デュエマ妄想構築録 vol.62-4 ~離れない侵略!パトファール・レッドゾーン!!~

By まつがん

 さて、前回は皆さんにカードの能力を予想してもらったわけだが、まずは正解を発表することとしよう。

 それが、こちらのカードだ!

▲アビス・レボリューション第3弾「魔覇革命」収録、《パトファール-P4/サイレント・サイレン》

 たった2マナで「離れない」効果を付与できる、だと……?

 さて、9月16日(土) に発売予定のアビス・レボリューション第3弾「魔覇革命」に収録される新カード、《パトファール-P4/サイレント・サイレン》。このカードを使ってどのようなデッキを組むべきか。

 といっても、今回は自分自身の先行研究が大量にある状態である。なぜなら「離れない」効果については、《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を使った「サーキュラー・サンマックス」の回で散々遊び尽くしたからだ。

 では、《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》と《パトファール-P4/サイレント・サイレン》との最大の相違点は何だろうか?

 それは「離れない」効果を持つ《パトファール-P4/サイレント・サイレン》のメイン部分がクリーチャーであることだ。

 さらに「離れない」効果はなるべく出たばかりのクリーチャーを離れなくしたい (大事なクリーチャーを先出しして返しで除去されてしまったら目も当てられない) ところ、《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を使う場合に要求される「守りたいクリーチャーを出しながら呪文を唱える」に対して、《パトファール-P4/サイレント・サイレン》が要求する「守りたいクリーチャーを出しながらクリーチャーを出す」は比較的実現しやすいコンセプトである。

 それでは「守りたいクリーチャーを出しながら《パトファール-P4/サイレント・サイレン》を出す」として、その手段には何を使えばいいだろうか?

 私が導き出した答えはこれだ。

▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《GOOOSOKU・ザボンバ》
▲「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」収録、《CAPTEEEN <ヘビポ.Star>》

 コマンド持ちの「マジボンバー」で出せばいいのでは???🤔🤔🤔

 《パトファール-P4/サイレント・サイレン》は2コストと軽いので、すべての「マジボンバー」持ちから出すことができる。

 さらにそれがスピードアタッカーないしは進化の「コマンド」であるならば、「侵略」によって即時大きな打点を作りながらそのクリーチャーを離れなくすることで、対戦相手の側がどうしようもない状態にすることができるのだ。

 想像してみて欲しい。「EXライフ」持ちに殴られるだけでも不快なのに、殴ってきたT・ブレイカーが「何をやっても離れませーん」とバトルゾーンに居座っている光景を。こめかみあたりの血管がピキってこないだろうか?そう、デュエル・マスターズは相手をピキらせたもん勝ちなのである。

▲「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」収録、《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
▲「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」収録、《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》

 「侵略」持ちとして最適なのはやはり《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》だろう。「アドバンスに逃げるな卑怯者!煉獄さんは (ry」というツッコミもあろうが、やはり無から3打点が生まれるというのは一度味わったら病みつきだ。

 また、「離れない」効果は《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》との関係では少し面白い挙動をする。

 《GOOOSOKU・ザボンバ》を出して即攻撃時に《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》に「侵略」させながら《パトファール-P4/サイレント・サイレン》で離れなくした場合、《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》はアンタップするものの《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》が剥がれずそのまま再び攻撃できるのだ。

 相手のシールドが5枚なら《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を剥がして《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》に「侵略」した方が打点が伸びるためあまり実用的ではないが、4枚の際には《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を維持した方が「G・ストライク」を完璧にケアできるというメリットもある。

 「離れない」効果は他にも様々なバグを引き起こしうるので、その点でも《パトファール-P4/サイレント・サイレン》は可能性に満ちていると言えそうだ。

▲「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」収録、《影速 ザ・トリッパー》
▲新2弾「マジでB・A・Dなラビリンス!!」収録、《正義の煌き オーリリア》

 また、起点が《GOOOSOKU・ザボンバ》と《CAPTEEEN <ヘビポ.Star>》の8枚だけだと引かないときに《永遠の無》のカードイラストの状態になってしまうので、《パトファール-P4/サイレント・サイレン》が闇マナも供給することを生かして《影速 ザ・トリッパー》も採用することで、「マジボンバー」のバリューを高めながら《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》に新たな役割を用意することができる。

 「2→4」の動きを重視した火光の「侵略」デッキなので、《GOOOSOKU・ザボンバ》からは出せないものの《正義の煌き オーリリア》は優秀なトリガーケアとして機能してくれそうだ。

 というわけで、できあがったのがこちらの「パトファール・レッドゾーン」だ!

 『パトファール・レッドゾーン』

枚数
カード名
メインデッキ
4 《一撃奪取 トップギア》
4 《Re:奪取 トップギア》
4 《Re:奪取 アクロアイト》
4 《パトファール-P4/サイレント・サイレン》
4 《影速 ザ・トリッパー》
3 《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》
1 《単騎連射 マグナム》
4 《正義の煌き オーリリア》
4 《GOOOSOKU・ザボンバ》
4 《CAPTEEEN <ヘビポ.Star>》
4 《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》
超次元ゾーン
4 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》

 

 このデッキが実際にどんな動きをするのか気になる方は、以下の動画で確かめてみて欲しい。

 さて、いかがだっただろうか。

 《パトファール-P4/サイレント・サイレン》が収録されているアビス・レボリューション第3弾「魔覇革命」は、9月16日(土) に発売予定だ。

 また、コロコロコミック10月号ではデュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。

 ではまた次回!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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次回更新は9/15(金)更新!!