聖鎧亜キング・アルカディアスP’S》
4 《フェアリー・Re:ライフ》
1 《絶望と反魂と滅殺の決断》
4 《ジャスミンの地版》
4 《ヴィオラの黒像》

 

 総勢16名の参加者の中でも特に異彩を放っているのがこのデッキだろう。

 デッキタイプとしては「水闇自然イザナミテラス」と呼ぶのが適切だろうか。

 特に強力なのが《蒼狼の王妃 イザナミテラス》から《モンキッド <ライゾウ.Star>》に進化、登場時効果で《CRYMAX ジャオウガ》を踏み倒し、その名の通りクライマックスを迎えてしまう超破壊的コンボ

 他にも《聖鎧亜キング・アルカディアスP’S》や《カンゼン邪器 <不明.鬼>》など、状況に応じたロック系の進化先へもアクセスできる構築となっており、入念な調整の跡が細部からも窺える。

 2連覇を成し遂げるだけのポテンシャルは十分にありそうだが、結末やいかに。。。

マッチー:ボルシャック


枚数
カード名
4 《ボルシャック・栄光・ルピア》
4 《王来英雄 モモキングRX》
4 《ボルシャック・モモキングNEX》
4 《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》
4 《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
1 《メガ・マナロック・ドラゴン》
1 《ボルシャック・サイバーエクス》
3 《ボルシャック・ドギラゴン》
4 《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》
4 《ボルシャック・決闘・ドラゴン》
1 《蒼き団長 ドギラゴン剣》
2 《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》
4 《メンデルスゾーン》

 

 こちらは《ブランド 》のデッキと基盤自体は似ているものの、いわゆる「正統派ボルシャックデッキ」となっている。

 特徴は何と言っても環境最高速の超マナ加速で、今回最大使用者数となった《ガイアハザード退化》のロックですら、ものともしない爆発力を兼ね備えている。

 マナさえ伸びてしまえば、あとは各種大型ボルシャックで信じられない打点によるワンショットが可能だ。

 ただし《ブランド 》の構築のような爆発的なゲーム展開はやや少なく、積極的に殴り合いに参加しないコンボデッキなどには、少しばかり苦戦を強いられるかもしれない。このように似たデッキタイプでも、全然違った性質を持っているのが現代デュエル・マスターズの奥深さだろう。

フェアリー:火水アポロヌス・ドラゲリオン


枚数
カード名
4 《飛ベル津バサ「曲通風」》
4 《ネ申・マニフェスト》
4 《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》
4 《終末の時計 ザ・クロック》
3 《ウェイボール <バイロン.Star>》
2 《ダイナボルト <ドギラ.Star>》
4 《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》
4 《禁断の轟速 レッドゾーンX》
2 《轟く侵略 レッドゾーン》
1 《SMAPON》
4 《シブキ将鬼の巻》
4 《アストラルの海幻》

 

 「火水アポロヌス」と呼ばれる、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を使った速攻デッキの最新型も参戦だ。

 元々は火自然で《ヘルコプ太の心絵》や《進化設計図》を使い、3ターン目に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を着地させる構築が基本だったが、最近は火水型となり、《終末の時計 ザ・クロック》によるカウンター性能や、《飛ベル津バサ「曲通風」》による対策性能に加え、《ネ申・マニフェスト》の「シンカパワー」を使ったテクニカルな攻撃も可能となった。

 特徴的なのが《ウェイボール <バイロン.Star>》の採用で、攻撃を中止してしまうデメリット効果も、このデッキにおいては貴重な手札補充源であり、流行りの手札破壊戦略にも強い耐性を獲得している。

ナツメ:ゼーロベン


枚数
カード名
4 《戦略のD・H アツト》
4 《困惑の影トラブル・アルケミスト》
4 《天災 デドダム》
4 《Disジルコン》
3 《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》
3 《Disカルセ・ドニー》
1 《神徒 メイプル-1》
4 《砕慄接続 グレイトフル・ベン》
2 《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》
1 《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》
3 《秩序の意志》
4 《闇王ゼーロ》
3 《新世界王の破壊》

