【直撃インタビュー!】コロコロ表紙デザインを33年手がける佐々木多利爾さんの表紙デザイン製作秘話!!

超貴重! 2019年月刊コロコロコミック3月号のラフを大公開!

▲最新2019年月刊コロコロコミック3月号表紙デザインラフ。左はトレーシングペーパーをのせたラフ、左はトレーシングペーパーなし
▲カラー指定が入った表紙デザインラフ
▲これが完成……と思いきや、印刷所さんから出てきた初校(※編集者がデザインの確認をするために仮で印刷してみた用紙のこと)! ここから完成に向けて細かい修正を行う。
▲そして、こちらが完成デザイン! 細かい色指定や文字の配列の変更がされているぞ!

デザイン作業の詳しい様子はこちらから見れるぞ! デザイナーを志す人なら絶対見ておきたい動画だ!!

コロコロコミックの表紙デザインが生み出される佐々木多利爾さんの仕事を大公開!

▲ここが佐々木多利爾さんの仕事場。壁には佐々木さんが手がけたデザインや、気になったポスターなどが飾られている。
▲ここでコロコロコミックの表紙デザインが作られているのだ。

▲これまで手がけたデザインや格言などが貼られている。自分の好きなものを周りに置くようにしているとのこと。

▲佐々木さんも唸るすごいデザイン。デザイナーとしての探究心の強さが伺えます。

▲趣味はアート製作。発泡スチロールに、焼いた石でくぼみを作り、凸凹と重量感のある作品を製作しているそうです。奥のコンロと鍋は石を熱する時に使用するとのこと。
▲佐々木さんが制作した作品。石のような硬さを感じさせる独特の質感が特徴的だ。

——貴重な仕事場まで見せていただき、本当にありがとうございます。
最後に今後の目標をお聞かせください。

佐々木:「一つの雑誌の表紙デザイナーとして世界一長いキャリア」というギネス記録があるんですけど、現在の記録が「38年」なんです。

僕は33年間コロコロコミックを手がけていますので、あと5年でクリアできる。だから、これは絶対超えてやるって考えています。

—–ギネス記録!? 大きな目標ですね?

佐々木:ここまできたら、何か一つ残したいじゃないですか。

デザイナーになろうと決めたのも、「人を笑わせたい」ことからなんです。コロコロの表紙を続けられるのもなんでも楽しむ気持ちもありますが、やはり「人を笑わせられる」デザインを残したい想いが強いですね。

——貴重なお話、ありがとうございました。

佐々木:ありがとうございました。いつでもお仕事お待ちしております。

 

佐々木多利爾
デザイナー。1946年、宮城県鳴子温泉生まれ。岩手大学教育学部特設美術科卒業。グリーンスタンプ、印刷会社でデザインを学び、その後フリーランス。コロコロコミックの表紙デザインは1985年12月発売の1月号から現在まで、33年間担当されている。

 

代表デザイン
●「月刊コロコロコミック」表紙デザイン
●「ビックリマン」、「かっとばせ!キヨハラくん」、「ダッシュ! 四駆郎」、「爆走兄弟 レッツ&ゴー!!」、「爆走兄弟 レッツ&ゴー!! MAX」、「つるピカ ハゲ丸」、「おぼっちゃまくん」、「スーパーマリオくん」などコミックスカバーデザイン
●小学館児童誌「小学2年生」、「小学3年生」、「小学4年生」、「小学5年生」、「小学6年生」、「幼稚園」、「ベビーブック」表紙デザイン
●少年誌「週刊少年サンデー」ロゴデザイン

 

仕事、取材のご依頼はこちらに連絡ください
メール:otototo-g3@w3.dion.ne.jp

次のページでは、佐々木多利爾さんのコミックカバーデザインを紹介! あの作品も、この作品も実は佐々木多利爾さんが手がけていた!!(2/4)