デュエマ妄想構築録 vol.63-1 ~カワイイは正義!アシガ・ナテハ!!~

By まつがん

 恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック10月号はもう入手されただろうか?

 デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、10月に発売する「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」に関する情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。


 「大感謝祭 ビクトリーBEST」は「アビス」「サムライ」「ゴッド」「ハンター」「アウトレイジ」という5つの種族戦略を強化したが、それらの種族を持ちつつも、いまいちその種族のメイン戦略には噛み合わないカードも存在していた。

▲「大感謝祭 ビクトリーBEST」収録、《アシガ・ルピア》

 《アシガ・ルピア》。スマートフォンアプリ「デュエル・マスターズ プレイス」からの逆輸入 (効果はほんの少し異なるが) であるこのカードは、サムライではあるもののサムライデッキにはほぼ入らないであろう効果をしている。

 だが、「発動回数の制限なしに」「Aするたびにリソース移動を伴うBをする効果を」「わずか2マナで持っている」というのは、破格のポテンシャルであることは間違いない。

 では、《アシガ・ルピア》はどんなデッキに入れればいいのだろうか?

 私が導き出した答えは、これだ。

▲十王篇 第4弾「百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」収録、《黙示録、それはラグナロク》
▲「覚醒編 第1弾」収録、《光霊姫アレフティナ》

 《黙示録、それはラグナロク》と組み合わせると強いのでは???🤔🤔🤔

 《黙示録、それはラグナロク》は結果だけ見ればシールドを1枚増やすだけの効果だが、その過程で自分のシールドをすべて墓地に送るため、《アシガ・ルピア》がいる状況で唱えるとn枚のシールドが2n+1枚になる

 つまり5枚のシールドがあれば一気に11枚にまで増やせるので、《光霊姫アレフティナ》で一瞬でエクストラウィンできるという寸法だ。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『アシガ・ラグナロク』

枚数
カード名
4 《アシガ・ルピア》
4 《光霊姫アレフティナ》
4 《鳳翔竜機ワルキューレ・ルピア》
4 《未来の法皇 ミラダンテSF》
4 《ジャスティ・ルミナリエ》
4 《黙示録、それはラグナロク》
16 何か

 

 デッキにならん!!!😡😡😡

 《光霊姫アレフティナ》を出す難易度もさることながら、そもそも《黙示録、それはラグナロク》を唱えるのがムズすぎてうんち侍でござるというのがどうしようもなさすぎた。

 だが、ここで私は考えた。

 イージーに勝とうとするから、最終的にデッキにならないようなコンボに行き着いてしまう。

 そもそも、2コストのクリーチャーに何をそこまで期待する必要があるのか、という話だ。

 つまり逆にゲームを決定づけるコンボではなく、単に相性が良い程度のシナジーを組み合わせることで、《アシガ・ルピア》のポテンシャルを正常に発揮させることができるのではないか。

 そう、すなわち。

▲アビス・レボリューション 第2弾「忍邪乱武」収録、《ガ:ナテハ》

 《ガ:ナテハ》と組み合わせればいいのでは???🤔🤔🤔

 《ガ:ナテハ》は置いておくだけで毎ターンメクレイド8ができるカワイイ生き物 (ぬいぐるみの製作も発表されたほどだ) だが、シールドの消費が激しいのが難点だった。

 しかしそこに《アシガ・ルピア》がいれば、《ガ:ナテハ》がもちもちしたシールドを《アシガ・ルピア》がせっせと補給するという可愛さの永久機関が完成するのだ。

▲アビス・レボリューション 第1弾「双竜戦記」収録、《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》
▲「スタートWIN・スーパーデッキ 深淵の邪襲」収録、《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》

 《ガ:ナテハ》の「アビス・メクレイド8」を生かすなら、どんな相手にも早期に着地させられればそれだけで圧倒的に有利な盤面を作ることができる《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》は外せない。

 また、《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》は「アビス・メクレイド8」の試行回数を増やすことで《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》へのアクセス率を高めてくれる。

▲不死鳥編 第2弾「魔闘竜×機兵団」収録、《スローリー・チェーン》
▲十王篇 第2弾「爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!」収録、《BIRIBIRIII・ビリー》

 《スローリー・チェーン》は《アシガ・ルピア》がいればシールドを減らさずに発動できる。いつか突破されることに変わりはないが、「アビス・メクレイド」の都合上デッキ内のアビスの割合を高めざるをえないこのコンセプトでは、少ないスロットで効果的に相手の攻撃を止められるため重宝するだろう。

 《BIRIBIRIII・ビリー》は一見ノイズだが、「マジボンバー」で山札の上から《邪幽 ジャガイスト》を出した場合にも「自分の山札からクリーチャーが出た時」の能力が使えるという面白いシナジーがある。

 もちろん既に《邪幽 ジャガイスト》がバトルゾーンにいる状況で「マジボンバー」で山札の上から別のクリーチャーを出してもよい。光入りのアビスデッキを考える際には頭に入れておきたい組み合わせだ。あとこいつもよくわからん謎生物だし丸っこいしでマスコットの素質があると思う

 というわけで、できあがったのがこちらの「アシガ・ナテハ」だ!

 『アシガ・ナテハ』

枚数
カード名
4 《ド:ノラテップ》
4 《輝晶奇面アクロレイン》
4 《アシガ・ルピア》
4 《BIRIBIRIII・ビリー》
4 《ガ:ナテハ》
4 《ド:スモンマー》
4 《邪幽 ジャガイスト》
4 《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》
4 《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》
4 《スローリー・チェーン》

 

まつがん「《ガ:ナテハ》がぬいぐるみになるなら、第2弾は《BIRIBIRIII・ビリー》とかどうでしょう?」

デッドマン「《BIRIBIRIII・ビリー》!??いやーそれはちょっと……どうかな~」

▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《1、2、3、チームボンバーイェー!》

 可愛いだろ!!!😡😡😡

 ハッシュタグ「#ビリーごつごつぬいぐるみ」では皆様の《BIRIBIRIII・ビリー》への熱い思いをお待ちしておりません。

 ではまた次回!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
デュエマ妄想構築録vol.62バックナンバー
デュエマ妄想構築録 vol.62-1 ~唐突なワールドブレイク!ヘヴィ・ゴッドノヴァ!!~
デュエマ妄想構築録vol.63バックナンバー
デュエマ妄想構築録 vol.63-1 ~カワイイは正義!アシガ・ナテハ!!~

 

次回更新は9/22(金)更新!!