 

 こちらは通称「ゼーロベン」と呼ばれる即死タイプのコンボデッキ。

 基本的な動きとしては、《困惑の影トラブル・アルケミスト》から大量にコンボパーツを回収し、すぐさま《闇王ゼーロ》をプレイして《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を着地させる。

 最終的には大量に増えたマナからディスタスを踏み倒すことで、即死コンボを決めてしまうという流れだ。

 新殿堂により立ち位置が良くなり一気に台頭し始めたデッキで、特に速攻デッキを受けるようなカウンター寄りの相手には滅法強く、同種のデッキにも速度勝負でも引けを取らない、まさに万能デッキだ。

カジュアる:火自然レクスターズビートダウン


枚数
カード名
4 《ヤッタレマン》
4 《Re:奪取 トップギア》
4 《モモキング -始丸-》
4 《カダブランプー》
4 《モモスター キャンベロ》
3 《モモスター モンキッド》
3 《モモキング -旅丸-》
2 《龍装者 バルチュリス》
4 《キャンベロ <レッゾ.Star>》
4 《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》
3 《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
1 《生命と大地と轟破の決断》

 

 シンプルかつ超パワフルな「火自然レクスターズビートダウン」も参戦だ。こちらは環境ではあまり見かけない、少し珍しいデッキタイプとなっている。

 《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》、《キャンベロ <レッゾ.Star>》という、2種の強力な「侵略」持ちスター進化を早期に踏み倒し、一気に高火力を押しつける構築となっている。

 特に《モモキング -始丸-》はどちらの「侵略」にも対応しているだけでなく、自身の登場時効果で「侵略」先を回収することもできるため、この戦略の鍵を握っているようだ。

 想像以上に多彩なルートでビートプランを組むことができるようで、かなり使用者のプレイスキルが問われる。現代デュエル・マスターズ入門デッキとしてもオススメできそうだ。

いちご:火水アポロヌス・ドラゲリオン


枚数
カード名
4 《飛ベル津バサ「曲通風」》
4 《ネ申・マニフェスト》
4 《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》
4 《終末の時計 ザ・クロック》
3 《ダイナボルト <ドギラ.Star>》
2 《超次元の王家》
4 《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》
4 《禁断の轟速 レッドゾーンX》
2 《轟く侵略 レッドゾーン》
1 《SMAPON》
4 《シブキ将鬼の巻》
4 《アストラルの海幻》

 

 こちらはフェアリー選手と同様の「火水アポロヌス」だが、《超次元の王家》を採用している点が非常に珍しい。

 序盤は手札交換として運用しつつ、中盤以降はサブアタッカーとして各種バイクに侵略できるため、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》によるコンボが難しいとなれば、切り替えて攻撃していく展開も期待できそうだ。

けみー:ガイアッシュ覇道


枚数
カード名
4 《天災 デドダム》
1 《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》
4 《一王二命三眼槍》
4 《流星のガイアッシュ・カイザー》
3 《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》
1 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
2 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
4 《勝利龍装 クラッシュ”覇道”》
4 《フェアリー・Re:ライフ》
2 《百鬼の天邪閣》
4 《ドンドン火噴くナウ》
2 《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》
1 《”必駆”蛮触礼亞》
4 《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》

 

 旧殿堂環境終盤でも強力なカウンターデッキとして話題となった「ガイアッシュ覇道」も、少し形を変えて参戦だ。

 特徴的なのが《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》の4投で、ターン終了時に墓地から《勝利龍装 クラッシュ”覇道”》を回収することで、事実上の無限EXターンを獲得することができる。

