【カブトクワガタ日記】第4回 甲虫バトルの真髄とは?

『カブトクワガタ』のバトルモード!

 この日記の1回目で、

 「今後はなるべく、小さい子でも理解できる簡単な表現と短いテキストを心掛けて書いていこうと思います!」

 とブチ上げたくせに……これまでのところ、そんな公約は1ミリたりとも守られていない!!!ww こいつはアカン!!! 少なくとも、“スクショを中心にした短いテキスト”は意識していかないと……俺のほうがバテてしまうのが目に見えておる!!!><

 てなわけで、なるべく端的に、コンパクトな日記を心掛けていきたいと思っている。……ま、そんな決意を長々と書いている段階ですでに怪しくなってきているけどなw

 さて。

 今回はいよいよ、『カブトクワガタ』というゲームの真髄の一端、“甲虫バトル”について書いていきたい。このバトルと“育成”、あと……満載のツッコミどころが『カブトクワガタ』というゲームを支えているので、ちょっと詳しく書いていけたらと思う。

 とはいえ、下は3歳からプレイできるように設計されている『カブトクワガタ』なので、バトルシステムも至ってシンプルである。

 まず、↓このように虫が対峙したら……!

 それぞれの虫の“性格”で優劣の判定がくだされる。青は“れいせい”赤は“つよき”緑は“ちょうわ”を意味していて、その関係は……!

 ↑このようになっているのだ。つまり、赤は緑に勝ち、緑は青に勝ち、青は赤に勝つ……という三つ巴。ここでは、プレイヤー側のコクワガタが青で敵のノコギリクワガタが赤なので、

 「青の勝ち!」

 ってことになるのである。

 性格付けで勝つと強さのバロメーターである“元気”を減らして、相手の攻撃力を下げることができる。ここまでが大前提で、いよいよバトルが始まるのでありました。

 バトルシーンが↓これだ。

 画面下のルーレットで5種類の数字が回っている。これが、プレイヤーのコクワガタの攻撃力。ここでプレイヤーはボタンを押して、好きなところで止められるようになっている。要するに、“目押し”によって“56”のフルパワーで攻撃できることもあれば、ミスって“4”というへなちょこパンチになってしまうこともあるってわけ。

 でもここでは“48”を引くことができ、

 相手が“38”だったので、プレイヤー側の勝利。これにより……!

 ズドドドドドドドン!!!ww

 小さなコクワガタとは思えない強烈なブチかましが炸裂してダメージを入れることに成功した。

 ちなみに、虫の体力ゲージは5メモリあるけど、1発目の攻撃が入れば必ず4メモリ減らすことができる。そして勝負は、“2本先取したほうが勝ち”というルール……。ってことは、このメモリはふたつあれば十分なのではないか……とド素人の俺などは思ってしまうんだけど、そこはきっと、虫バトルならではの機微とかゲーム制作上の鉄の掟か何かがあって、このような仕様になっているんだと思う。確証はまったくないが、きっとそうだ。

 そして無事に2回目の攻撃も入れば……!

 きみのかち!!!

 ってことになる。

 せっかくなのでもうちょっとわかりやすいスクショをお見せすると、

 これ、敵の攻撃力が“23”に決まったところ。しかし我が軍のカブトムシの最高攻撃力は“20”しかない。ふつうに考えれば、ここで“詰み”である。

 しかし、体力ゲージの下に「B げんきアップ」というタブがあると思うんだけど……! これが、虫それぞれが持っている“スキル”ってやつ。“げんきアップ”は文字通り元気を増やす(つまり攻撃力を上げる)効果があるので、Bボタンを押すと……!!

 げんきが3ふえた!!

 ……“3”って言ってるけど、強さは100から130に上がっているんだよな(苦笑)。このへんも昆虫素人の俺では理由をうかがい知ることができないんだけど、深い意味があるのは確実である。

 でもこれで、攻撃力の最高値が“26”まで増えたので!!!

 目押し、ピッタリ!!!

 ズガガガガガガガンッ!!!www

 よっしゃ!!! 逆転勝利だぁぁぁああああ!!!ww

 とまあ、なかなかにして奥深い駆け引きが展開されるのである。

 とはいえ、スキルは土壇場に縋る最後の手段で、本来の虫の優劣はバトル前から決まっている……と考えてしまっていいだろう。……そう、自然界に存在する、

 「デカいほうが強い!!」

 という真理が、『カブトクワガタ』でも活かされているのだ。

 そのへんは、今後の連載で徐々に語っていきたいと思います。

 続く……って、やっぱり短くまとめられなかった(苦笑)

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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