 そしてこのデッキは「相手の攻撃を受け切る」というところがまず絶対条件なので、その点もしっかりとカバーした《一王二命三眼槍》の4枚採用。

 まさに《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》には、このカードと合わせて《流星のガイアッシュ・カイザー》を着地させられるため、格好の得意対面と言えるだろう。

むーちゃん:ガイアハザード退化


枚数
カード名
4 《禁断英雄 モモキングダムX》
4 《天災 デドダム》
2 《Disジルコン》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
2 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
2 《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》
4 《自然の四君子 ガイアハザード》
4 《生魂転霊》
4 《地龍神の魔陣》
2 《絶望と反魂と滅殺の決断》
2 《闘争と成長の決断》
2 《新世界王の権威》
2 《新世界王の思想》
2 《新世界王の闘気》

 

 3名という最大使用者数になった「ガイアハザード退化」だが、一般的に広く知れ渡っている基盤は特にこの構築だろう。

 《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》の採用により、《自然の四君子 ガイアハザード》では対策しきれない、呪文のケアも怠らない。

 加えて《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を踏み倒せる超強力なシールド・トリガーでもあるので、《ベイB セガーレ》や《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》などとはまた違ったアプローチで速攻対策も万全と言える。

Vのもれ:MAX-Gジョラゴンコントロール


枚数
カード名
1 《光牙忍ハヤブサマル》
4 《ウマキン☆プロジェクト》
4 《MAX-Gジョラゴン》
4 《流星のガイアッシュ・カイザー》
2 《切札ジョー&ジョラゴン ー自由の物語ー》
2 《終末の監視者 ジ・ウォッチ》
4 《自然の四君子 ガイアハザード》
1 《フェアリー・ギフト》
4 《フェアリー・Re:ライフ》
1 《フェアリー・ライフ》
4 《地龍神の魔陣》
4 《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》
3 《クリスタル・メモリー》
2 《マンハッタンの心絵》

 

 こちらもななやさんと同じ《MAX-Gジョラゴン》を使ったデッキタイプだが、目指す先がワンショットではなく、コントロール戦略となっている。

 序盤のマナ加速から《流星のガイアッシュ・カイザー》、《MAX-Gジョラゴン》のそれぞれへと臨機応変に繋ぎ、最終的に《終末の監視者 ジ・ウォッチ》や《自然の四君子 ガイアハザード》といった大型ロッククリーチャーを大量展開し、ゲームの主導権を握る。

 特徴的なのは《マンハッタンの心絵》で、《MAX-Gジョラゴン》で能力をコピーしてお茶を濁せるのはもちろんのこと、コンボ系の相手に対して場に置いておくだけでも、致命的な打撃を与えることにもなる。


 以上、総勢16名のデッキリストを一気に見てもらったが、真似してみたい、改造してみたいデッキ構築はどれくらいあっただろうか?

 もちろんそれぞれ有利不利、得意不得意があるわけだが、「どれが優勝してもおかしくない」と筆者も本気で思っている。

 それくらい皆が本気で選んできた40枚であることは間違いない。ぜひ、参考にしてみて欲しい。

 さて、デュエチューブでは引き続き大会の様子が配信されており、いよいよ折り返しだがまだまだ名シーンの連続だ。

 ぜひ合わせてチェックしてみて欲しい。

 それではまた次回のDMゼミでお会いしよう。


ZweiLance:
デュエル・マスターズの超強豪プレイヤーにして、YouTubeの「ZweiLance Channel」でデュエル・マスターズに関するコンテンツを主に配信するYouTuber。『モルトNEXT』『デ・スザーク』『アナカラーデッドダムド』『オカルトアンダケイン』などの名手として知られ、競技デュエマにかける情熱は誰よりも熱い。主な戦績はグランプリ-7th3位入賞、日本一決定戦2018トップ8入賞、日本一決定戦2019出場権をDMPランキング上位枠で獲得など。
 
YouTube「ZweiLance Channel」:
https://www.youtube.com/channel/UCgo6OjaW8C8kghG0SHwMsJA

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